ソフトボール金メダルおめでとう!

ただいま、ソフトボールの試合観戦後の興奮冷めやらぬ状態でこの記事を書いています。

そのため、いつも以上に駄文になる可能性があることをご容赦ください。


遡ること13年前、2008年北京オリンピック。

野球、ソフトボールが次のオリンピック競技から外されるため、これが最後のオリンピックだった。


そのオリンピックの決勝は日本対アメリカ。

エース上野由紀子VS強力アメリカ打線といった形だった。


最後のオリンピックの舞台で上野は完投し、金メダルを手にした。



あの栄光の日から13年。

オリンピックに野球、ソフトボールが返ってくる。

場所は、東京。


再びオリンピックの競技に戻るかと思われたが、

2024パリ五輪の公式種目から、またしても野球、ソフトボールが外された。


つまり、今度こそ、最後のオリンピックということになる。


その東京オリンピックも新型コロナウイルスの影響で開催すら危ぶまれ、1年延期かつ、無観客という処置でなんとか開催を迎えた。


北京大会から13年も経つが、今回のオリンピックのために、前回優勝投手、上野由紀子選手などが再び集まった。

当然、ライバルアメリカも、今度こそ金メダルをと主力選手が戻ってきた。


日本もアメリカも今回大会にかける思いは相当なものがあったと思う。


その思いがプレーに現れた。

初回から好プレーの連続で息の詰まる投手戦だった。


先制は4回の表の日本の攻撃。

当たりは良くなかったが、まさに執念で内野安打を勝ち取り、欲しかった先制点を取った。


続く5回の表、アメリカ投手は北京出場のアボット選手がマウンドに上がる。

そのアボット選手からライト前を放ち、追加点を加える。


しかし、6回の裏、好投を続けていた上野投手が先頭打者に初球レフト前を打たれ、降板。

これまで全試合をリリーフ登板し、流れを変えてきた20歳の後藤投手がマウンドに上がる。

しかし、後続にヒットを打たれ、1死1.2塁の大ピンチ。

さらに痛烈な打球がサードのグラブを弾く。


誰もが失点を覚悟した。

しかし、弾いた打球をショート渥美選手がダイレクトでキャッチ。

そのままジャンピングスローでまさかのダブルプレー。

日本、九死に一生を得た。


そして、最終回のマウンドには、北京大会優勝投手の上野由紀子選手が再びマウンドに上がる。

やはり、これまでも日本のソフトボールを支えてきたレジェンドがオリンピック最後のマウンドに上がる。


最後のバッターをキャッチャーフライに抑え、日本の金メダルが決定する。


その瞬間、観ていた僕の目に涙があふれた。


理由はわからない。

北京から13年越しの野球、ソフトボールの復活。さらに日本での開催。

これまでのオリンピックにかけてきた選手たちの思いや、前回大会優勝というプレッシャーの中での優勝、開催されるかわからなかった不安。これが本当に最後のオリンピックかもしれないという思いなのかもしれない。


その他いろいろな思いが重なり、涙が溢れたんだと思う。


どうして、こんなに感動するスポーツが今回限りなんだろうか。


もっとこのスポーツの良さをみんなに知ってもらいたい。



改めてそう思いました。野球とソフトボール、少し違いはありますが、これからもこんなに素敵なスポーツに関わることができて幸せなんだという気持ちを大切にし、もっともっと、魅力を伝えていきたいと思います。




P.S.今回はコロナの影響でメダルを自分でかける仕様ですが、集団競技はお互いに掛け合うのが素敵ですね。そこでもウルっと来ました。


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