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第13回:本感想ーお金の教育がすべて。|地方スタートアップ起業家の挑戦

こんばんは、マークです。第2子が産まれ、引っ越し準備もあり大分バタバタしていて更新が本日までできない状況でした。楽しみにしていた方、申し訳ないです…。写真は、先日久しぶりに出張で福岡に行った時に食べた「博多らーめん ShinShin 天神本店」のとんこつラーメン。本場のとんこつラーメンは異次元に美味しかったです!

今日は、証券会社やヘッジファンドでお金に深く携わったご経験のあるミアン・サミ氏の著書「7歳から投資マインドが身につく本ーお金の教育が全て。」について感想を綴っていこうと思います。

なぜこの書籍を読もうと思ったのか?

私は生まれてから現在に至るまで「お金の教育」って一切受けたことがなかったんですよね。ただ今年40歳になって株式投資を始めたり、コロナをきっかけに一気にリモートワークや副業/複業が広がり、「会社の給与や年金制度に依存するのではなく、自分の頭で自分の資産をどのように増やしていくべきか考えられるように子供には『お金の教育』をしてあげたい」と考えるようになりました。そんなタイミングで、LinkedInでミアン・サミ氏がご自身の本を紹介されていたのを見て、ちょうど読んでみようと思ったんですね。

読後、特に印象に残ったことは何か?

まず第1章で幸せの根源には「安心」と「自由」があり、それらを手に入れるための生き方を「リッチマインド」と呼ぶという考え方。一方でずっと生活費を稼ぐために仕事をして、金銭的な安心感や職業・住む場所などの自由が得られない生き方を「プアマインド」と定義しています。こういう考え方自体してきたことがなく、「プアマインド」の生き方一択みたいな感じだったなぁと感じました。笑 こういう考え方がもっと若いうちに出来てたら、きっともっと早く「安心」と「自由」を追求して、投資ももっと早く勉強して始めていたと思いましたね。

あと、第1章のQ8に「夫婦で家庭のお金について、話をしますか?」というのがあって、これも印象に強く残っています。幼少期、私の両親は頻繁に家庭のお金の件で夫婦喧嘩をしていたので、私も結婚後夫婦間でお金の話を積極的にしてこなかったんですよね。ただ、家庭のお金や今後の資産計画をきちんと話してコンセンサスをとってやらないと、共働きで支出も双方から出ていれば非効率だったなぁと反省しました。

第2章では、お金とは「価値」を入れ込む器のようなものと定義していて、問題解決の対価、報酬と説明しています。これも子供に説明するのにとてもわかりやすく、前向きな定義の仕方だなぁと感じました。お金の話って余り積極的かつ前向きに親にされた記憶がないのですが、こういう風にお金のやりとりが発生する時に、「これはどういう問題を解決して、報酬が発生したと思う?」みたいな会話を子供としたいと思いました。

あとは、お金の稼ぐための働き方として以下の4種類に分けていて、
・E(Employee):従業員
・B(Business Owner):ビジネスオーナー
・S(Self-Employed):自営業者
・I(Investor):投資家
自分の時間を切り売りするEとSは「プアマインド」、ビジネスやお金を働かせて収入を得ているBとIは「リッチマインド」の働き方と著者は説明しています。私は、Bですが、まだまだ自分の時間を切り売りしていて「プアマインド」ですが、子供と職業について話す際はこういった働き方とマインドタイプをセットで伝えて一緒に考えるのは有益だなと感じました。

第3章ではお金の仕組み、第4章では過去100年のお金の歴史、第5章では仮定できるお金の教育(実践編、子供の年齢別)と続いていきますが、知っているようで知らない事実ばかりですし、子供と一緒にまた本をとって学んでいきたいと思いました。(ちなみにミアンさんは既に現在の資本主義が崩れることも歴史から読み解いて予測していましたね)

ぜひお子さんのお金の教育について悩んでいらっしゃれば一度読んでみてはいかがでしょうか?