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人を傷つけずにはいられないモラハラする人たち〜肥大した自己愛〜

モラハラする人は、巧妙に相手を洗脳し、自分が優位に立つことで、相手をコントロールすることが目的。


また、モラハラされる側も、「弱い」あるいは、「敵」とみなされて攻撃されているにも拘らず、


自分の存在意義を相手のモラハラの中に見出してしまっている。


これこそ、怖ろしい『共依存』


人との関わり方が苦手な”モラハラ被害者”と、


攻撃性をもともと持っていた”モラハラする人”とのマッチングにより、モラハラは起きるのです。


モラハラする人が、どんな相手でもモラハラするわけではない、というのは、このような理由からですね。



もともとモラハラ気質のある人が、


「この人は攻撃してもいい人」


「この人は攻撃することで支配できる」(攻撃することで支配できた経験をした)


と認識した場合に、モラハラは起こります。



モラハラをする人たちは、自分の満足のために相手を傷つけたり、否定したり、そして、まったく共感能力がないので、罪悪感をもつことはありません。


相手を傷つけている自覚がまったくないので、当然の事かもしれません。



そういう人たちにとって他者とは、”自分の満足のために存在する”という位置づけ。



相手を傷つけ、抑圧することが、自分にとっての満足となっているので、以下のようなことが起こります。



相手を貶めることで自分の価値を高めようとしたり、

(自分の価値を上げるために、相手の価値を下げる)


精神的な攻撃を平気でしたり、


言葉による暴力を浴びせたり、



こういった心を殺すような行為は、パートナーシップのような密な関係に出やすいわけですが、その理由としては、



人を傷つけるような人たちは、自分が快適な社会生活を送るためにどのように生きていけば良いか、ということをよく知っていて、日常では『良い人』を演じているからです。


つまり、外面がいい!!



モラハラの加害者が、よく言われるパターンはこれ。



「あの人がそんなことをする人には見えない。」



モラハラする人たちは、自分を賞賛(自慢)して魅力的にアピールしながら少しずつ相手の心を自分に向けさせ、支配していきます。


ターゲット(被害者)にされるのは、共感能力が高く相手の気持ちを察しすぎてしまうような繊細な人(HSP気質)や、


私が悪かったんだわ、と自責の念が強いような人や、


間違いを正そうとしてしまうような正義感が強い人たち。


特に、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)の人は、モラハラする人との相性は最悪です。


つまり、攻撃性のある人に対しての、防衛本能が少し弱い人たち。



モラハラする人は、相手に反撃させず支配するために、罪悪感を植え付けようとし、言葉の攻撃を繰り返し、相手の思考を停止させたりする。



例えば、モラハラする人たちの口癖はこう。



そんなこともわからないの?


オレ(私)を怒らせるお前が悪い!


オマエ(あなた)のために言ってやっている!



これらは、お決まりの常套句。



被害者の自己価値をどんどん下げさせ、洗脳し、自分の支配下に置くのがモラハラする人たちの目的。


本当に、魂の殺人鬼。


「もっと愛されたい!」



「私が変われば、もっと愛される!」


そのような、被害者の純粋な愛を利用するのです。



被害者が、もし、依存的な性格であり、自分に自信があまりないような人なら、間違いなく共依存の関係になってしまいます。



そうなれば、抜け出すことがとても難しくなってしまう。



言葉で攻撃され、傷つけられても、それでもどこかで、そんな相手さえも、自分の心の”拠り所”になってしまうような、そんな歪んだ関係が『共依存』だから。


こうなってしまうと、被害者は自分の意思など失くしてしまい、自分が被害者だとも思わなくなってしまう。



攻撃されるのは、自分が至らないから。


攻撃されるのは、自分が間違っているから。


自分のために怒ってくれている。


本当は優しい人。



共依存になってしまうと、本当にこう思うようになってしまうんです。



周りがいくら別れろと言っても、なかなか別れられないのはこういう共依存的な関係にあるから。


加害者は、被害者を「正してやっている!」という歪んだ正義感をもち、


被害者は、「自分のために言ってくれている」とおもう。


もはや、ここには、第三者が入る隙などないのです。



自分こそが正しく、自分こそが常識であり、



自分の嫌いな部分を受け入れられないがために、相手に自分の嫌いな部分を投影し責め立て、



そして自分の支配下に置こうとするモラハラ加害者。



モラハラの加害者の論理では、他人を尊重したり、共感したりという考えは全く存在せず、


被害者に全ての責任を押し付けることで、自分のストレスや苦しみから逃げようとする。



相手の意思を失くさせ、相手を思うままに動かし、



被害者に悪役を押し付ける歪んだ心。



こうまでしておいて、「自分が被害者だ!」と、妄想にも似た考えを抱いているのモラハラ加害者。



「自分はもしかしてモラハラ…?!」と思ったあなたは、大丈夫!


それほどまでに、モラハラ加害者は、自分がしていることの客観性が欠如している。



誰しも、自分は正しい!という考えは多少なりともあると思うし、自信がある人なら尚更でしょう。


でも、”人に対する共感能力が欠落している” というのが、モラハラする人たちのわかりやすい特徴。


ものすごく冷徹。



平気で相手の人格を傷つけることを言っておいて、それでいて、良心の呵責がまったくない人たち。


共感能力がまったくないから、傷つけている自覚すらない人たち。



もしあなたが、もしモラハラされているなら、私はあなたにこう伝えたいです。


一番大事なのは、あなたの幸せ。


あの人は、あなたを幸せにしてくれる人じゃない。


また、あなたも、あの人を幸せはできない。


あなたは依存心をなくし、精神的に自立していくことで、その共依存関係から抜け出すことができます。


あなたの価値が、咎められることでしか見出せないとしたら、そんな歪んだものは愛ではないのですよ。


自分が我慢すれば、この人は変わってくれるとか、


自分が(相手を)怒らせさえしなければ、この人は私を愛してくれるとか、


優しいあの人が本当の姿なのとか、


優しかったあの頃のあの人に戻ってくれるはず!


などと、そんなことを夢見ていても、絶対に相手は変わることはない。


それでも、彼と一緒にいることをあなたが選択するなら、


愛を捨て、距離を置き、出来るだけ会話をせず、出来るだけ接点を減らし、出来るだけ時間を共有しないで、関心を示さず受け流す。


彼と一緒にいるための一番いい方法は、こんなものしかないんですよ。


こんなネガティブな方法しかないのですよ?!


こんなの、幸せだと思いますか?


逃げられないあなたの心を慰める、一時凌ぎにしかわたしにはおもえません。


あなたを傷つける人と、あなたは一緒にいなくていいんです。


だってあなたの周りには、愛に溢れた人がたくさんいるでしょう?


そしてあなたは、そんなにも愛で溢れているのに。


これからは、自分の幸せのために生きていくと決めてください。


あなたの幸せはあなたが決めて、あなたが自分で掴んでいくものです。


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