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『佐々井秀嶺師誕生会2022』

 去る2022年8月30日、インド・マハーラーシュトラ州ナーグプール市に於いて、仏教復興運動の指導者:佐々井秀嶺(インド国籍名アーリア・ナーガールジュナ)上人の誕生会が開催されました。
 それに先立つ8月27日、日本国内唯一の佐々井師公認支援団体「南天会」主催により、インドと日本をZOOMで結んだONLINE誕生会が行われました。〔当日のオープニング髙山MCは画像をクリック〕

日本の支援者とZOOMで語らう佐々井師と御説明する私

 続いて29日、車で片道3時間の村にある道場:正法記念堂の主宰者から招かれ、1日早い誕生会。

挨拶に訪れる仏教徒に「すまん、ちょっと休ませてくれ」
〈ド迫力の肉声動画(10秒)は画像をクリック〉

 そして、いよいよ8月30日『佐々井師誕生会』当日。会場となったナーグプールのインドーラ寺本堂に掲げられた壮年期の肖像画。

精悍さと凄み。まさに『野性のひと』

 開会に先立って、佐々井師の導きにより、仏教徒とスィク教徒とイスラム教徒が声を合わせ、パーリ語『五戒』(不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不飲酒)を唱和。一つ間違えば宗教紛争にすらなりかねないことを見事にまとめ上げられるのは、佐々井秀嶺師のカリスマ性あってこそ。

上段:五戒の唱和。下段:スィク教代表団、イスラム教徒の平和運動家氏と私

 感染拡大防止の点から参加者人数を抑えたとはいえ本堂内を埋め尽くした現代インドの仏教徒たち。

歓喜と感謝が人々を結集させる

 続いて、不似合いなほど可愛い系のバースデーケーキを囲み、僧侶たちによるパーリ語のお祈り。

可愛いのは上だけで下には特大が控えてます
インドの祝い事といえば「甘いものネジ込み」

 後半、世界的パンデミックの中での日本在住インド仏教徒との活動連帯を表彰していただきました。

右は北東部アルナーチャル・プラデーシュ出身の少女達

 夕刻からは、新たに開かれた施設『龍樹菩薩施療院』の開院式が行われました。コロナ禍の医療逼迫は低カーストを直撃、佐々井師の呼び掛けにより宗教と階級を越えた医師団が結成され、無料診察・無償奉仕の病院が開設されました。

賛同した医師団と篤志家たち

 翌31日も、誕生会の続編。開催場所をマンセル…佐々井師によって発見された南天鉄塔遺跡の地…に移し、より深く民衆の中へと入って行く。
とはいえ、その日は予定時刻より早く着いてしまったため、まずは休憩。

民衆に冗談を飛ばすバンテー・ジー(和尚さん)

 佐々井秀嶺師
「聞くところによると、日本では霊感商法などと呼ばれる〝盲信〟が相変わらず生き延びてるようだな。溺れる者が藁にもすがるのは人の性(さが)ではあるが、溺れてる人を狙って高い値段で藁を売り付ける者がいるのも、また人の世だ。藁にすがれば溺れるだけだが、目を閉じてしまえば、藁なのか、何なのか、見分けがつかなくなるだろ。それが盲信だ。ブッダが教えてくださったのは、しっかり目を開いて見ること。〝明知〟だよ」

 

 定刻となり、誕生会二日目の会場入り。
出迎えの仏教徒民衆がわれ先にと佐々井秀嶺師を礼拝。

マンセルの会場を埋め尽くした仏教徒たち
赤ちゃんをだっこして祝福を授ける

 最後に、30日のナーグプール誕生会に於いて、私が祝辞を述べた際の動画(Hindi。1分30秒)を紹介させていただきます。もろにカタカナ発音なのは冷や汗ものですが、民衆の暖かい心に支えられました。ご笑覧ください。
 和訳「如来等正覚、ならびに菩薩聖者アンベードカル博士に帰依し奉る。まず最初に、佐々井上人お誕生日おめでとうございます。そしてもう一つ、皆さんに朗報があります。今年4月14日、日本のインド大使館に於いて、史上初の公式行事『アンベードカル博士生誕祭』が開催されました。しかもその際、インド大使サンジャイ・クマール氏みずから〝ジャイ・ビーム〟と唱えたのです。つまり、皆さんが唱えるジャイ・ビームと、遠い日本から沸き起こるジャイ・ビームの声、これが一つになったのです。すべては、佐々井上人のおかげです。さあ、皆さん一緒に唱えましょう、ジャイ・ビーム!ジャイ・ビーム!ジャイ・ビーム!」

〈画像をクリック〉

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