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ふるさと味のお雑煮

 自分では作らなかったけど、元旦は、さださんのカウントダウン帰りに泊まった市川の家で、母の作った雑煮を何十年ぶりかに食った。この味この味。

ほかに、おなますと煮物と田作りもいただいた。ザ・長野家の正月

 おだいこん、里芋、たけのこ、青のり、もち(四角、焼かない)、なると。だしはかつお。かつぶしも惜しげもなく。

  静岡県静岡市生まれの母は同市出身の祖母のレシピを踏襲してるけど、祖母はほうれん草、母は島田に来て祖父の妹が嫁いだ海産物店で島田は「(糸状の)青のり(島田のり、とも言う)」が多数派と知り青のりに変えた。この青のりが、ふるさとの味なのよ。私はたぶん祖母→母のレシピは再現できるけど、おもちは焼く派。

 ちなみにかつお節は、駿河湾近海で一本釣りしたかつおを、ぜんぶ手作業で焙乾する手火山(てびやま)式で作られたもの。うちのは御前崎で製造されたもの。祖父の妹が嫁いだ、島田の海産物店「ふじ田」で取り扱っている。いま、息子のよしくんが、島田の商店街の活性化のために頑張っている。 #お雑煮

 あと、私が作ることができるのは、いわき市久之浜の久之浜婦人会の皆さまに教えていただいた、ふぐの雑煮。

2017年の正月に作った、久之浜の漁師の家に伝わるふぐ雑煮

 久之浜から出港する大きな漁船にひっかかるふぐを使って作るから、一部の漁師さんの家で食べる雑煮、というのが正しい表記。
 ふぐは三枚におろし(私はおろせないので魚屋さんに頼んでおろしてもらう)、身も骨も最低1日半から2日天日に干す。
 だしは、この骨を煮こぼして、生臭身が取れたものを使う。しかし、時間が経つと生臭くなるので、早めに調理して、早めにいただくようにすると教わった。
 具は、さといも、にんじん、ごぼう、ちくわ(先の見通しがよいとのことで)、ほししいたけ、凍み豆腐、餅、汁の調味料は醤油と酒と塩で琥珀色くらいを目安に。もちろん、ふぐの身も使う。

3日間干した、ふぐの切り身と骨


 7年前(2017年に)の正月は、3日干して久之浜で教わった通りのふぐだし雑煮にしたが、やはり美味であった。2日干したものよりも身もだしもグッと濃くなり、あくと生臭味は減った印象。身は、火であぶってもうまそうだった。

 この写真を撮った平成29年(2017)年当時は久之浜産のふぐで作れず、近場の魚屋さんで買ったふぐを使っていたが、令和元(2019)年から浜通りの漁も解禁になり、久之浜でもとらふぐや、しょうさいふぐが捕れるようになった。そのふぐを使った雑煮のことを、2年前、テレビ番組「マツコが知らない世界」でお雑煮研究家の粕谷浩子さんが紹介してくれた。
 海面水温の上昇もあり、ふぐや伊勢エビの捕獲量も増え、いまや常磐もののふぐも伊勢エビも、本場をしのぐ勢いである。

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