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ハロヲタ歴1年4ヶ月のばくわら世代が、桃源郷を見た話

サムネはこちらから


まえがき

皆様ごきげんよう。

現在、日プ女子が開催されており、盛り上がりを見せている。そこにエントリーしている一人が、元アンジュルムの笠原桃奈さん(以下桃奈)である。

彼女は一昨年11月15日に行われた日本武道館公演で、アンジュルム及びハロプロを卒業した。今回は、その卒業コンサートである“桃源郷”を見た感想を書いていきたいなと思う。

友人から「桃源郷は一度見るべき」と強く勧められていたので、ついに今回足を踏み入れることにした。楽しめるかどうか不安もあったけど、再生してからあっという間の2時間だった。DVD貸してくれてありがとう。

正直言うと、僕は桃奈のことを全くと言っていいほど知らない。
ガチヲタになったとき、桃奈は既に卒業していた。

だからこそ、あえて情報を何も仕入れずに見ることにした。無知の状態でその姿を見るとどう感じるか、自分でも興味深かった。

アンジュルム公式Xより

セトリ

備忘録も兼ねて、セトリを見ておきたい。

赤いイヤホン
次々続々
愛されルートA or B?
乙女の逆襲
ミラー・ミラー
七転び八起き
限りあるMoment
愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
出過ぎた杭は打たれない
Dance Performance(竹内、川村、佐々木、上國料、笠原)
ぁまのじゃく(伊勢、橋迫、川名、為永、松本)
新・日本のすすめ!(伊勢、橋迫、川名、為永、松本)
魔女っ子メグちゃん
マナーモード
Uraha=Lover
交差点
泣けないぜ…共感詐欺
タデ食う虫もLike it!
はっきりしようぜ
ドンデンガエシ
46億年LOVE
地球は今日も愛を育む(笠原)
友よ
大器晩成


一体感と愛

心の底から楽しいと感じる公演だった。日本武道館という大舞台でも堂々たるパフォーマンスするアンジュルム、やっぱいつの時代も最強だな。

ただやはり桃奈のことを良く知らないこともあり、強く感情移入することはできなかった。感動というよりは、常に“ワクワク”を感じられるような感じだろうか。

そんな僕でも、“交差点”では熱いものが一気にこみあげてきた。
思えばタケ(竹内朱莉)の卒コンでもボロボロ泣いていたな。

桃奈を囲み、残された仲間がメッセージを届けるように歌う。タケやりかこ(佐々木莉佳子)は大粒の涙を浮かべ、声を詰まらせる場面もあった。

それだけ思いがあふれてきたということは、それだけ桃奈が愛されていたということ。周りからの信頼を得ていたということ。

温かくて、美しくて、優しくて、鮮やかで…
愛に包まれた空間を目にして、涙なんかこらえられるはずがなかった。

デイリースポーツより

パフォーマンスを見て強く感じたのは、“魅せる天才”だということ。アイドルにこういう言い方をするのは、かえって失礼なのかもしれない。

でもれら(伊勢鈴蘭)ヲタの僕ですら、推しメンより主役の方にばかり目線がいってしまっていた。人を惹きつける力は本当に強かった。

“赤いイヤホン”では、目線を外すことなくバッチリアピール。観客やカメラに対して、はっきりしっかりとメッセージが伝わっているのがよく分かった。もちろんメンバーみんな良かったけど、桃奈に関しては別格だったな。

そして高音の安定感も見過ごせない。“赤いイヤホン”もだし“七転び八起き”でもピッチを外さずに曲を彩っていた。魂が揺さぶられ、鳥肌が立った。心が熱くなり、火がついたような感覚とでも言おうか。

やっぱり一番良かったのは“マナーモード”。リリースからは今年で約6年が経つ。PVでは抜群の色っぽさと大人っぽさ、さらに当時14歳という年齢とのギャップが印象的だった。今でも一番好きな曲に変わりはない。

ただそれとは打って変わり、桃源郷になるとガラッと雰囲気が変わった。経験を重ねたことで貫禄も持ち合わせており、“真の美しさ”を見たような気がする。マナーモードは桃奈の曲といっても過言ではないだろう。


自立

黒のパンツスタイルに身を包み、最後にチョイスしたのは“地球は今日も愛を育む”。見据えた未来と、目標に対する決意の強さがにじみ出ていた。最後の最後まで、笠原桃奈は本当に強かった。

その後のスピーチで語られた熱い思い。卒業に対する寂しさ、辛さは微塵もない。むしろこれまでの愛と感謝、これからへの希望で満ち溢れている。5歳も下の女性が、ここまで自分をしっかり持って進んでいることがまた衝撃だった。

「アンジュルムが今の人生に欠かせない自分のすべてだからこそ、今私にとっての自立することを選びました」

桃奈がどれほどアンジュルムを大好きだったかは、この言葉にすべて凝縮されている。「やり切ったし、悔いはない」。そう心から思い、愛する場所から旅立って行った。

笠原桃奈ならきっと大丈夫。
何も知らないし、少々偉そうかもしれない。
でも今はそう確信している。

日刊スポーツより

あとがき

観終えた後、改めて幸せを感じることができた。
愛にあふれた“桃源郷”に踏み出したことに、何の後悔もしていない。

同時に、笠原桃奈という素晴らしい人がいたことに、衝撃を覚えた。
それに加え、悔しい気持ちが強くなった。

もっと早く出会いたかった。
きっとそのレベルの高さに、強く心をつかまれていただろう。

意志の強さ、芯の強さ、妖艶さ。
どれを取っても唯一無二の素晴らしさだった。

桃奈は今日も、変わらないものと変わりゆくものを抱えて生きている。そんな彼女に、陰ながらエールを送りたい。

そしていつか夢を叶えたとき、またこのメンバーは“必ずやここに集合”する。そう信じているし、そうなることを願ってやまない。

それではまた。

音楽ナタリーより

p.s.ハロプロの03世代、やっぱすげーよ…


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