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「魏志倭人伝」内「臺」文字より…「邪馬臺(台)国」を発見

結論を先に書きます。
台(臺)(明解漢和辞典 三省堂)「台(俗に臺の略字として用ふ)」… (一)志那古昔、三公の象とせし三星。 (二)転じて、三公の地位。

〇ネット内「漢字/漢和/語源辞典」、
〔台のみの意味〕
④ 三公(最高の地位にあって)天子(国を治める最も地位の高い人)を(補佐する三人)の位。

〇「倭国」内において「三公の象とせし三星。三公の地位」は… 
初発の「倭国」を連合で誕生させた倭王権者は、「弥奴国王、斯馬国・九十九島地区王、好古都国王」の三盟主王連合組織の倭王権です(倭国統一三ヶ国盟主王連合と呼んでいます)。

「倭国統一三ヶ国盟主王連合」は、「邪馬壱国」倭王権時代、「狗奴国王(子淡道之穂之狭別島)」時代、「台与」統一王権時代と統一王権変化の中で,それぞれの統一王権内に「連合、あるいは拘束監禁」と組み込まれますが、

「倭国」誕生時の「倭国統一三ヶ国盟主王連合」倭王権を保持しながら変化の中の王権内に協力して「倭国」連合内を保持しています。

1、 弥奴国王 … 倭国内七ヶ国の盟主王。
2、 斯馬国・北九十九島地区王 … 狗邪韓国渡来人国の九州島内六ヶ国の            盟 主王。
3、 好古都国王 … 倭国内七ヶ国の盟主王。

※「魏志倭人伝」内で「邪馬壱国」の四官「伊支馬、彌馬升、彌馬獲支、奴佳鞮」として書かれた「奴佳諟」を除く三官です。

(奴佳諟は、倭国誕生の数百年後に徐福船団に国を占領されて、徐福と共に倭国に移住し、狗邪韓国渡来人国と九州人国を従属連合した狗邪韓国王の子孫です。)


「倭国」内の倭王権遍歴

〇「九州人国、狗邪韓国渡来人国」連合の「倭国」が、「徐福」船団の「徐福、狗邪韓国王」が建設した「邪馬壱国」に王権を奪われました(魏志倭人伝時代です)。

〇(魏志倭人伝時代に)「倭女王国(邪馬壱国)」と「狗奴国王」の戦争で「狗奴国王」が勝ち、「狗奴国、倭国、邪馬壱国・台与体制」統合王権を「狗奴国」内に創建しました。(古事記内の子淡道之穂之狭別島です)

〇「狗奴国」内に創建した「狗奴国王、倭国、邪馬壱国・台与体制」連合王権内の「邪馬壱国・台与体制」が統合王権を奪い取り、

「狗奴国王、倭国統一三ヶ国盟主王連合」を拘束して、「台与体制」連合体制である「狗邪韓国渡来人国」に委譲しました。

「狗邪韓国渡来人国」内となった「狗奴国王、倭国統一三ヶ国盟主王連合」 は、「伊都国の糸島」内に拘束監禁しました。

「伊都国の糸島」内には、「邪馬壱国」倭王国時代に「邪馬壱国」の王権を委譲され執行した、「斯馬国・伊万里湾地区王(爾支、泄謨觚、柄渠觚)と卑弥呼」が住んだ楼閣がありました。


ここから「魏志倭人伝」の一部を抜き出して私の考えを併記します。
“「卑弥呼、以って死す。冢を大きく作る。径は百余歩なり。徇葬者は奴婢、百余人なり。」”
(邪馬壱国が消滅して)「卑弥呼」が死に

“「さらに男王を立てる。国中服さず。”
(古事記文の)「伊耶那岐命、伊邪那美命(弥弥、弥弥那利)の男王が「子淡道之穂之狭別島」を創建したが国中(中国渡来人国、狗邪韓国渡来人国)が服さず

“さらに相誅殺し、当時、千余人を殺す。また、卑弥呼の宗女、壱与、年十三を立てて王と為す。”
(倭国内で殺し合いの末に)「卑弥呼」の宗女、「台与」,年十三を王に為す。

“国中遂に定まる。”
「狗奴国、倭国」内が安定する。

“政等は檄を以って、壱与に告諭す。」”
「台与」王の重臣が厳しく「台与」を諭して

“「壱与(台与)は倭の大夫、率善中郎将、掖邪拘等の二十人を遣はし、政等の還るを送る。”
「台与」は、倭の大夫、率善中郎将、掖邪拘等の二十人を遣はして「魏」の使者を送り還す

因って、臺に詣り、
(卑弥呼の援助要請で、伊都国の糸島に留まり続けた魏の使者が居なくなった事に)因って、「臺(伊都国内の糸島内に拘束した、倭国統一三ヶ国盟主王連合=三公の地位)」に詣り

“ 男女の生口三十人を献上し、白珠五千孔、青大句珠二枚、異文雑錦二十匹を貢ぐ。”
「倭国」倭王権者である三王が,王権者の威信風格を保つ為の「男女の生口三十人を献上し、白珠五千孔、青大句珠二枚、異文雑錦二十匹」の日用品を貢いだ。

上記解釈は、『古事記』内「大八島国、六島、十神」の「国名,島名、神名」を「音形」読みした結果の筆者の結論です。

結論としては、「三公の地位=臺」である、「倭国統一三ヶ国盟主王連合」を従属連合して「九州島」内全国を統一した「邪馬壱国」倭王国後継の「台与」王権国ということに成るかと思います。

「台与」の王権国となった「狗奴国」は、この後、「九州島」内の「日向地方」を統合して「九州島」全域を統一します。また、「大八島国」時代の「豊国内」六ヶ国を国内に収容したために、現代に「豊国」と伝承されているとも思っています。

本文は、「永瀬淳幸」著「邪馬台国・倭国三十国」比定の「音形読み」によります。本文中の マ行音・ン音 の音形に使われた ,区切り内、 を ・容積内、 と変更してあります。


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