●6/21

宣伝プロデュースを担当していた映画MONDAYSの打ち上げ。庶民的に「陳家私菜」をほぼ貸切。口々にそれぞれが陳家私菜との思い出を語る。麻婆豆腐大好きとか、会社の近くにもあって打ち上げによく使うとか。
配給チームのみなさんとテーブルを同じくして、ビールを飲み中華をつつく。白い破片を油で煮たような料理が出てきて、「モツですかね？それとも刀削麺みたいな？」と言いながら食べてみたら白身魚だった。
監督が「僕にとっての大スターがこんなに集合してくれて嬉しいです」と最後の挨拶で泣いていてとてもよかった。病み上がり初めての飲み会で楽しかった。


●6/22

ドラマ「かぞかぞ」の沖縄旅行をするシーンで感動してから、沖縄に行きたい。あそこへは17歳の修学旅行以降行っていない。そのときも、焼け落ちる前の首里城を見て、美ら海水族館へ行って、地上戦の爪痕に手を合わせるような、想像通りの沖縄修学旅行だった。周りの友人知人が沖縄へ行くたび「何をしにいっているんだろう」と思っていた。海に入らない沖縄旅行というものもあるらしい。
帰りに本屋に寄って沖縄のガイドブックを探すと、ほぼ全てが「沖縄（本島）」と「宮古・石垣」で2冊に分かれていた。違いが全くわからない。困惑しつつ、ひとまず「沖縄（本島）」を買う。読んでみたがなんだか違う気がする。


●6/23

出社。お昼ごはんは会社の近くのカフェからテイクアウトしたビーフシチュー。でも私は、そばが食べたかった。そば！
会社がある原宿表参道口には、そば屋もうどん屋もない。ゆで太郎小諸そば富士そばはなまるうどん丸亀製麺、ない。胃が弱くあたたかい麺をサクッと食べたい私は、日々ランチ難民である。徒歩2分圏内の選択肢はメキシカン料理、モスバーガー、焼肉、パスタ、カフェ飯テイクアウト。正直どれも重い。明治通りをわざわざ渡って、1200円払うような創作うどん屋に行くのもめんどうくさいし、混雑した竹下通りにも出たくない。竹下の入り口にはそば屋があるんだけど、ちょっとだけ遠いしちょっとだけ高い。
カフェ飯テイクアウトの選択肢は、タコライス・ビーフシチュー・カレー。そばを食べたい胃に流し込むラインナップとしてはだいぶ違和感がある（もちろん、美味しいのは美味しい）。そば食べたいと思いながらいつもそういう感じのランチでやり過ごしている。


●6/24

2年前に初めて買ったマイカーを手放し、買い替えた。2年間の愛車はコペン。21歳の頃に出会ったおじいちゃんカメラマンの影響で、オープンカーに憧れ続けていた。2009年製のコペンはいろいろと古いだけでなく、狭くて揺れて車高低すぎて快適とは言いづらかったけれど、かわいくて大好きだった。さよならコペン。
新しい車は気軽な国産コンパクトカー。経済的合理性に優れているだけでなく、かわいくて安かった。しばらく趣味みたいな車選びはおあずけである。
中古車屋さんのおじさんがおもしろい人だった。私が契約者だったので、横にいた夫はほとんどなにも喋らなかったんだけど、おじさんは帰り際に夫に対して一言「実はあっちの日産の工場で、伊藤かずえのシーマを修理してるんですよ」と声をかけた。へえ、あの！と夫は驚く。私はわけがわからずそのあと帰り道で、伊藤かずえさんのシーマがどういうものかを聞いた。夫は「俺は年齢も言ってないし、車好きとも言ってないし、伊藤かずえの話もシーマの話もしてないのに、なんで俺が伊藤かずえのシーマがわかると思ったんだろう」とにやにやしていた。夫は、伊藤かずえさんのシーマがわかる顔をしているんだろうか。


●6/25

巻き爪治療のため銀座にあるクリニックへ。1,2年前に半年通ってほぼ完治させたのだけど、爪メンテが下手すぎて再発してしまった。30分ほどで治療が終わり、真っ赤になった食い込み跡を眺める。爪が美しくまっすぐ戻るのは気持ちいい。
銀座には車でやってきた。日本橋から宝町、京橋、銀座にかけては、地下に大きな都営駐車場があり、入り口がわかりやすいので時々使う。ドライバーたちだけが知っている秘密基地みたいな雰囲気がある。車から見る東京はまた違った顔をしていておもしろい。
銀座は比較的駐車場が充実していると思う。マロニエ、ルミネ、三越はどこも使いやすい。そしてどの駐車場もかっこいい車ばかりが並ぶ。デカいJeepも車高低いポルシェも、どこからきて、どこに帰っていくんだろう。
夕食は台湾の大同電鍋で作った肉じゃが。夫がドラマ「日曜の夜ぐらいは…」の影響でちくわぶが食べたいと言い出し、肉じゃがに入れてみたら大当たりだった。うますぎ。おでん以外に活躍の場を広げてあげたい。
夜、買って帰ってきた石垣島と宮古島のガイドブックを読みこむ。行きたいけど海と台風のシーズンが過ぎてからだなあ。11月とかにしようかな。