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MBTIの各タイプの強みを漢字2文字で表すと

大胆にも、漢字二文字で各タイプの強みを表してみる試み。


ESTJ:管理

ESTJは何かを管理するために生まれてきたと言っても差し支えない存在だ。まずE型で外向的なので、意識が外に向かっている。外に対して何かをしたい人たちなわけだ。そしてS型で感覚的なので、目の前にあるものに対して何かを感じ取る能力が高い。さらにT型なので、得た情報を客観的なデータに落とし込むのが得意。最後にJ型なので、そういった得た情報を使って、何かを早めに判断したり、計画するのを好ましいことだと感じる。全ての面において、管理というゴールに向かって突き進むようなタイプだといえる。

ENTJ:指導

ESTJは指導の人だ。先ほどのESTJが目に見えるものに対して何かしたい人だとするなら、ENTJは目に見えないものに対して何かしたい人だからだ。目に見えないものとは何だろう。多くの場合、抽象概念と一般化することができる。そう。ENTJは他人の頭の中にある概念に対して何かを言いたい人なのだ。例えばそれは、相手の持つ思考や信念、戦略に対するアドバイスだったりする。ENTJがそうやってアドバイスする姿は、傍から見るとその人を指導しているように見える。よって指導の人と表現した。

ESTP:行動

ESTPには行動という言葉がよく似合う。ESTPの最も得意なものが外向的感覚だからだ。外向的感覚は五感をフル活用することで、刺激を得ることを心地よいと感じる機能だ。ESTPにとっては、行動して刺激を得ることが、圧倒的な生を感じる瞬間だと言える。イメージとしては、64時代のマリオがジャンプする時に「ヤッフゥー!」と叫んでいるような感じ。ESTPの場合、ジープを乗り回し、デコボコの地面に揺られながら「ヒャッハー!」とか叫んでいたり、アウトドアで骨付き肉を焼きながら「ウッヒョー!」とか叫んでいたりする。

ENTP:革新

ENTPらしい二文字は革新だと思う。というのも、彼らの主機能である外向的直観こそ、最も新しいものを生み出しやすい機能であり、それを第二機能である内向的思考を通じて言葉に落とし込むことができるからだ。よくENTPのステレオタイプが論じられる時に、「議論好き」「変なことを突然言い出す」といった特徴が挙げられるが、あれも結局は、革新的な発想に到達するための助走であり、前段階だといえる。彼らの意見は時に突飛に聞こえることが多いが、社会に新たな光を投げかける。

ESFJ:協調

ESFJっぽい二文字は協調だ。彼らにとって、周りの人たちと助け合いながら生きていくことは必須の知恵であり、それを拒むものは万死に値する。原始時代から今に至るまで人類は常に、集団でまとまり、互いに助け合うことで生きてきたが、そういう強みを最も強く持つ人たちであると言える。他のタイプがたまに個人主義に走ったり、感情を軽視して論理を過剰に持ち上げたりすることがあるが、そういう人たちはESFJのようなサポーターがいるからこそ、そのようなスタンドプレーに走ることができるのだと忘れてはいけない。

ENFJ:激励

ENFJは激励と表現してみた。ENFJは自分の周囲にあまりサンプルがおらず、いまいちイメージがつきにくい。(毎回この言い訳を書いています。すみません)しかし人気アニメでいうなら、鬼滅の刃の炭次郎がENFJらしい。炭次郎の常に禰󠄀豆子を励まし、共に成長していこうとする態度から、激励というワードが浮かんだ。優しく、積極的で包容力のあるイメージである。

ESFP:社交

ESFPは社交の人だ。ESFJと比較すると分かりやすい。すでに述べたようにESFJは協調したい人たちであり、集団を良い状態に保ち、お互いがいい精神状態でいることを好む。それに対してESFPは、ただ単に社交を楽しみたい人たちだと言える。それによって集団にどういう影響があるか、は割と優先順位が低い。ESFPにとって、「今、目の前にいるこの人」と当意即妙のやりとりをする、この瞬間が楽しいのだ。最近あった面白い話を共有したりして、自分自身が楽しい気持ちになることが最も重要なタイプだと言える。

ENFP:発想

ENFPは少し悩んだが、発想の人だと思う。ENTPと比較すると分かりやすい。ENTPは革新の人だ。社会を変革するようなアイデアを生み出したい。それに対してENFPは、単純にアッと驚くようなアイデアを出したい。それによって社会がどうなるかとかは割とどうでもよくて、そのアイデアを自分自身が面白いと感じられればオッケーだ。よって、ENFPの生み出したアイデアが評価されるのは、エンタメが絡んだ場面が多くなる。(それに対してENTPのアイデアは、もう少しビジネス寄りな場面で役立つことが多い)聞き手がワクワクするようなアイデアを出すENFP、聞き手がハッとさせられるようなアイデアを出すENTPとでも言えるだろうか。

