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なぜハードウェアビジネスはハードか

かなり前のMedium投稿だが、Hardware Founders: (When) Should You Try To Raise VC Money?という記事が、表題の問いを考える上で参考になったので内容の要旨を以下にシェア。なお、著者は元Pebble(スマートウォッチを製造、2017年Fitbitにより買収)の創業者で、現在Y Combinatorのパートナーを務めるEric Migicovsky 氏。

<要約>

①ハードウェア企業はVCの投資基準( 5−10年で企業価値$1Bnに成長する事業に投資)に適合しずらい:一般的に、ハードウェア企業の売上高マルチプルは5倍→企業価値を$1Bn(マルチプルベース)にするためには、年間売上高$200MMまで成長させる必要があり
②ハードウェアで資金調達を受けたいならば、まずは手金で小さくスタート
クラウドファンディングなどVCマネーに過度に依存しない手法からスタートすべき

これだけだとあまりにもあっさりしているので、以下ハードウェアスタートアップと、ソフトウェアスタートアップの比較表を作ってみた。また、ここで著者が言いたいのは、あくまでVCからの資金調達という観点でハードウェアスタートアップが困難、ということであり、ハードウェアスタートアップの事業自体やビジョン等を否定しているものでは全く無い(そもそも著者もハードウェアスタートアップの創業者であった)ということだけ付け加えておきたい。

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