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死ぬことは永遠に憧れで、美しい


人生、誰でも
一度は死にたいと思ったことがあるだろうか。

わたしは、ある。
それも数えきれないほど。
死にたいと思い
何度も死のうとしてきた。

わたしにとって死ぬことは憧れで
死ぬことは何より美しい。

“死ねる人”に憧れてきた。
人身事故のたび詳細を調べてしまう。
本人のアカウントにいきついたこともある。
自殺配信のアーカイブも
保存して何度も見ている。

死ぬことは憧れだ。
だって、全てを終わりにできるから。
真っさらになりたい。
人の記憶からも消えてなくなりたい。
残るとしても
“死ねた人”というだけでいい。名前も何も要らない。

死ぬことは美しい。
美化しているのではなく、本当にそう思う。
この肉体を脱ぎ捨てて魂だけになれる。
わたしの人生は死ぬほど狂った人生だけど
来世に期待、なんて言わない。
肉体を持った途端、人は醜くなると思うから。
今世の終わりから来世までの時間が
きっと最も美しい。

肉体もしがらみも
あらゆるものを葬り去りたい。
それが死ぬことで
だからわたしは死ぬことに憧れる。

また、あの子たちの自殺配信を見る。

飛び降りようか、飛び込もうか
と日々考える。

でも
わたしのいちばんの憧れも
いちばん美しくなれる瞬間も
それは人生で一度きり。
だから
軽はずみに使ってしまいたくないな、と思う。
よく考える。
いつ、それを実行するのか。


死にたいと思わなくなった日
と矛盾するかもしれないけれど
これも
いまのわたしの正直なきもち。


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