中村俊輔選手に関する新鮮な驚き(2007/1/26付)

記事の初公開日:2007年 01月 26日

中村俊輔選手について、立て続けにちょっと以外だったことに出会った。

中村選手のオフシャル携帯サイトに、中村選手自身によるパリ旅行記が掲載されていた。

クリスマスから新年にかけてのハードな連戦を終えて、数日の休暇をもらったことは知っていたが、その休暇を利用して奥さんと坊やとともに2泊3日のパリ旅行をしたらしい。

レッジーナ時代に2日ほどローマに旅行したことがあるらしいが、自分が住んでいる国を離れて他所の国に旅行するは今回のパリ旅行が初めてだと書かれていた。

今回のパリ旅行が、なんと、彼にとって初めての海外旅行だという。

もちろん、選手としてさまざまな大会やゲームに出場しているのでパスポートは多くの国のスタンプでいっぱいだろうが、サッカーを離れて純粋に旅行が目的で海外の街に行ったのはレッジーナ時代に行ったローマと今回のパリの2回。現在住んでいる国を出る、所謂海外旅行は今回が最初とのことだ。
世界も認めつつある日本最高のスター選手。ハワイだろうが、モナコだろうが、カンヌだろうが、ニースだろうが、世界のリゾートで休暇をすごすこともあるだろうと思っていたが、これまでもハワイやグアムすら行っていないというつつましい日常の人だった。

パリ旅行記には、エッフェル塔に行って、ライトアップされた美しさに感動し、街並みのオシャレな雰囲気を楽しみ、日本食レストランで白身のおさしみが食べられたことに感激している。
28歳の今回がはじめての海外旅行という事実と、おのぼりさんのように純粋に旅を楽しみ感動している中村俊輔選手の素朴さに、改めて、新鮮な驚きとほほえましさを感じた。


もう一つの驚きは、私の街でのこと。
今週の「週刊サッカーダイジェスト」の特集は「中村俊輔を語りつくす」という企画。
長崎市での発売日は、木曜日だ。
午後1時ごろ、駅ビル内にある、長崎でも1,2番目に大きい書店に立ち寄った。私の前にも20歳代の女性が「サカダイ」を取って、レジに向った。私がも1冊抜くとレジへ直行。棚にはあと1冊しかないことになる。在庫のストックから出して並べていただかなければ……と思い、支払い時に、店員さんに、「残りはあと1冊ですよ」と伝えた。しかし、店員さんに動く気配はない。さらに「在庫だしておいてくださいね。俊輔ファンが探しますよ」といったら、店員さんからおどろく答えがかえってきた。
「あ、もう在庫もないんですよ。その残りの1冊が当店の最後の1冊なんです」と。

「ええ!、この本、今日発売でしょ?」

「そうなんですけど…。10時開店と同時に出したんですが、もうなくなってしまいました、まだ午後1時過ぎなんですけど。」

と言うことだった。

いつも次の号が出る前日まで残っているサッカーダイジェストだが、今回は、3時間ちょいで完売という。
中村俊輔という選手が一般にどれほど人気のある選手かということを、この本の売れ行きで、今更ながら思い知らされた。

今回の「中村俊輔を語りつくす」は、一昨年秋のサカマガ特集「中村俊輔が好きだ」以来の花まるタイトルだね。「サカダイ」のこの企画、ファンには読み応えのあるレポートが詰まっていた。
親友・遠藤ヤットの中村像、ミランのピルロの中村像、藤田俊哉の中村像、アディダス担当者の中村像、そして、彼をずっと取材し続けている藤沼正明が語る中村像は興味深かった。


最後に、「サカダイ」を読んでいて、もう1つおまけな驚きが…。
ミラン戦で、中村選手が一番警戒すべきキーマンとしてあげていたアンドレア・ピルロ選手。
誕生日が私と一緒だあー!


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