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森林を適切に整備します

森林環境税をご存知でしょうか。令和6(2024)年度から、住民税に組み込まれ一人1000円徴収されることが決まりました。

林野庁によりますと、森林環境税の趣旨は以下の通りです。

森林の有する公益的機能は、地球温暖化防止のみならず、国土の保全や水源の涵養等、国民に広く恩恵を与えるものであり、適切な森林の整備等を進めていくことは、我が国の国土や国民の生命を守ることにつながる(以下省略)

林野庁

なるほど、日本人は古来より野山から多大なる恩恵を受けてきたのは事実ですから「国土や国民の生命を守ることにつながる」という主張は頷けますね。


とはいえ、並行して太陽光パネル設置に必要な費用を「再エネ賦課金」として徴収しています。

つまり、再エネ賦課金で森林を破壊しつつ、自然を再生させるために森林環境税を徴収するという事です。

つい最近も、東京都の葛西臨海公園において樹木1400本を伐採し、太陽光パネルを設置する計画が波紋を広げました。

都が行った意見公募では、実に90%近くの反対意見が寄せられたのですから、こと「自然保護」に対する関心の高さは疑う余地がありません。

何と言いますか、各省庁の足並みが揃っていない、そんな印象ですね。

メガソーラーの建設が、林野庁のいう「適切な森林の整備」に含まれない事を切に願います。


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