サン・シーロで引き分けて!!(2007/11/30付)

記事の初公開日:2007年 11月 30日

少しあきらめかけていたセルティックのCL本戦出場だが、最終戦を引き分けに持っていければ可能性大。
最終戦の相手はミラン。それもアウエー。
サン・シーロで勝つなんてずうずうしいことは言わない。第一、あの場所にだってミランの女神がいるはず。ミランの女神様の気まぐれに期待するより、内弁慶セルティック、なんとか引き分けまでこぎつけて欲しい。
どうも俊輔は、間に合いそうもない。残念。
ミラン、セルティック戦だけが、早くなっているのは、クラブワールドカップのためかな?


クラブワールドカップといえば、今朝、日テレ系の朝のワイドショーで、中西哲生とよくわからん系女の子がなんとミランの練習場やサン・シーロを訪問していた。
クラブワールドカップの番宣番組なのだろう。
ちょっと期待してみていたが、だんだん腹が立ってきた。
中西哲生と同行している女性が、とにかく騒ぎすぎ。そしてボキャブラリーなさすぎ。
「わーわー、ギャーギャー、カカ、カカ、カカ」と朝からハイテンションではしゃぐばかり。
さらに輪をかけて、サンシーロへの選手のロッカールーム取材では、カカのロッカーはどこ!と騒ぐ。勝手に選手用のベンチにどっかとお尻を落としてまた騒ぐ。
選手のベンチというのは、神聖な場所ではないのだろうか。
試合前、ユニフォームに着替えた選手たちは自分のベンチに座って精神統一したり、瞑想したりするのだと思う。サッカーファンなら、そんな大事な場所に勝手にどっかりと座ることはできないはずだ。ミランファンがこの番組を見ていたら、きっとロッカールームを汚された気がしただろう。そんな態度だった。
さらに、ミランの好意で、サンシーロのピッチサイドに下りることができた2人。
今度は、その女性、ふざけてピッチ内に足を入れようとして中西に注意されていた。
まあ、お遊び感覚なので、ピッチ内に入ることはないのだろうが、そんなことをしてはしゃぐ意味がどこにあるのだろう。また、その女性がピッチサイドにヒールのブーツをはいて降りていたのにはあきれた。ミランサイドからの注意はなかったかもしれないが、ピッチサイドに入るのなら芝をいためないようなシューズに履き替えて入るくらいの心配りをして欲しかった。
中西哲生よ、こんな礼儀知らず行為はTVカメラの前でたしなめようよ。
そうしないと、TVを見ているサッカーに関心がない人たちは、ピッチをそれくらいの場所としか見ないのではないだろうか。

さらにさらに、彼らは練習場に向かい、通勤(?)してきた選手たちからサインをもらう。
さすがに、お礼は言っていた。ミランの選手たちは、紳士的だ。
マルディーニもネスタもジダも笑顔せサインや写真に応じていた。
また、件の女性は「カカ、カカ、カカ」とカカを追う。
カカは、どうもこの女性は苦手と見えて、儀礼的な挨拶以外は、中西のほうばかり見て話をしている。
最後に、彼らが選手と一緒に写った写真を見せてくれたが、なんと、ピルロとも一緒に写っているじゃないか。
ならば、なぜ、ピルロを紹介しない!!

クラブワールドカップ。昨年は、上戸彩が、デコ、デコ、デコと連発し、負けてしおれているデコをスタジオにまで引っ張り出してきたという無神経な番組構成だった。今シーズン、デコは不振だったが、これはクラブワールドカップのときの痛手がトラウマになっていたのではないかと思ったほどだ。日本が嫌いになったのかも…。
今回は、カカが血祭りにあげられるのか…。
サッカーを愛してもいないタレントや女子アナを使うと、クラブワールドカップの番組は後味のわるいものになっていく。
女性タレントなり、女性アイドルなりをおかないと番組が成り立たないというのなら、せめてサッカーが好きな人にしてほしいものだ。


ミランは、カカだけではない。
カカのことは、日本人も割りと知っていると思う。それならば、もっとすばらしい選手がたくさんいるということを、このような番組では紹介してほしい。
ミランサイドだって、それが目的で取材に応じてくれたろうに。
たった一人の思い違い女のために、番組はイライラさせるものになっていったのは、残念だった。


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