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AIと人間と仕事


身近なAI

AIと聞いて何を思い出しますか?

私の一番身近なAIと言えば、AIスピーカーの『アレクサ』ですね。
話しかけるとそれに対する返答はもちろん、問いかけた内容に対する情報を探してくれたり、テレビやエアコンをつけてくれたりします。家族かと思うぐらいみんなでアレクサに話しかけています。

他にもエアコンやロボット掃除機など、AIはいつの間にか私たちの生活に溶け込んでいます。

AIの席捲

医療からお菓子作りに至るまで、AIは様々な分野で活躍しています。

AIの形も進化しています。
ハイスペックなサーバを用意するオンプレミスが主流でしたが、スモールスタートで拡張性にも優れたクラウドAIの利用も拡大しています。
そしてクラウドとの連携を持たないエッジAIが昨今注目され、様々な状況下で導入がしやすい形状へと変化しています。

IT先進国の中国では85%の企業がAIの導入をしています。
日本でも、遠くない未来にはそのようになっているでしょう。

『AIが仕事を奪う』と以前から嘯かれていましたが、オックスフォード大学ではAIによって49%の仕事が無くなるという研究報告を出しています。

例えば、「事務職」の求人倍率は0.3倍程度。
人材不足と言われる中、非常に競争率の高い職種になっています。
これは単純作業、スピードが早いAIやbotの活用が多くみられていると考えられます。
今後AIは単純作業だけでなく複雑な学習もし、匠の技術も会得することが予想されています。


AIに仕事を奪われる!?

子供の頃に見た『映画ドラえもん のび太とブリキの迷宮』という映画をふと思い出しました。

内容は科学力に優れた世界ですべての仕事を機械にやらせ、人間が衰退し、機械に乗っ取られてしまうという話です。
子供の頃は鼻を垂らしながら「はぇ~」としか思っておりませんでしたが、今の現状を見ると「これはSF」と馬鹿にはできないですね。

では本当に『人間がやる事はなくなってしまうのか』と言うと
恐らく『そんなことはない』と思っています。
今のところAIより人間が優れているからです。

単純作業とスピードでは人間はAIに勝てませんが、そのAIを何にどう活用するかを考えることは人間の役割。
柔軟な発想から生まれるアイデアは人間がリードしています。

またコロナの影響で感じた人も多いかもしれませんが、コミュニケーションは人間にはどうしても必要な習慣です。
AIではその代役は務めるのは難しいでしょう。

そして、そもそも人は暇が苦手です。
何かしら忙しくする理由を見つけ、仕事を作る、そんな生き物ですよね。
現代より、江戸時代の方がスローな生活を送っていたらしいので、むしろ今より忙しくしている可能性すらあります。

AI社会で生きる

今やっている仕事の大半はもしかすると無くなるのかもしれません。

しかし、そのかわりに生まれる仕事もそれ以上に出てくる可能性が高いと思われます。
市場のニーズにアンテナを立てておけば、人間がAIにとってかわられるようなことは無いのではないでしょうか。

加えて「AIの知識」、「コミュニケーション力」、「発想力」
今後このようなスキルを持つことが、AI社会で生きていく上で助けになります。

AIが人の適性を判断して仕事を選ぶ時代は、案外すぐに来るかもしれません。それはまるでAIに使われてる構図のようにも見えますが
…まぁそこは深く考えないようにしておきましょう。

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