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車輪の再発明という檻から抜け出せ#2022.9.20

おはようございます、長濱由成です。
僕が人生の中で最も得意なことが3日坊主なんですが、note書くの楽しすぎてどうやら発動しなさそうです。
#正直、奇跡w

はじめに

早速ですが、今まで人生の中で"車輪の再発明"という単語を聞いたことはないでしょうか?wikipediaによると、意味は以下の通りです。
#大学のレポートじゃないんでwiki使い倒しますw

「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を(知らずに、または意図的に無視して)再び一から作ること」を指すための 慣用句 。
出典:wikipedia

少し補足すると、車輪という人類の素晴らしい発明をもう一度することは意味ないよね~って感じです。よくアイデアの作り方を解説してるビジネス書とかに書かれてるイメージがあります。もはや定型文と化してる節もありますがw

しかし、"車輪の再発明"という概念には1個大きな落とし穴があって今日はその点について皆さんと考えてみたいと思います。

前提を疑う

そもそも、車輪の再発明を我々が普段の生活でしていないかといわれると、おそらくしています。それは学習という単語に置き換わった形で。例えば、数学の証明なんかが典型例です。三角形Aと三角形Bが相似であることをイチから考えて後で解法を習い、最適解を扱えるようになる。この一連の演習について国民全員当たり前のように受け入れていますが、一度証明されていることをわざわざもう一度イチから解く必要はないですよね。
#実際「なんで証明するん」ってキレてる人同級生に居ましたよね、はい僕ですw

意味ないやろって言いたくなるw

2つの視点から考える

さて、これ以上数学の証明問題にキレてても意味ないので話を戻します。

実際問題として車輪の再発明は悪なのかと聞かれたら即答で「悪じゃないです、むしろ善でーす」と答えます。理由は2つあってひとつは車輪が車(=時代)と合ってなさ過ぎてパンクしちゃったパターンです。
学術的には最も早いことが大切ですが、現実ではアイデアが早すぎて価値がなかったことなども沢山あるので意味がないわけではありません。

例を挙げると、実業家の堀江貴文さんは2005年、フジテレビを買収しに動きました。当時の堀江さんはインターネットとテレビが融合した形、サブスクリプション型のビジネスモデルを展開しようとしていたのです。しかし、当時の世の中は大反対。堀江さん率いるライブドア社の計画は頓挫しました。つまりこのアイデアは「死んだ車輪」だったのです。しかし、この発想は約20年後「生きる車輪」となります。
そう、Netflixの誕生です。皆さんが当たり前のように使っているNetflixというサービスは月額課金制の動画プラットフォームで、この構図は20年前の堀江さんと極めて似ています。もちろん直接的に関係はないでしょうが、似たような形のアイデアでも時代、状況、運によって生死が分かれるのです。

フジテレビはNetflixになり得たのか…

もうひとつの理由は、世の中のほとんどのアイデアが0→1ではなく何かの真似事にすぎないという点です。ニュートンの万有引力の発見・アインシュタインの相対性理論の形成など世の中を刷新するアイデアが目立つ一方で、世界にはたくさんの良い案をしっかりパクるという戦い方も多数存在します。例えばFacebookの「いいね」という機能。実はFacebookが普及する前から、Mixiやいくつかのサービスでは使われていました。しかし、いいね機能を本格活用したことでFacebookは世界最強のSNSとなりました。

アテンションエコノミーのはじまり、許すまじ
出典:https://ameblo.jp/908facebook/entry-11906566232.html

この話で大切なのは「いいね」という機能をパクったという事実ではありません。むしろ、再発明したものでも十分世界を変えれるし、わざわざ0→1で考える必要なんかないということです。

最後に

そろそろ結論です。前提として、世の中には車輪の再発明には極めて意味がない、無駄な行為であるという風潮が多数存在しています。しかし、世の中の仕組みを考えればむしろそれは稀有な考え方で、車輪の再発明をしてはいけないという発想こそが新たな車輪を生まない一番の理由なのです。あなたが創る新しい世界のためには、車輪の再発明をしてはいけないという檻から抜け出すことが一番の近道でしょう。

補足

今日紹介した車輪の再発明について言及している本と動画のリンク張っておきます。興味があればご覧になってください。
#動画はマジで5秒くらいしか言及していないのであまり期待しないでくださいw

今日も山口県からお送りしました~、また明日
長濱由成(Nagahama Yoshinari)

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