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稲垣えみ子さんの「寂しい生活」を読んでみました。

Kindleで買う前に、図書館で稲垣えみ子さんの「寂しい生活」を借りて読んでみました。

基本的には、東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故から始まる節電生活のお話です。

ぼくはごほんの間はねむねむにゃ。

多分この本に書かれていることは、日々の日常のことなんでしょうが…本当に文才がある方なんでしょうね。
話の内容が面白くて、つい引き込まれますし笑わされる内容でした。
そのくせ、最後は「なるほど、こういうことなのね」と思うような、人生の見方に関することも書いてありまして。

実は稲垣さんの生活でも、生活を維持するための立地条件(徒歩圏内に銭湯があり、生活の物資が揃う)があるからああいう生活ができるんだろうな…と思うところはあるので、移動に車が必須で、干した野菜より生野菜を選び、肉と魚介類も食べたい、北海道なので暖房は必須(暖房をつけないと人は良いとしても水道設備が凍結する)、冷蔵庫なし生活は無理だったkinaは稲垣さんの生活を丸ごと実践するにはかなり無理があるのですが、それでも最低限な持ち物で寂しいながらも楽しく生きることに憧れを抱いてしまいます。

ちょっとだけ思ったのが、今の車中泊やキャンプでは「ポータブル電源持ち込んで、IHや電子レンジで調理」というのが当たり前のような感じで、kinaもYoutubeでそれを見て「良いな〜」と思うのですが…この本を読んで、安全面というのはあるにせよ、「別にIHや電子レンジじゃなくても、アルコールランプにシェラカップでお湯を沸かせるし、ご飯も味噌汁も作れるよな…防災という観点だったらポータブル電源必須だけど」と思いました。
「車中泊やキャンプで炊飯」となるとメスティンというイメージがありますが、kinaはシェラカップを普段使いしているのであえてここはシェラカップで。

何はともあれ、「個人的原発脱却生活」でここまでやってしまった著者稲垣えみ子さんは凄いと思いますし、綺麗事抜きで原発反対を表現する姿勢はぜひ多くの原発反対を叫ぶ人に知ってほしいと思います。

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