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「世界一周ファーストクラス一人旅で、試された3つのスキル」




旅好きNagiです。



48日間世界一周の旅から帰国して、ちょうど1ヶ月が経過しました。

行った国は11カ国。13都市。

会いたい人に会いに行き
行きたいところに行き
ドラマや小説のロケ地を巡ってきました。


帰国後、1ヶ月が経ち、「もうそんなに経ったのか」
と思うほど、まだまだ旅の記憶は鮮明です。

スマホにある写真と同じように、彩も鮮やかで色褪せません。

そんな中、ある方とお話をしていた時、
「一人旅で行けるってすごい」と
言われました。
その方は同じく女性ですが、とても一人旅などは無理で、いつもツアーで海外に行っているそうです。


旅の仕方も目的も、人それぞれなので良いのですが、そう言われたことで、
「一人旅で持っていないと困るスキルってなんだろう」と考えるきっかけになったので、ご紹介します。

マドリード空港


1 問題解決スキル


一人旅では、何か問題が起きても自分主体でなんとかしなければなりません。


スペインのマドリード空港で、スーツケースがなかなか出てこなかった時、
周囲の人の話から、「同じ便の人がみんな荷物が出てきていない」ことが
わかり、すぐにバゲージロス専用カウンターのようなところに行きました。

これも、自分で判断して、自分で聞きにいくしかありません。
程なくして私の順番になり、タグを見せると、モニターにかじりつくように
見つめていたスタッフの中年の女性が、「あ、ここにあるわよ。今ターンテーブルを回っているわよ」と教えてくれ、スーツケースとのご対面ができました。



英語が話せたことももちろんですが、英語が話せても問題解決スキルが
なければ、一人旅は難しいかもしれません。

問題解決スキルは、自国を離れれば「法律と勝手が違う」ことを十分に理解し、知らないこと、経験したことがないことに出会った際、人に質問したり、助けを求めることで、発揮されやすくなります。

あとは、1人でいることを楽しめるかどうかも、とても大事だと思いました。

モルデイブでの朝食

2 コミニケーションスキル


コミニケーションスキルとは、結局人間力だなあ、と思います。


ひとりで旅をしていると、誰かと今この景色を見ているその感動を共感は
できません。

だからこそ、知り合いを作った方がいいし、話すチャンスがあれば、どんどん話しかけた方がいいと思っていました。


英語ができるできないは別として、どこの国の人とでも話ができるかどうか、相手にされるかどうか、なのです。


こちらが話しかけても、タイミングが悪かったり、興味がない話を振っていけば、話は長続きしません。
相手の国のことについても、少しは知っていた方がいいですが、逆に質問をして教えてもらうと言うことができたら、話は続いていきます。


もちろん相手が変な人の場合もあるので、全ての人に好かれようと思ってコミニケーションを取る必要はないのですが、「この人いい人だな」と思ったら、知り合いになる、くらいのことまでできるといいな、とつくづく思いました。


ロシア人親子とモルデイブでお話をした時、ロシアの戦争については私の方から触れることはせず、移住した先のジョージアはどうですか、という質問をしました。

戦争についてはあまり話したくないだろうし、話せば政治的な話になるから、避けた方がいいだろうと思ったからです。


この後ロシア人親子と同じテーブルで
お話ししました



おかげで、翌日もお話ができたし、連絡先交換まではしませんでしたが、
日本大好きな中学生の男の子に、「お餅の食べ方」を教えることもできました。



話を始めた後、話が盛り上がるのかそうではないのかの違いは、こちら側の質問力と相手が知りたいことを持っているかによって決まるような気がしました。


さらに大前提に「人間として嫌な奴じゃない」と言うことがとても大事なんだな、と思いました。
私のことはともかく、旅先で出会った人たちは、本当に皆さん素敵な人たちで、私も見習わなければ、と何度も思わされました。



3 フレキシビリティー(柔軟性)



「日本ではありえない」とか「普通はこうでしょ」と言うような固定概念を放棄し、「ここは異国なのだから」と言うことを、自分に絶えず言い聞かせることで発揮されます。

インドネシア バリ島のホテルで、朝食の際にビュッフェ以外に、カフェラテ、クレープ、ナシゴレン、フルーツジュースが注文できました。


ナシゴレンは
とてもおいしかったです

スタッフの人に全てお願いしてもいいのですが、スタッフの方々も忙しそうなので、自分でそのカウンターに行ってお願いをしていました。

お願いした後、それが出来上がって私のテーブルに運ばれてくるまで、まあまあ長い時間がかかります。

日本ならば、「まだですか」という人がいてもいいくらいです。

しかし、「ここはインドネシアだから」と思っているので、ただただ待ち続けます。
すると、ちゃんと持ってきてくれるんです。


メロンジュース



さらに部屋の固定電話が、途中で切れるという故障がありました。
すぐにスタッフの若い男性たちが来てくれましたが、線を外したり、差し込んだり、と私でもできそうなこと、(実際私はすでにやっていましたが)をやっています。


電話機ごと交換をすれば、あっという間に解決しそうなのですが、私はただただ彼らがする作業を見守り続けました。

最終的に、線を新しいものに交換することで、故障は直りましたが、合計3回私の部屋に来てもらった末のことでした。


このお部屋でした


これが日本なら、「そもそも日本製の電話機の方がいいよ、故障ないし」と
か「まだなの?」と言われるかもしれませんが、ひたすら私は彼らの仕事ぶりに任せました。
最後は直ったので、それでいいのです。


フレキシビリテイーを持っていると、余計な期待をしないので、私自身が
イライラすることもないし、ショックを受けることも少なくなります。
自分の精神衛生上も、大事なことだな、と思いました。

まとめ


一人旅では、自分自身が毎日楽しく過ごせることが大事だと思っています。
一人旅の気軽さはありますが、基本的に全て一人で判断して、自分のご機嫌も知って、取っていく必要があります。
長旅であれば、なおさらです。


私は毎日noteに掲載するための旅日記をつけていましたが、私にとって
精神的に落ち着けた理由の一つです。

もう一つは、旅の真ん中あたり、モルデイブにいるときに、やっぱり日本語を話したくなったのだと思います。
アカウントを持っていた、スタンドFMで「ライブ」という形で、しばらくお話をしていました。

いろんな方が、いろんな質問をしてくださったことで、私の「日本語話したい欲」は満たされていたのだと思います。
これも、自分の今の気分を、どこかで感じていたからでしょう。


一人旅は、向き不向きがあると思いますが、団体行動が苦手な方にはおすすめの旅のスタイルだと思います。(団体行動が苦手な人です笑)



これからもきっと私は、一人旅を続けていくでしょう。


毎晩ホテルラウンジ付近で
ライブ演奏がありました





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