Nagi

2023年9月から11月の48日間で、 4大陸9カ国、11都市の世界一周 ファーストク…

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2023年9月から11月の48日間で、 4大陸9カ国、11都市の世界一周 ファーストクラスの旅を経験。 アラカン1人旅でした。 旅の記録と、小説を書いて投稿しています。 62歳で作家を目指して書いています。 元客室乗務員。

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  • 世界一周ファーストクラスの旅

    2023年9月から11月まで、世界一周ファーストクラスの旅に アラカン1人で行きました。 (11カ国、13都市) ファーストクラスに乗ったエアラインは、 日本航空 カタール航空 アメリカン航空 マレーシア航空 です。 ビジネスクラスは、 アメリカン航空 イベリア航空 ブリティッシュエアウエイズ スリランカ航空 カタール航空 カンタス航空 マレーシア航空 でした。 旅の記録と、準備をまとめています。

  • 小説

    短編小説、小説をまとめています。 小説家になろう、にも掲載しています。

最近の記事

「理由なき衝動に突き動かされた旅」与那国島最終回 電動自転車の旅を人生に例えてみた+与那国島を訪れる人たちの特徴

いよいよ今日で与那国旅が終わる。 今朝も、「シロガシラ」の「キュッコロキュー」と言う鳴き声で目が覚めた。 時間はやっぱり6時だった。 与那国最後の朝。飛行機は11:25発。空港までは電動自転車で20分くらいだろう。そう思ったら、朝陽を見たくなって自転車で2分くらいの「ナンタ浜」に行ってみた。 そこには、先客がいて若いカップルが手をつないで朝陽が昇る様を見ていた。 私は、邪魔をしないようにそっと後ろから、彼女たちから離れた海辺に向かう。 海は透明で、砂は白く、雲はあるものの

    • 「理由なき衝動に突き動かされた旅」  与那国島④ 「理由なき衝動」の理由&体がほぐされ、心が癒され、頭に学びを得た日

      鳥の鳴き声で目が覚める。 そんな日が自分に来るなんて思ってもいなかったが、ここ与那国の住宅街ではそれが日常らしい。 どちらかというと夜型人間の私が、ここ与那国では毎日早く眠っていた。 なぜなら「夕食に行くのであれば、予約必須ですよ」、と商店のレジのお姉さんから言われ、つい面倒になり、外食を諦めたからだ。 そして毎朝6時に目が覚めている。 早く眠っているから早く目が覚めるのだろう、と思っていたが、実は「鳥の鳴き声で起こされているんだ」と気がついた。それも、ニワトリなんかでは

      • 理由なき衝動に突き動かされた旅③ 与那国島2日目後半「日本最西端の碑」へ

        与那国島は、3つの地域でできている。
ドクターコトーのロケ地は、「比川」(ひかわ)と言う島の南部に当たる地域だ。
その他は、私が滞在していた町役場も近くにある「租納」(そない)、 そして最西端の地の石碑があるのは、久部良(くぶら)と呼ばれる地域だ。 与那国旅の2日目に私が訪れたのは、「比川」と「久部良」地区だった。 11:01発に町役場を出発する「無料バス」に乗って、比川に11:17に到着した。 
比川では、ドクターコトーロケ地や、ビーチを見学し、バス停前にある「比川売店

        • 理由なき衝動に突き動かされた旅② あのドラマのロケ地へ向かう

          スコールのような雨の音で目が覚めた。 枕元にあるスマホは、朝6時をさしていた。 まだ眠れる、と思って、布団をかぶったものの、その雨の音の凄さ、に不安になる。 「今日一日降ったら、今日の予定は変更だな」と。 まさにジャージャー、と言う音を立てて、雨は2時間降り続けた。 ピタッと、初めから決まっていたかのように雨が止むと、部屋の中にいても涼しさを感じた。 玄関を開け、外に出るとひんやりする。 「ああ、今日は気持ちいいかもしれない」 そう思って、洗濯機を回しながら、朝ごはんにした

