わがままは自己開示の一つの形であり、
それはまさしく言霊でもあるんじゃないか
というのが最近思っていることです

例えばです
モンブランとショートケーキがあったとして、
AさんBさん2人で好きな方を選んで食べてよい、となったときに

Aさん：どっちも同じくらい好きだからどっちでもいいよ
Bさん：私は絶対ショートケーキがいい
という2人では印象の残り方が違うと思いませんか？

それ以降、Aさん、Bさんの誕生日やお祝い事の機会があったときに
Bさんには
そういえばBさんはショートケーキが好きだったから買っていこう！
となり得るのに対して

Aさんの場合は
そもそも”ケーキ”を買ってお祝いしようという発想にすらならない
結果として当たり障りのない文房具とかがプレゼントとして選ばれる

みたいな現象が現実世界でちらほら見られるような気がするのです

Ｂさんはショートケーキが好きという主張をして、後に実際好物であるショートケーキを手にすることができ、
Ａさんはどちらも同じくらい好きと言ったにも関わらず好物は手に入りません

それはAさんの中立的な発言に比べて、Bさんの発言の方が
自分優先のわがままな発言であったからで、
わがままな方が第三者にとっては印象的だったから
ではないでしょうか

人間、わからないものよりも既知のものの方が親しみやすく、
こと贈り物なんかは、相手の喜ぶものがわかっていて、
Bさんはショートケーキ好きって言ってたから喜んでもらえるでしょ！
…という具合に
確信がある方があげるハードルも低いですよね

そういう意味で、あとで好物を手にする可能性が高いのは、
ケーキを選ぶ場面でより多くの（より印象的な）情報を開示した
Bさんなワケです

まあ、友人や同僚として一緒に過ごしやすいのはどちらかと言えば
中立的な発言をするAさんかもしれませんが。。。
自分の好きなものをより多く手に入れることが出来るのはどっちかと聞かれたらそれは間違いなくBさんだろうなというのが今回の話です。

望みを口にすれば、周りの人の印象に残って、
後々その望みは叶うという意味で、
わがままはまさしく言霊なんだと思います

ということで自分の好きなものはどんどん口にした方が得！
…かもしれません

ちなみに私はチャーハンが好きです

なぎ