nagaya.吉田絵美

築60年の二軒長屋をリノベーションした、 うつわと暮らしのものを扱う店nagaya.を…

nagaya.吉田絵美

築60年の二軒長屋をリノベーションした、 うつわと暮らしのものを扱う店nagaya.をしています。 ナガヤプロジェクトの大家。 http://nagayaproject.com/ 築50年の日本家屋をリノベして住んでいます。

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nagaya.について

nagaya.は徳島市にある、うつわと暮らしのものを扱うお店。 暮らしの中で、大切にしていきたい手作りのもの、 使っていくうちに味わいが深まり愛着が湧くもの、を販売しています。 nagaya.は、店主の祖父母が建てた築60年のボロボロだった トタンの"長屋"をリノベーションして使っています。 古い長屋がすこし新しくなって、今の暮らしに馴染んでいく、 そんな希望を込めてnagaya.と名付けました。 nagaya.でお客様が新しく出会うのは、 作り手が昔ながらの材料や方法で

    • 長屋のリノベーションについて3 庭づくり②

      また、ログインパスワードが分からなくなるくらい、しばらくnoteを放置してしまいました。物を書く習慣をつけようと思いつつ、なかなか実行は難しい。。noteは放置していても、店も庭も放置はできないので、1年の間にグランドカバーにかなり変化があったのでメモしておきます。 グランドカバーは意外と難しい! オープン1年後の2015年に植栽のプロに頼んだ時、店の裏の土の部分や、駐車場の砂利の踏まれない端っこの部分の雑草対策として、グランドカバーを植えて欲しいと依頼をしました。その時

      • 長屋のリノベーションについて3 庭づくり①

        建物のリノベーションについて書いてきたが、実は外観のイメージを大きく左右するのは外構(庭や駐車場など)ではないか?と最近思う。 建物の工事は言うても一回で終わる。しかし、外構、特に庭作りは永遠に続くので、店の運営と同じだ。まだまだガーデニング初心者なので紆余曲折があることと、ああしておけば良かったと言う反省など、色々あるのでメモしておく。 最初は砂利のみの味気ないもの工事直後の庭。建物の前は12台ほどの駐車場をとるため、取り急ぎ一番費用のかからない砂利式の敷き詰めのみにした

        • 長屋のリノベーションについて2 店舗への改装のポイント

          私は古い建物が好きで、自宅も築50年以上の日本家屋をリノベーションして住んでいる。住宅から店への改装とそのまま住宅への改装はもちろん共通する部分も多いが、抑えておくポイントの優先順位は違う部分もある。 今回は店におけるリノベーションのポイントをこちらに記しておく。建築関係者の視点からというより、雑貨店の店主の視点かつ店の運営の視点からの意見だ。(住宅へのリノベーションもまた機会があれば書きたい。) ポイント1 出来る限り壁はぶち抜く古い空き家を三好市で地域おこし協力隊の時

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        • nagaya.の庭づくり
          2本
        • nagaya.のオープンまで
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        記事

          長屋リノベーションについて1 工事の前の流れ

          こちらはリノベーションに興味がある方へ、 長屋のリノベーションの流れと 実際かかった費用(金額部分のみ有料記事にさせて頂いた)を掲載しておく。 元々5棟あった長屋 リノベーション前の全体の写真がないが、 元々は画像のように建物が5棟あった。 平屋が3棟、二階建てが2棟、それを取り囲みブロック塀もしくは木塀。 昔ながらの二軒長屋なので一棟が真ん中で線対称に分かれて2部屋あるので 満室だった時は、合計10世帯が入っていたことになる。 当時の写真をもっと撮っておけば良かったと

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          長屋リノベーションについて1 工事の前の流れ

          nagaya.のオープンまで2

          古い建物のリノベーション 築50年を越えた長屋のリノベーションについて少し記す。 賃貸用の物件で、老朽化のため貸していなかったが、 父親が仕事で使っていた資料を山のように保管していて その処分から始まった。父が要るものをどけてもらい それ以外は紙の産廃業者に来てもらい終了。 よく空き家の活用が進まないのは物が大量にあったり、 お仏壇があったりするためと言われているのは確かに納得する。 分別の作業が一番時間がかかるのだ。 また工事に入ってからも、 解体してみると思ったより痛んで

          nagaya.のオープンまで2

          nagaya.のオープンまで 1

          来年にホームページのリニューアルを考えていて、 その中で書いておきたい記事を先にこちらに書き留めておきます。 まずnagaya.がオープンするまで。 東京ではないどこか 東京のインテリアショップの買い付けの仕事をしていた 私・nagaya.の店主が徳島に帰ってきたのが2011年。 あの大きな震災があった年だ。覚えているだろうか、 震災直後の東京では"計画停電"で、急に人々の暮らしの灯りが 消えた日々があったことを。私も省エネを意識し、 自宅ではエアコンを切って布団に包まりな

          nagaya.のオープンまで 1

          店内飲食をやめた話

          2021年1月に喫茶スペースを改装して、喫茶は店内飲食提供は行わずテイクアウトのみにした。元々いちごパフェが主力の喫茶メニューだったので例年2月〜4月が普段より数倍お客様が増え、10席の狭い店内が土日は4,5回転する&お断りするお客様も多数、という状態だったので、このコロナ禍で、なんとなくうまく運営するのは無理だろうな、と。 元々、nagaya.は作家さんの器を中心にした雑貨店に、器に盛り付けした雰囲気を見たり、使い心地を試してほしいという思いで喫茶スペースを作った。オープ

