キャッチコピーを考えるコツ①少し先の未来を見せる

キャッチフレーズ、キャッチコピーを
考えるときのコツです。

たいていの謳い文句というのはこんな感じ。

「アットホームな職場!」
「低価格の住まいづくりを実現!」
「女性による女性のためのエステサロン」

これらはあくまで
性質や特徴を表しているだけです。

「私のまぶたは一重です。」
と説明しているようなものです。


やばいものだとそれすらもなく
抽象的なフレーズだけを
載せているものもあります。

「世界にはばたく、夢を拓く!」
「店主こだわりの一杯」
「あなたはきっと変われる!」

こういった類のもの。

何か言っているけど
何も伝わってないコピーの例です。

こだわってないラーメンを
出すはずがなく
知りたいのは何にこだわっているかです。

知りたいのは、
今あなたが考えたコピーの
少し先の未来のことなんです。


多くの間違った広告は、

機能性や値段、画期的技術など
『いかにこの商品が素晴らしいか』
を伝えていきます。

これは悪いことではないものの
すでにある程度興味のあるものや
同系統のものを持っている人に
刺さるしくみになっています。

iphoneの場合
多くの人がすでに持ってますから
新しさを伝えれば充分です。

もちろん、新機能をプレゼンする場合は

様々な効果や期待を煽る表現を使いますが。


一方で、
僕たちが宣伝しようとしているのは
たいてい誰も知らず
買ったことがない新しい人たちです。

そのため、
商品やサービスをアピールするだけではなく
使った後の変化を示してあげることが
重要になってきます。

フィットネスクラブは顕著ですよね。
24時間営業!サウナ完備!
水着やタオルのレンタル可能!など
施設内の良さを前に出そうとします。
 
比較としてわかりやすいのがライザップ
とにかくBeforeAfterだけ。
ダラリとした身体が
独特の曲調に合わせてキュッと痩せている。

そういうCMを
これでもかと投げてきています。

実はアレが良い例で
良い宣伝をするポイントです。

ライザップなどのジムに通う人は
目的は痩せたい鍛えたい
というシンプルなものです。

それなら、伝えるべきことは
ライザップを利用すると
いかに痩せられるか、鍛えられるか?
というポイントになります。


機能性ではなく
変化を見せることが重要です。

キーワードは『変化』です。

あなたの商品やサービスを利用して
お客さんはどのように変わるでしょうか?

それをアレコレと列挙してみて
特に一番嬉しいもの、
お客さんが得られると幸せを感じるものを
キャッチコピーの要素に組み込むのです。

そして、
少し未来の変化を見せてあげることです。

5年後10年後こうなっている!よりも
1年後、半年後、明日どうなっているかです。

直接的な変化だけでなくても
内面的な変化も考えられます。

今日通って明日腹筋がバッキバキに
なることはないかもしれませんが
今日通ってみて明日
トレーニングが楽しくなっている

ということであれば
充分あり得ると思います。


進研ゼミのマンガによくあった

「これなら続けられるかも!」

などの期待がありますよね。
これも立派な変化の1つです。


たとえば住まいづくりなどの
キャッチコピーであれば

『暮らしやすい家づくり』

だとありきたりですし

『格安穴場物件目白押し!』

だと胡散臭くなります。

それをたとえば
『おじいちゃんになっても
暮らしやすい家づくり』

にしてみると
少し変化が生まれてきます。

お父さん向けのコピーですね。
長く安心して暮らせる
ニュアンスが含まれています。

『いっぱい悩むけどいっぱい楽しい
はじめての二人暮らし。』

こちらはカップルや
若い夫婦向けですね。

笑いあう瞬間と、夫婦げんかが目に浮かびます。

悩むけどを入れた方が
クセが出て面白くなります。
この頃の悩みごとって
苦労と感じないでしょうからね。

・・・このように

買った後、使った後のこと
イメージできるような表現を
考えて、コピーにしましょう。

そうすると自然と
惹きつけるコピーになっていて
かつ、押し付けがましくない
やさしいけど刺さるコピーになります。

なので、まずは
「自分の商品やサービスを使うと
どう変わっていくのか?」
を考えて、書き出してみましょう。

そこから
必要な単語を拾い集めて
シンプルな言葉にまとめてください。

変にカッコツケず
言いたいことが反映されていればOK。

言葉は伝わらないと
意味がありませんから
簡単な表現でとにかく伝えること
意識するといいです。

ぜひ参考にしてください。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

nagatouch


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