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第15回:Hult 2nd WeekーMarketing Strategy|地方スタートアップ起業家の挑戦

おはようございます、マークです。10月中旬にHultのLive Online MBAの2週目の授業がありました。私自身、マーケティング畑を12年歩んでいるのでどんな内容になるのかなと思っていましたが、4日間で20時間弱で学べる内容となるとかなり表層的なものだった印象です。ただ、学びも勿論あったので、今回も綴っていければと思います!

マーケティング戦略の授業はどんな内容だったのか?

インストラクターはNick Baggott教授で、Microsoft EMEAやLatAmリージョンでDigital MarketingやCRM戦略をされ、その後Googleで同領域について人材教育をされていた方です。現役のマーケティングコンサルティング企業のマネージングディレクターから教わったのですが、割と教科書的な内容が多かった印象です。例えば、
・Strategy Fundamentals(戦略の基本)
企業戦略(会社を将来どのようにしていくか)があって、Marketing Plan(どのようにその到達点に達するか)を練り、Marketing Operations(計画を実行するには何をすれば良いか)を構築して、Marketing Performance(マーケティング活動を評価する)という流れを学びました。マーケティングの教科書第1章に書かれてそうな内容ですかね?
・Digital Planning(デジタルプランニング)
SOSTAC、MicrosoftのGOSTみたいなデジタル上のプランニングのいくつかのフレームワークが紹介されました。これもかなり一般的に知られてる内容のような気がしました。
あとは、Segmentation(セグメンテーション)、Positioning(ポジショニング)、Value Proposition(バリュープロポジション)、などのマーケティング戦略の基本的な概念をグループワークなどを通じて実践的に学んで、Social Media(TikTokなど含め)の進化や普及についてもレクチャーを受けるという感じでした。

マーケティング戦略って膨大なフィールドなので、デジタルや流行的な話は1時間くらいに留めて、「Segmentationって長年使われているけれども、AI時代に突入してどういうふうに各社しているのか?(顧客属性を人が任意で選んで、RFM分析みたいに3次元くらいで切ったりするやり方を海外の中小〜大企業やっているのか?」とかそれぞれの重要概念を一つ一つ実例をベースにもっと深ぼった方が学びが大きかった気が個人的にはします。特にNick Baggott教授は50カ国以上の企業に対してマーケティングコンサルティング経験があるので、グローバルな視点や実例で深ぼれたら教科書的な内容をさらっと学ぶ感じにはならなかったのかな、と。

授業はどのような感じだったか?

事前にCourseraというオンラインコースでデジタルマーケティングの基礎的なことを学んだのですが、登録する生徒数が一定数を超えると登録不可になる仕様になっていたらしく、3分の1から半数近くの学生が登録できずに事前課題をすることができない状態でした。オンラインで気軽に大学に相談したり、サポートが受けられない生徒たちはパニック状態で結構大変でしたね…。私自身は課題アップロードでシステムバグが起こったようで、未提出みたいな扱いになったりしたのですが、システムトラブルやその後のサポートというのはこれからHultのLive Onlineの学生満足度に大きく影響与えそうな印象を受けました。

前回同様、私が最も良かったと感じたのは、グループワークの人種構成でした。ドイツ、タンザニア、エジプト、イランなどヨーロッパ、アフリカ、中東リージョンの同級生と一緒に課題をやるのは大変ですが、より良い進め方を毎回学べるので、今後インターナショナルなチームを会社で作っていく時のとても良いトレーニングになっている気がしています。

あとは、Value Canvasの一環で自社と競合他社の強み、弱みをスコアリングするやり方は結構実践でも使えるなぁという印象を持ちました。サンプル数がそこまで大きくなくても、ヒアリングしてtoBやtoCでブランド/商品選択の意思決定する際に重要な要素を選び、1-5点で採点してみる。ブランド側が課題認識がない時に、どこが課題領域になりそうなのか仮説を持てるので有効なアプローチと感じましたね。

Value Canvas例

次回は、3週目のFinancial Statement Analysis(財務諸表分析)についての学びを綴っていければと思います。ぜひご一読いただければ嬉しいです!