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貫頭衣で歴史と現代のデザイナーさんの意気を学びつつ夏の暑さを凌ぐ

今年はいきなり暑くなった北海道。
「もう少し大丈夫だろう」と余裕ぶっこいてたkinaはこの事態に夏服の準備に大わらわ。
最近は「まっすぐ縫い」シリーズの本から知ったスクエアブラウスにアレンジをしたものを多用しています。

要するに頭と袖部分を除いてまっすぐ縫う。以上。
夏服は綿麻の薄手の生地を使うので涼しく感じます。
着ると袖口はフレンチスリーブっぽくなって、身体のラインも相まってとても四角とは思えない服になります。

ところで、まっすぐ縫いの本はKindle Unlimitedでも結構読めます。
まっすぐだから型紙は不要だから、数値を測って布に直接印をつけたら切れるので、別にスマホで読む前提でも大丈夫ってことなんでしょう。

まっすぐ。
体型が横に大きい人でも、その分だけ横幅を大きくするだけでサイズ調整も簡単。
端切れも出にくいというメリットもあります。

このスクエアブラウスの源流を辿ると、日本だと弥生時代の貫頭衣と呼ばれていた服に行き着きまして、「要するに頭と腕が出てたら着れるよね!」という、結構原始的な服でもあります。
地味に歴史の教科書にも出てくる服σ^_^;
それが着物に変わっていくわけで。

ところが、現代のデザイナーさんの手にかかると、歴史的な貫頭衣も、貫頭衣に見えないおしゃれで表情の出る服になりまして。

横の紐を縛るとこうなって、単なる四角とは思えません。

些細かもしれないけれどこういうアイディアを見るにつけ、「現代のデザイナーさんのアイディアはすごい」と思います。



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