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短文日記 人がサンダルと靴下を合わせる理由

2023/6/26-2023/7/1

●6/26

渋谷で女子会。女子会といっても、取引先の女性担当のみなさんとの飲み会である。文化村の奥にある宇田川町のワインバルは落ち着いていていい。お互いに身の上話と仕事の話と最近見たエンタメの話をしたあと、最後に「マイベスト映画」の話題が持ち上がった(みんな映画の仕事をしているので)。苦悩するいい歳した女たち。それぞれが「今思い出したんですが…」とか、「最近見返したんですが…」とか、予防線を張りながらお気に入りの映画をあげていく。帰り道、「あー、あれも好きでした」とか、「家帰ったらあれ言えばよかったーって思いそう」とか、未練たらたらなことを言いながら帰る。
この会は、長いことやりとりをしていた取引先の女性が誘ってくれた。プロジェクト自体の打ち上げは何ヶ月か前にあったのだけど、私が不注意で足を捻挫して行けなかった。「こないだご一緒できなかったので…」とわざわざ仕切り直してくださった。ガメイのワイン、ウニのパスタ、仔羊のステーキ!嬉しかった。


●6/27

1日の体力は限られていて、やれる仕事の少なさをきょうも受け入れる。少し前にコロナにかかってから微妙に体力が落ちた気がする。はあ〜資料作らねばよ〜と思いつつ閉店帰宅。
夫が夕食を作ってくれた。ひき肉・玉ねぎ・じゃがいも・ちくわぶ・ブロッコリーを煮た斬新な食べものが出てきた。ブロッコリーとちくわぶを同時に煮るなんて独創的である。
夫の料理はいつも塩気が少なくて優しい。


●6/28

祐天寺という町にはじめて降り立った。駅から10分ほどの距離にある、住宅街にぽつんと立つイタリアンで食事会。こういう、近所の人だけしか使わないようなお店にお邪魔するのは楽しい。町も静かで上品でとてもいい。
先日コーチングで教わった「四魂の窓」の話をした。「あなたは情熱的ですか、それとも冷静ですか?」「あなたは合理的ですか、それとも情緒的ですか?」の2つの質問で人の性格を四象限に分ける考え方だ。コーチングでは、自分自身の素質を知り、それに抗わずに受け入れることが大切だと言われた。占いめいた考え方だけど、私はとても気に入っている。ちなみに私は情熱的で合理的なので、「勇」の人間。行動することが大切で、達成を求めるタイプ。わかる。身に覚えがありすぎる。すぐ家買ってすぐ家売るとことか。


●6/29

新しく買ったスポーツサンダルをおろしたのだけど、歩くたびにプィ、プリ、と足の裏に空気が入って音がするタイプのやつだった。小さなおならをしているわけではありませんよ、と涼しい顔をして歩かなければいけない。いまだ私はサンダルと靴下を合わせたことがない人間だけど、いよいよ挑戦する時が来たのかもしれないなと思った。もしかしておしゃれさんがサンダルと靴下合わせてるのってこの音が理由なのか?


●6/30

朝から晩までオールデイ打ち合わせ。そしてきょうで2023年の上期が終わり。立場と働き方が変わっただけでなく、反省しなければいけないさまざまな出来事があり、ハードだった。それでもカレンダーを埋めるのは、世の中に送り出すのがとてもたのしみな企画の打ち合わせばかりなのが救い。なんとか作りきりたいし、なるべくすてきな人間になりたい。
よしながふみ先生「フラワー・オブ・ライフ」を読む。はあ〜ハルタと三国くんのやりとりのかわいらしさ。高校生たち挙動ひとつひとつの鮮やかさ。最高すぎる。
しかしこのフラワー・オブ・ライフ、全4巻らしいのに3巻までしかLINEマンガで配信していない。しかもAmazonには中古品しか売っていない。なぜなのか。最終巻だけを中古で買うという展開になってしまった。
あとよしながふみ先生のスラムダンク同人誌が高値で取引されてるのを見てめちゃくちゃ読みたくなった。三井と木暮なのか〜。


●7/1

友達が出演している舞台へ。関智一さん座長の劇団ヘロヘロQカムパニーの公演で、最高のヒロイン役を演じていた。とにかく笑って泣けるタイムリープコメディ!何度も観たくなる大傑作で本当に本当におもしろかった。大人の本気の遊びが詰まっていて、サプライズと伏線回収がたくさんあって、パンフレットも絶対に買いたくなる。爆裂のおもしろさに、夫と興奮しっぱなしだった。
そのあとエステに行く。私はオールハンドのオイルリンパマッサージがとにかく大好きなのです。マシンも鍼も医療ダイエットも試してみたけど、やっぱりこれが一番好き。凝りすぎた首と背中と腰と足、お腹にデコルテにフェイスラインと、痛みに耐え続けた2時間半。最高。生き返るような喜び、仕上がりすぎてしまった。
夜、THE MUSIC DAYで、推しアイドルがやっぱり一番最高であると認識。

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