見出し画像

手を抜いて良いところ、悪いところ。

最近、売上の大部分がオンラインに依存していますが、Amazonや楽天とは一線を画すのは、ネットを介してでも何となくお互いの人柄が伝わる関係で取引が多いという点です。

仕事が慢性的に遅れがちで、これを改善する方法を過去にも試しています。

しかし、効率化のみに重点を置いたビジネスでは、スケールのメリットが生まれない限り、大手企業には勝てません。他社を批判するわけではありませんが、「心のこもっていない念珠」といえるような、誰が使うのかも不明な念珠を大量生産する企業とは、単に物理的な条件で比較しても勝つわけにはいきません。

約10年前、商売が少しずつ軌道に乗り始めた頃、お客様への気遣いに時間がかかる部分を「無駄」と判断して削減した時期がありました。しかし、その結果売上は明らかに下がりました。ですので、その部分は削減してはいけないと認識しました。

率直に言って、すでに「モノ」は世の中に溢れています。お寺からも「これ以上、念珠は要らない」と言われるほどです(誤解のないように付け加えておくと、これは「念珠が不要」という意味ではなく、すでに余っているという意味です)。これは、どの業界でも共通で、単なる「モノ」は売れない時代です。

そのため、人々が「困っている問題」を創り出し、その解決策を売るのが現代のスタンダードなビジネスモデルに感じます。利益重視はビジネスなので当然ですが、それだけでは面白みに欠けます。実際、うまく儲かるケースは少ないですから。

その上で、大義名分を崩さず、誠実な商売を続けることは素晴らしいと思いますが、それもまた容易ではありません。慢性的な遅れや、厳しい時代の舵取りについて、常に考え続けています。

心が通じる取引には、最近非常に手ごたえを感じています。相見積もりなどはほとんど行わなくなり、10年単位で見て無駄な作業は減っている感じがします。

このような忙しさがいつまで続くのかは不明ですが、数年後には意外と新しい道が開かれるかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます^^ いただいたサポートは、今後もよりよい記事を書くための情報集計費に充てたいと思います。よろしくお願いします。