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28年目の1・17に…

ながた部の2023年がはじまります

発足1年目となった2022年,ご関係各位のみなさま大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて,しばらくお休みしておりましたので,まずご報告できておりませんでした「第1回 食のSDGsアクショングランプリ」決勝大会の結果から。

第1回 食のSDGsアクショングランプリ 結果発表(流通科学大学公式Webより)

残念ながら,わがながた部は受賞できませんでした。メンバー全員が1年生のながた部。まだまだ発展途上の道半ば。未熟さを痛感するピッチとなりました。来年は必ず入賞したいと思います! でも,全国58校の中からのファイナリスト10校の中に入ったのは,生徒たちのがんばりがあったからこそ。大いにほめてあげたいです。

コンテストピッチの様子

では,食のSDGsアクショングランプリで,いったいながた部のアイデアピッチはどんな提案だったのか? ここまで非公開にせざるを得ませんでしたが,コンテストも終わりましたので,かんたんにご紹介いたします。

タイトルは「なぁタンの笑顔大作戦」。ちなみになぁタンとは,長田区のゆるキャラです。ご存じでしたか?

企画としては,ながた部のメンバーと地域の子どもたちやおじいちゃん・おばあちゃん世代などなど,みんなでいっしょになって,フローにあるような流れで,地域連携・活性化を目的とした定期的なイベントを行っていきましょう!という内容でした。

「なぁタンの笑顔大作戦」の流れ

コンテストでは入賞こそ叶いませんでしたが,この「なぁタンの笑顔大作戦」を実際やっていきたいよね~と,ながた部のメンバーでいま話しあっております。

28年ひとむかし・・・

今日1月17日は,もうあらためて語るまでもなく “1・17” です。ながた部と名乗るチームだけに,この長田の街が一瞬にして火の海と化した阪神・淡路大震災には,ひときわ想いが強くなってしまいます。ホント,まだあの日を昨日のことのように思い出します。10年ひとむかしということばがありますが,あっという間の28年。28年ひとむかしです。

少し想い出話になってしまいますが,1995年当時,私は20歳の大学2回生。東灘区にあります甲南大学に通っておりました。成人式を2日前に終え,さあ今日から後期テスト初日,がんばるぞ!と決意して迎えた朝でした。

長田区同様,被害が大変大きかった東灘区。甲南大学も校舎の多くが跡形もなく崩れ去ってしまいました。

震災時,私は所属する放送部で部長の職にあり,またボランティアで行っていた神戸市キャンプリーダーでもグループ長を務めておりましたので,さっそくそれぞれのメンバーの安否確認がイの一番の仕事でした。当時は携帯電話もなく,なかなか連絡がつかない部員・班員がたくさんいました。しかも電車はダメ,車はダメ・・・ みんなの消息をつかむのには,大変困難を極めました。最終的に,確認まで1週間~10日程度かかってはしまいましたが,双方の団体のメンバーとも幸い全員無事。下宿が倒壊した後輩なども,這う這うの体で実家にたどりつけていました。

記憶が美化されているのかもしれませんが,当時ハタチの若者であったがゆえなのでしょうか,あまり絶望的な気持ちでというよりも,つねに前向きな心の構え方でさまざまな予測不能なできごとに対応していった記憶があります。28年経ち,阪神・淡路大震災を体験していない世代も多くなってきたといわれるいま,この当時抱いていた,何ごとにも我武者羅に向かっていっていた熱いキモチ,本当に継承していかないといけないスピリッツはここにあるのかなと,あらためて感じています。

まもなく午前5時46分… 28回目の鎮魂の祈りが始まろうとしています。


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