        「理由なき衝動に突き動かされた旅」与那国島最終回 電動自転車の旅を人生に例えてみた+与那国島を訪れる人たちの特徴

        • 「理由なき衝動に突き動かされた旅」  与那国島④ 「理由なき衝動」の理由&体がほぐされ、心が癒され、頭に学びを得た日

        • 理由なき衝動に突き動かされた旅③ 与那国島2日目後半「日本最西端の碑」へ

        • 理由なき衝動に突き動かされた旅② あのドラマのロケ地へ向かう

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        記事

          理由なき衝動に突き動かされた旅①

          理由はわからないけど、どうしても行きたいと思う場所があった。 きっかけはあった。 ある作家の方が、若い頃に行った場所として取り上げてた旅行記を読んだことで、興味を持っていた。 調べてみると、乗り換えもすれば5時間かかる国内で、現地ではレンタカー以外にほとんど交通機関がない場所には、誰でも行くのをためらう。 私もその一人だった。 ただいつまで経っても、この場所が頭の片隅から離れない。 そこでまず、貯まっていたマイルを使って行けないものか、調べてみた。 思ったよりマイルが少

          理由なき衝動に突き動かされた旅①

          短編小説 「黒い糸」

          春樹は、指定されたカフェに着いた。 平日の昼下がり。 周囲には、30代から40代の主婦で溢れている。 その中で、1人30代の男性が、普段着で座っているのを見つけるのは、 簡単なことだった。 「あのー」 「ああ、畠中くんね」 「はい」 「ああ、どうぞどうぞ。いや、飲み物が先か。僕は先にオーダーしたから、どうぞ何か 注文してきてください」 小さな工務店の、事務兼採用担当の遠藤は、相手が緊張しないように気さくな感じで伝えた。 春樹は、スマホをテーブルに置き、カウンターに向か

          短編小説 「黒い糸」

          旅で学ぶ ①

          旅が好きだ。 今でも月に一度は旅に出ている。 国内、海外は問わない。 コロナで海外に行けなくなった頃は、チャンスとばかりに国内旅行に出かけた。 2年前に、東北一人旅をした。 山形、(仙台、通過、乗り換え)岩手、青森を周る旅。 以前の仕事柄、空港には行ったことがあっても、旅をしたことはなかった。 九州出身の私からすると、東北の県の位置さえ怪しかった時期がある。 だから余計に、足が向かなかったのだろう。 国内の良さに目覚めてから、東北への思いが強くなり、JRのお得なチケット

          旅で学ぶ ①

          5泊6日車での九州旅 3日目 この旅最長のドライブ日 パワースポットで「祈り」の意味に気づく

          この旅で最も長距離を運転するであろう今日は、9時出発とした。 鹿児島から熊本・阿蘇へ。 朝ごはんは、前日に購入していたパンを半分づつだけ食べた。 今日のメインスポットは、「天岩戸神社」。 宮崎県高千穂地方にある、天照大神が隠れ、出てきたと言う神社だ。 その途中、鹿児島中央駅に立ち寄った。 家族が一度も行ったことがないというので行ったのだが、この駅駐車場がすごい。 駐車券は必要なし。 ナンバーを読み取られているので、(写真が撮られている)出庫の際には4けたの車のナンバー

          5泊6日車での九州旅 3日目 この旅最長のドライブ日 パワースポットで「祈り」の意味に気づく

          5泊6日車での九州旅 2日目 宮崎と宮崎グルメを楽しむ!そして鹿児島へ

          旅2日目。 案外疲れはない。 朝ごはんはスキップして、朝風呂へ。 誰もいない温泉は、解放感でいっぱい。 チェックアウト後も、車はしばらく止めていていいということで、チェックアウト後、荷物を車に入れ、散歩がてら宮崎市内へ。 宮崎唯一のデパート、山形屋へ立ち寄る。 山形屋へ行く途中は、大淀川沿いを歩いてみた。 文句のつけようのないほどの快晴の天気で、飛び跳ねて歩きたいくらいの気持ちよさ。 元々歩くことが好きなので、余計にテンションは上がる。 ここはまさに地方のデパートで、

          5泊6日車での九州旅 2日目 宮崎と宮崎グルメを楽しむ!そして鹿児島へ

          5泊6日 車での九州旅行1日目 友人に会い、グルメを楽しむ 大分、宮崎

          先日、家族と二人で九州旅へ出た。 転職を控え有休消化中の家族を誘い出し、私が全ての旅を計画をし、車も運転する旅だった。 旅程表は次の通り。 1日目 福岡→大分→宮崎 宮崎泊 約5時間ほどの運転 2日目 宮崎→鹿児島 鹿児島泊 約2時間半ほどの運転 3日目 鹿児島→高千穂→熊本・阿蘇 阿蘇泊 約5時間ほどの運転 4日目 阿蘇→熊本 熊本市内泊 約2時間ほどの運転 5日目 熊本→長崎 長崎市内泊 約3時間ほどの運転 6日目 長崎→福岡 帰宅 約4時間ほどの運転 福岡

