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大塚直哉先生「音楽の隠れ家」へのご参加ありがとうございました

怒涛の年度末がスタート。まずは、例年、秋⇢春のサイクルでチェンバロ・コンサート(トーク付)と翌日のチェンバロ体験レッスンを提供している、大塚直哉先生(東京藝術大学教授)の「音楽の隠れ家」。今年度分が無事終了。

いわきアリオス所蔵で日本にここしかない16フィート弦付ジャーマン式チェンバロを、たぶん一番長時間触っていらっしゃる奏者が大塚先生だと思います。

写真は音楽学芸員の足立さんのXから拝借


昨晩のコンサートは、用意していた客席の椅子が足りなくなって慌てるくらいの入り。スウェーリンク:イギリスの「運命」、J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガほか楽器の特性を知り尽くした先生の選曲と演奏で(2台の楽器の調律を変え)、初めてチェンバロの音に触れられた方も興奮して感想を教えてくださいました。

コンサート終了後の楽器説明&試奏タイムにもたくさんの方が興味を示してくださいました

いわき市民の方には必ず一度は聴いていただきたいと思っていますが、一度聴けば何度も聴きたくなるはずです。

翌日は、チェンバロ体験レッスンで10数組の皆さんを約20分ずつレッスン。

小学生からチェンバロ経験者まで、レベルに応じて適切な指導をなさいます


16年前に日本でここにしかない楽器が納入され、そうした楽器があること、その有効活用を皆さんのお力を借りて継続することで、地元の鍵盤楽器の先生、地元・県内外の学習者の意欲と理解度、そして演奏がこんなにまで高まっていくのか、と毎回感動しながら聴いています。いわきの「チェンバロ」をめぐる小さなムーブメントが、15年かけて、確たるうねりになりました。

大塚先生や、「音楽の隠れ家」をいわきで育てて来てくれた熊谷乃理子さん、マネジメントの兼岩さん、調律の梅岡さん、練習用チェンバロを設置してくださって学習者に開放してくださっているピアノショップいわきさま始め、関係者の皆さまのご尽力に深く感謝を申し上げる次第です。そして長きにわたり、たゆまず楽器のコンディションを見守っている音楽学芸員の足立さんの功績も忘れてはいけません。明日明後日はチェンバロ、オルガンを含む楽器のメンテ日です。

来年度2024年度の大塚直哉先生による「音楽の隠れ家」は、9/21(土)がコンサート、22(日)がチェンバロ体験レッスンです。場所は音楽小ホールとキャパが拡がります。
3連休期間でもありますから、遠くの皆さまも、ぜひ、楽器を見物しがてら、いわき観光、温泉、など早めにご予定いただけると嬉しいです。案内しまっせ。

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