          店内飲食をやめた話

          長年悩みの白髪の話

          20代後半ごろから出始めた白髪が、長年の悩み。毎日鏡を見るので、結構な割合でこの白髪に気持ちを削がれていました。子供がいない時は1ヶ月半に1回くらいの頻度で美容院に行っていたけれど、産後はそんなに頻繁に時間が取れず、2、3ヶ月たつと根元に白髪が目立ち、疲れたお母さん感満載でした。それでも仕方なく、数ヶ月に一度きっちり白髪染めしていたのですが、今カラーを色々工夫してすることで、長年悩んでした白髪頭も楽しめるようになってきました。白髪についてのちょっとしたメモです。 白髪の生え

          長年悩みの白髪の話

          2年半の間に世界が変わっていた

          子育てをし始めて、長い文章を書くことが減ってしまった。思考の整理のために、noteを始めたつもりが、あれ?いつの間にか5回だけ投稿して放置していますが、案の定と言っていいのか。。。ログインパスワードは辛うじて覚えていた。昔の投稿を振り返って、最後の投稿から2年半の歳月が流れていて、その間の濃かったこと。 個人的なことでは二人目の子供が病弱で入院したり通院したり。中古住宅の購入とリノベ、引っ越し。三好市で借りていた古民家の引き渡し。あ、あと知人らで徳島市の子育て環境を良くする

          2年半の間に世界が変わっていた

          場所があるっていい

          フリーのブライダルプランナーのbeaucoup de bohneurさんのブライダルフェアが始まってから、いつもよりnagaya.に若いカップルのお客様が多くなった、特に喫茶に。nagaya.の喫茶は決して華やかではないので、女性お一人のお客様か年配のご夫婦のお客様が多く静かでのんびりしている。そこに、若いお客様がいると存在感があり、なんとなく店の雰囲気も弾む。裏の二階建てで過去のブライダルプランの写真展示があるので、ご案内を出来ればと「ブライダルのご予定ですか?」と話しかけ

          場所があるっていい

          動き出すきっかけ

          nagaya.の日常02にて、ナガヤプロジェクトに色んな小商いやらをしている方が集まっているというはなしを書いたけれど、その続き的なお話。ナガヤプロジェクトメンバーはすんごい仲がいいとかいうわけでもなくて、つかず離れず面白い距離感で成り立っている。「新年会をしようよ!」とおとなり3のさっちゃんが言ってたので、さてスケジュールを聞くと「夜は子供の寝かしつけが、、、」「その日は県外にいて、、」とうまく予定が合わせられない。結局、今日の午前中に保育園や学校に子供が行っている間に7名

          動き出すきっかけ

          思考の大掃除

          nagaya.で接客をしていると「ここはなんですか?ナガヤプロジェクト?(≠nagaya.なんです)」「図書館があるって聞いたんですが」「花屋さんはどこですか?」「○○ってイベントに参加したいんですが、この番号に連絡していいのでしょうか(facebookに代表電話が書いてあるのでよくかかってくる)」と様々な問合せを頂く。確かに、分かりにくい。いや、実は、自分もよく分からなくなっている。ナガヤプロジェクトではそれぞれのメンバーが活動を自由に行っている。そもそも、メンバーも増えて

          仕事の時間とそうじゃない時間と

          遅ればせながら、明けましておめでとうございます。ブログを始めて『いつの間にか』を減らしたいと思ったのも、三日坊主。いつの間にか年が明け、七草がゆも食べ、おえべっさんのお参りも済み、もう1月も半ばですか。。下の子を抱っこしながらSNSを覗き見していると世の中の働く父・母はお正月の期間で子供たちの元気さと年末年始にしないといけない山盛りの家事で、ヘトヘトになっているようで。私も小さい時は父の仕事の関係で遠方に住んでいたので、お正月に徳島の祖父母の家に行くのが楽しみだったけれど、車

          仕事の時間とそうじゃない時間と

          いつの間にか

          nagaya.をオープンしてから三年がいつの間にか過ぎた。その間に店主は二人の子供の出産があり、数名のスタッフさんも出産し、年内で産休に入ったスタッフさんもいて、この三年ちょっとで身近に可愛い赤ちゃんを六人も見ることになる。お店に来て頂くお客様も三十代前後の方も多く、カップルでうつわを選んでいたお客様が今年は、いつの間にか赤ちゃんを抱っこして店に来てくれるようになったり、色んな家族の時の流れを感じて嬉しく思う。 ”いつの間にか”と書くことが増えた。nagaya.のSNSや企

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