「俺が俺が」の時にはボールはこぼれてこない

記事の初公開日:2017年 08月 23日

俊輔がジュビロに行かなかったら、小林祐希のことを知ろうとしなかっただろうな。
名波監督、中村俊輔と同じ考え方というか同じ匂いの選手な気がする。平易な言葉と例えでわかりやすく表現する言葉の表現力も、自分のプレーや行動を常に振り返って次のステップの糧にする姿も、冷静でクレバーなところも。そして顔に似合わず(ごめん、第一印象で俺様選手と思っていた)指導者や先輩たちの言葉を素直に受け取り実践しているところも。

このインタビュー、チームスポーツとしてのサッカーに取り組む彼の姿勢が実に爽やか。当たり前のことを当たり前にやっている。そしてそれが一番成長する近道なんだなあと思った。
名波監督の教え:海外でやりたいんだったら、味方に対して絶対に文句を言うな。
小林選手が感じていること:
⚫︎「『俺が、俺が』となっている時には、絶対に自分のところにボールがこぼれてこないんですよ」
⚫︎俺のパスを受けた選手がボールを取られたら、俺のミスだと思っているから。受け手がコントロールできなかったら、俺は意味がないと思っている。
⚫︎「壺中日月長」

こんな気持ちでやっているのか。こんな気持ちが平常心ならサッカーがすごく楽しいはず。
先日、彼がシーズン終了で帰国した時、磐田で数日練習参加していたようだ。そのとき一緒にプレーした中村俊輔選手が「考え方感じ方が似ててよかった」と言ってくれたと何かのインタビューで喜んでいた小林選手。このインタビューを読むと、中村俊輔選手の言葉が本心からなんだとわかる。

自分にボールが出てこないと嘆いている選手くん(中学生も高校生もだよ〜)このインタビューを読もうよ。
なにが足りなかったかわかると思うよ。

小林祐希がオランダで過ごす濃密な時間 “名波スタイル”を貫いた先に見えるもの - スポーツナビ より
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201708230001-spnavi

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