私を見つめる彼の眼差しが好きだ。
もしかしたらこの世界で一番好きなものかもしれない。
私と彼の人生が再び交わったのがちょうど5年前の今日。
朝、その日発売された、宇多田ヒカルの復活アルバムを聴いて、素晴らしい一日のはじまりだって、東西線に揺られながら思った。
仕事帰りに彼からFBで友達申請があった。11歳の時に告白されたきり、転校して別れ、離れていた友人。22年の時が経っていた。あまりにびっくりして、電車を乗り間違え、嬉しさに震えた。
多分この日の記憶はこれからもずっと色褪せない。そして、今、彼と過ごすどの日もきっと色褪せない。褪せさせたくない。私の記憶がこの身から離れる時を超えても、きっと私は彼の眼差しを忘れない。毎日その愛を飽きることなく私に刻みつけたい。そして、いつだって今の今の気持ち、思いを君に伝えていたい。