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18・オープンまで(前編)

2020年5月23日、ついにd&department jeju by ararioがオープンしました。
忘れないうちに、ここに記録しておこうと思います。
まだまだハードは完成にこぎつけたものの、ソフトがこれからです。
では、そんな記念すべき今日、一緒にここまでを振り返ってみましょう。

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2018年1月。初夢に長坂常さんが現れました。昨年の2017年から始まったd中国プロジェクトをきっかけに、違う建築家に僕の長年の夢である新プロジェクト「d news」の相談にのってもらっていました。しかし、打ち合わせを繰り返していく中で、「違う」という感覚が芽生えてきました。
もちろん、その建築家が何か問題があるということではありません。僕の中で切りたいゴールが、その方だと、違うものになる。そう思い、その方に全てを打ち明け、お詫びして良好に納得頂きました。



僕はこのプロジェクトではプロデューサーであり、ディレクター。方向性の見誤りをしてしまって、この方には、本当に今でも申し訳なく思うとともに、
勇気を持って、打ち明けて良かったと思っています。人のお金を預かり、大きなプロジェクトとして進めていく中で、「本当に素敵なゴールを切れるのか」という見極めが、これほど難しいことか、と、思いました。
と、そんな正月に、長坂さんと夢の中で出会いました。写真はそれから2ヶ月経った時のもの。中国でのそのプロジェクトを、仕切り直し、長坂さんにも中国現地に行って頂く前の写真です。
そうなんです。このd newsプロジェクト(ホテル付きのd&department)は、もともとは中国店の真横、つまり、黄山で一号店ができる計画でしたが、中国店オーナーが断念。そんなとき、韓国から話が浮上しました。

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僕が韓国に講演で呼ばれていた時のこと。すでに開業しているd韓国ソウル店のオーナーから「会せたい人がいる」ということで、ジワンさんに会いました。この時は、まさかその後、このひとの資本で韓国の2号店を作ることになるとは、予想してもいません。

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写真はd韓国ソウル店のベさん。本当にひと懐っこい、本当に優しいひと。ベさんとソウル店を一緒にやっていたある日、済州市に拠点を置く「ARARIO」という企業が、ベさんたちが展開するdソウル店を見て、一目惚れ。「これを済州市でもやりたい」と。そして、ARARIOのジワンさんを紹介してくれました。

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ARARIOは、韓国に何箇所か美術館を持っている文化企業。その他、百貨店やバスターミナルなどの大きな事業で成功を収めたキム会長の会社。収集するアートの数量、規模は世界で20位に入るほどの名の知れた会社でした。
まさかこの時は、この美術館の真横(写真ではこの後)で、d&dをすることになるとは、考えてもいませんでした。

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打ち合わせはいつも、彼らARARIOが同じく経営するベーカリーカフェで。そして、その後、このベーカリーカフェのビルをd チェジュに改装していくわけです。

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その頃、日本の我々は、憧れていたACE HOTELからのお誘いで、京都に一緒に店を作らないか、というお誘いを頂き、ニューヨークで打ち合わせをしていたくらいの時期でした。正直、チェジュ島のプロジェクトが進んでいくとは思っていませんでした。それよりも、中国の止まってしまったプロジェクトをなんとかしなくては・・・・。急に頂いた海外からのお誘いに、正直、混乱もしました。

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