ISTJ:実務

ISTJは実務に特化したタイプだ。ESTJと比べると分かりやすい。ESTJは自分の外側にある具体的なもの(例:職場の他の人たちが抱える仕事)をデータとして処理したい。それに対して、ISTJは自分の内側にある具体的なもの(例:自分の抱える仕事)をデータとして処理したい。ESTJが職場の他の人たちの抱える仕事に関わろうとすると、それは管理と呼ばれる。ISTJが自分の抱える仕事に関わろうとすると、それは実務と呼ばれる。それだけの違いだ。

INTJ:戦略

INTJは明確に戦略の人だと言えるだろう。INTJのタイプ名を「戦略家」と呼ぶサイトもあるくらいだ。ENTJと比較してみたい。先ほど、ENTJは他人の頭の中にある概念に対して何かを言いたい人だ、と説明したが、INTJは、自分の頭の中にある概念に対して何かを言いたい人だと言える。他人の頭の中にある概念に対して何か言おうとすると、それは指導に近い対応になるのに対し、自分の頭の中にある概念に対して何か言おうとすると、それは内省になる。しかしINTJの場合、ただの内省というよりは、主機能の内向的直観と第二機能の外向的思考を使った、「ある究極の目的にたどり着くための合理的な道筋を、言葉に落とし込んでいくための内省」みたいな感じになるだろう。それを端的にまとめると「戦略」になる。

ISTP:制作

ISTPは少し微妙な表現かもしれないが、制作と表現してみた。これはINTJと対比することができる。両者はともに問題解決を志向するタイプだが、INTJが、より長期間な問題に対して戦略を練ることで解決しようとするのに対して、ISTPは「今ここ~少し先の未来」で起こる問題に対して物理的な何かを制作することで解決する傾向にあるからだ。これは関心の向かう先が抽象的か具体的かの違いだ。同じ冷静沈着で問題解決が好きなタイプではあるものの、主機能と第二機能の組み合わせの差により、興味関心の向く範囲がまるで違う良い例だといえる。

INTP:論理

INTPは論理にした。INTPは言葉の定義を大事にするイメージがある。そこが定まらないと、筋道だった議論になりにくいからだろう。筋道だった議論をすることで、自分の中の論理を貫徹させたい。そういう欲求が、主機能を内向的思考、第二機能を外向的直観とするINTPの中には明確にある。INTPと予想される人が特に多い職業として、科学者が挙げられるが、科学とは外界に対する論理の貫徹を目指すものなので、INTPにはピッタリというわけだ。

ISFJ:配慮

ISFJは配慮とさせてもらった。ESFJとの関係で比較してみたい。ESFJの得意な協調は、グループ内でお互いに良い働きかけをすることで、幸福の総量が増えるというニュアンスだ。それに対して、ISFJにおける配慮というのは、もう少し奥ゆかしさがある。自分が相手の嫌がりそうなことを事前に察知して、それをなるべくしないようにすることで、幸福の総量が増えるというニュアンスだ。ESFJと比べると少し受け身がちで、内省的な側面がある。

INFJ:洞察

INFJは難しいが、洞察と表現した。INTJが「ある究極の目的にたどり着くための合理的な道筋を、言葉に落とし込んでいくための内省」をしているとすれば、INFJは「ある究極の目的にたどり着くためには、人類全体の集合的無意識がどう向かうべきなのか、という内省」をしていると言える。これを見れば分かるように、INFJの内省は遠い理想に関するもののため、ぼんやりとしか道筋が見えない洞察のようなものになりがちである。イメージとしては「予言」に近い感じだろうか。詳細はよく分からないけども、全体的にはこうなることは分かる、みたいな。

ISFP:芸術

ISFPは芸術と表現した。INFPをそう表現する向きもあるが、芸術とは一般的に、目で見て楽しめる作品のことを指すため、より物質化するための作業を得意とするISFPの方を選んだ。主機能の内向的感情により純化された想いが、第二機能の外向的感覚により具現化される。ESTJの機能が分かりやすく管理特化型なように、ISFPの機能は芸術特化型と言えるのではないだろうか。実際、ISFPの適職を調べると、真っ先にアート・デザイン関係が出てくる。

INFP:創造

INFPは創造とした。ISFPと比較すると、ISFPの芸術は、自分の中にある深い想いを純化させた作品を、現実世界に具現化するところに特徴があった。それに対してINFPの創造は、目に見えないようなストーリーや生き方・思想など、アイデアの閃き的な側面が強い。そのため、創造がふさわしいと感じた。またENFPとも比較すると、ENFPの発想が、当意即妙の思いつきから生まれるものだとすれば、INFPの創造は、長い間自分のなかに眠っていたマグマのような深い想いから生み出される何か、というイメージだ。

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