          5泊6日 車での九州旅行1日目 友人に会い、グルメを楽しむ 大分、宮崎

          小説 「視点」最終章 必然

          前回までのあらすじ 接客観察が鋭い梨花に感心する鈴。 その鈴は以前から梨花を知っていて、尊敬していた。 その二つ目の理由が明らかになる。 ***** 「私が小学生の時なんですけど」 鈴が、梨花の目をじっと見つめて話し始めた。 「うん、だいたい10年くらい前の話だね」 「いや、もう少し前ですね。15年前ですね。 小学校3年生だったから。私の母方の祖父母は東京にいるんです」 「へーそうなんだ。じゃあお父様が大分出身なのね」 「そうなんです。父は事業を継いだので、そこに母

          小説 「視点」最終章 必然

          世界一周帰国後4ヶ月が経過しました

          ふと気づいたら、世界一周ファーストクラスでの48日間の旅から帰国して4ヶ月が経過していました。 48日間で、4大陸、9カ国、11都市に行きました。 ファーストクラス4回乗りました。 他は全てビジネスクラスに乗りました。 憧れていた旅を実現し、4ヶ月経った今の心境を書き残しておきたいと思います。 1 経った4ヶ月前のこととは思えないくらい、随分前のことのように思える。 2 影響を受けた内容は、確かに自分に浸透していると感じる。 3 世界一周の旅の写真を見ると、一気に幸福ゾーン

          世界一周帰国後4ヶ月が経過しました

          視点 第5章 縁

          前回までのあらすじ 初めて一緒に仕事をした、梨花と鈴。 仕事終わりに行ったカフェで、梨花は鋭い観察力で、素晴らしいスタッフの サービス内容を分析する。 驚いて聞く一方だった鈴は、梨花に懐いていた理由を話し始める。 ******* 鈴は、梨花のことをなぜ知っていたのかと質問され一瞬,下を向いた。 しかしすぐに顔を上げて、語り始めた。 「私が大学2年の時に、大学で開催されたエアラインセミナーに 梨花さんが来られていたんです」 「え、あの女子大・・・」 「そうです。私、カ

          視点 第5章 縁

          視点 第4章 解答

          前回までのあらすじ 中堅客室乗務員の梨花と、後輩の鈴はフライト後に五つ星ホテルに行った。 鈴は軽い気持ちだったが、梨花は別の目的があった。 鈴は、聞く気満々で身を乗り出している。 「カフェ・オ・レ冷めてない?」 と梨花は聞いた。梨花のロイヤルミルクテイもすっかり冷めている。 「いえ、大丈夫です」 「そうか。じゃあ最後の一つ」 そう言って、梨花は水を一口飲んだ。 「細かいことだけど、私たちの飲み物をテーブルに置くとき、一切音がしませんでしたよね。陶器だからちょっとした

          視点 第4章 解答

          視点 第3章 無意識

          〜これまでのあらすじ〜 中堅客室乗務員の梨花は、初めて佐藤 鈴とフライトした。 クールで落ち着いている雰囲気の梨花は、後輩から敬遠されるのに、なぜか鈴がなついてくる。 フライト終わりに行ったホテルの テイールームで見た接客で、思わぬ「学びの時間」が訪れた。 第3章 鈴が、「あっ」と、パッと突然カメラを向けられた芸能人のように、表情が一変した。 「わかりました!」 また、手を挙げている。 憎めない。 「言ってみて。多分当たってるでしょ」 「いや、勝手にハードル上

          視点 第3章 無意識

          視点 第2章 見えないもの

          〜前編までのあらすじ〜 中堅客室乗務員の梨花と、後輩 鈴は、仕事帰りにお茶を飲みに行った。 鈴は、軽い気持ちだったが、梨花には目的があった。 一章はこちら 鈴は、梨花の言葉を待っている。膝の上に、組んだ手を置いて聞いている。 梨花が言う。 「まず、すごいなと思ったのは、グラスを片付けて私たちを案内した時よ」 「え?普通に案内してくれただけ ですよね」 「そう、案内は私たちの右側を歩いて案内するという、マナーに沿った案内だった。 でも、すごいと思ったのは座った時

          視点 第2章 見えないもの