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北海道の真冬にオイルヒーターは使えるか?

オイルヒーター。
電気代がえらく高いというデメリットはあるものの、空気を汚さない・メンテナンスが楽・取り扱い簡単・安全性が高いとメリットも大きい暖房器具。
kinaもたぬきねこのためにデロンギのオイルヒーターを使ってます。
このタイプ。


ぽかぽかだにゃ。

さて、灯油をいちいち詰め替えるのが面倒臭くなったのと、灯油のポリタンクを断捨離したくなったどこぞのkinaさん、「真冬でもオイルヒーターだけで乗り切れないか?」と実験をしてみました。

kinaの今住んでる場所のスペック:10畳+キッチン2畳+6畳
オイルヒーターのスペック:1200W、10畳まで

どうして1500Wの、大きなものにしないかというと、お部屋のアンペア数の関係です。
ほくでんに問い合わせをしたら「メインブレーカーのアンペア数を大きくしたとしても、サブブレーカーのアンペア数が15アンペアなら、メインを大きくしても意味がない」と言われたためです。

今回は、6畳の部屋の扉は閉めての実験です。

途中経過

11月の、最低気温が氷点下前後の場合は、火力を比較的多めにしましたが、それでも大丈夫でした。
部屋の温度は19℃前後は保たれていました。
逆にいうと、全力の火力でなくてもいけるってことで。
問題は12月の、最高気温が-4℃の時。
最高火力にまで上げても、15℃まで行くのがやっと。
寒い。
たぬきねこの体調を考えたらこれ以上の継続は無理と判断、灯油買ってきましたσ^_^;

とはいえ、人間の寒さに対する感覚なんていい加減なもので、雪かきから帰った後は15℃の室温でも「あったか〜い」と思えたりしました。

結論と考察

「最高気温が氷点下以下になる地域だと、オイルヒーター単独は難しいかも」になると思います。
kinaがいるところは無理だったorz

結果としてはこうなりましたが、実は単純に「無理」とは思えない要素もいくつかわかりました。

まず、実質12畳での実験になっちゃいましたが、「これが8畳のお部屋だったら、もう少し暖房効率は高かったかも…」と思います。
あと、「外気温だけでなく、冷気を侵入させない」という点が大きく左右するように思います。
その日は気温が低いだけでなく風も強く、台所の換気扇から入ってくる冷風がかなり暖房効率を下げていた感がありました。
キッチンと部屋の間に暖簾のように布をかけてみたら、それだけで部屋の温度が短時間で結構上がりました。
それでも15℃以上には上がりきりませんでしたが、風が強くない地域だったり、「キッチンや玄関のような、大量の冷気が入ってくる場所と扉か何かで物理的に遮断でき、かつ適正な広さの部屋で使うなら、オイルヒーターは氷点下以下でも使えるのではないか?」と思います。
気密性が高い部屋なら、尚更そうでしょう。
そうなると、結局デロンギのホームページで推奨している通りの使い方が一番効率が良い、ということになるんじゃないかと思いました。

あと、「部屋の日当たり」という点も見逃せないように思います。
オイルヒーターを使っていて、真冬でも日当たりの良い日なら、オイルヒーターの火力を最高に絞っても温かいということはよくありました。
最高気温が氷点下前後、風が強くなく日当たりの良く、適正な広さで、冷気を物理的に遮断する方法がしっかりしている場所ならオイルヒーターだけでも冬を乗り切れると思います。

オイルヒーターが持っている「良さ」とは

「最高気温が氷点下以下ならきつい」オイルヒーターですが、一つ面白い特徴があって、オイルヒーターの熱は空気だけではなく部屋の壁や天井も暖めるので、朝早い段階でつけておくと、部屋の温度関係なしで寒さを凌ぎやすい気がします。
これは灯油のストーブにはない魅力ではないかと。

今回の結果が、オイルヒーターの利用を検討している方のお役に立てたら嬉しいです。

拙い文にサポートしていただくとしたら感謝しかありません。家を買う費用とたぬきねこの福利厚生のために使わせていただきます。