表1第一

面倒なことにきちんと向き合う大切さ

面倒なこと。そう、今日はお金の話をしようと思います。

お金は、あればあるだけ使ってしまうもの。

でも、何にどのくらい使っていて、自分にはどのくらい貯金があるのか、または、これから生きていくうえで、どのくらいお金がかかるのか、あなたはきちんと把握していますか?

これらに向き合うことは、とっても面倒なことだけれど、向き合えば、向き合ったなりにいいこともたくさんあると思うのです。

そんな「向き合うといいもの」を紹介していこうと思います。


毎日何にどれだけ使っているかに向き合う

人はお金があると、何にどれだけ使っているかなんてどうでもいいと思ってしまいがち。

でも、家計簿をつけてみることで、毎日、何にどのくらい使っているかを把握できます。

もしかしたら、「ちょっと一息」に買った缶コーヒーが、けっこうな額になっているかもしれません。

女性なら、某コーヒーショップにかけている値段はけっこうなはずです。

今は、家計簿のアプリがごまんとあるので、自分は何を把握したいのか、その目的を果たす家計簿アプリを探してみるといいかもしれません。

私は、毎日の支出(それも、食費、飲み物代、本代、交通費etc.)と、毎月の収入を把握し、分析したいもしたいので、カレンダー連動型でグラフ分析もできるタイプの家計簿アプリを使っています。

買ったその場で、パパッと入力できるので、便利ですし、「ああ、これにはこんなに使いすぎた」と気持ちを改めることもできます。

でも、毎日のことですから、正直とっても面倒です。

だったら、1ヶ月だけ家計簿をつけてみる、というのはどうでしょう。

人の支出パターンは、旅行でも行かない限り、毎月そう多くは変わりません。

1ヶ月だけつけてみることで、「意外と使いすぎ」という盲点が見つかるかもしれません。


スマホ代がいくらか・安くできないかに向き合う

あなたの月のスマホ代はいくらですか?

実は、私のスマホ代は毎月2万を軽く超えていました。

電話もしないし、何にそんなに使っているんだろうと調べたところ、契約時に「1ヶ月は無料です」と言われたオプションと呼ばれるものをそのまま放置していて、それがけっこうな額になっていたのです。

併せて、自分が何にどれだけ、(例えば、通話量なのか、データ量なのか)使っているのかも見直し、仕事やプライベートで困らない最低ラインに設定を変更しました。

これで、なんと月のスマホ代が半分近くまで減ったのです!

この料金の見直しは、毎月の請求額に明細が書いてありますし、設定の変更は、ネットなら24時間できるので、一度自分のスマホ代と向き合ってみてはいかがでしょうか。

ういたお金で、ちょっと豪華なディナーくらい楽しめるかもしれません。


クレジットカードで何を買っているかに向き合う

クレジットカードは便利なようでいて、明細をいちいち確認しないと、何にどれだけ支払われているのか把握できません。

実は、ショッピングで買ったものだけではなく、アプリを買ったお金、年会費など、意識せずに支払っているものも多くありません。

1つのカードならまだしも、いくつも持っている場合、なかなか明細をきちんと把握することはしないのでしょうか。

なかには、アプリの自動更新などで、まったく使っていないアプリに1万円以上引き落とされている場合もあります。

これも、いちいち確認するのは面倒ですが、クレジットカードという「そんなに何にどれだけ使ったかを意識しないで使ってしまうもの」に、きちんと向き合うことで、使ったはずのないお金が戻ってきたりする場合があります。

また、どれだけ自分がクレジットカードという、いわば借金にお金を費やしているかを把握することで、これからの使い方を見直すきかっけにもなると思うのです。


年金に向き合う

今すでに年金を受け取っている世代はまだしも、私たち世代の年金はあまり多くの額をもらえないと言われています。

でも、実際、老後にどれだけ年金がもらえるか、あなたはきちんと把握していますか?

年金問題以降、幸いなことに、私たちのもとには「ねんきん定期便」なるものが送られてきます。

そこには、将来いくらもらえる予定かが記載されています。

「こんな額か…」と思えば、足りない分を貯蓄すればいいのです。

でも? 老後にはどれだけ必要かなんて、実際のところ多くの方が把握していないのでしょうか。

そういう時は、プロ、そうフィナンシャルプランナーに相談するといいと思います。

実は私は以前、フィナンシャルプランナーの先生何人かにお話を伺ったことがあるのですが、みなさん口をそろえて言うのは「実情を早く知るにこしたことはない」ということでした。

ところによっては、仕事帰りに相談に乗ってくれるところもあるので、探してみてはいかがでしょうか。


<番外編>※今回はちょっと長くなったので、ここから先は読み飛ばしてもOKです(笑)

確定申告に向き合う

フリーランスである私にとっては「義務」みたいなもんですが、会社勤めをしている人にも「確定申告」のメリットはあります。

例えば医療費。

会社員の人は、年末調整をしますが、医療費の支払いまでは届け出ません。

でも、年間の医療費が10万円を越していたら、戻ってくるお金があるのです。小さなお子さんを抱えて、いろんな医療機関にお世話になった人など、年間の医療費を把握してみてはどうでしょう。

支払った医療費の明細は、市役所や会社の健保組合からハガキや封書で届いているはずです。

また、マンションを購入した人などは、固定資産税なども申告するのをオススメします。

戻ってくるお金は、きちんと手にしたいですもんね。

まあ、手続きが面倒というなら、あえてはオススメしませんが(苦笑)、

今は国税庁の確定申告に関するHP(https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/hajimete.htm)もあるので、一度覗いてみてはいかがでしょう。


401kの運用実績に向き合う

これはある一定の人向けかもしれませんが紹介します。

最近では、大手に勤めていなくても、401k(確定拠出年金)に加盟している企業が増えてきました。

もし、あなたがこの401kに加盟しているのなら、毎月の損益をきちんと把握しておいたほうが、絶対に得をします。

401kは、いわば運用する年金のこと。

証券会社によって違うとは思いますが、各社のHPには、どの商品が、どれだけ利益をあげ、損失を出しているのかがわかるようになっています。

通常、401kに加盟していれば、定期的に運用実績が封書で送られてきます。

その内容をきちんと見て、もし損失が出ているなら、利益が出ている(もしくは、これか利益が出そうな商品)にチェンジしてみてはいかがでしょうか。

商品チェンジはネットでも、パスワードさえ持っていればできますし、証券会社の401kのHPにあるコールセンターに問い合わせてもできます。

401kは、いわば自己責任の投資です。

老後、もらえる額が大いに越したことはありません。


最後に

ここに挙げただけでも、こんなにたくさんあるお金のこと。

子どもがいる人は、これに教育費の試算も必要ですし、介護をしている人は、介護保険料なども把握しておく必要があります。

正直、うんざりですね(苦笑)

でも、お金にきちんと向き合うことで、少し贅沢なディナーができたり、将来もらえるお金が増えたりします。

何も、すべてのことを一度にやれという訳ではありません。

自分が「やってみようと思うこと」「把握しておきたいなと思うこと」、いろんな基準で、できることから1つずつ。

でも、そこにはきっと、自分では気づかなかったメリットがあるはずです。


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