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あとがきのようなもの1

 いつも作品を読んでくださり、本当にありがとうございます。
 読んでいただけるだけでも既に十分嬉しいのですが、特に「スキ」を頂けた時なんかは天にも昇る思いでモチベーションが爆上がりします。
 最初は「特に文才があるわけでもないんだし、名作や超大作を作れるわけでもないし、所詮は自己満足なんだから、チラシの裏にでも書いて自分一人で読んでおけばいいのでは……」と思ったこともありました。
 ですが現在では、人様に読んでいたけるように、楽しんでもらえるようにという意識で書くことによって得られる刺激は非常に大きいものだということを痛感しています。
 人目に触れさせず自分一人の世界だけで完結させていたら、ここまで色々と試行錯誤しながら書くことはなかったでしょうし、曲がりなりにも「小説」と名乗れる形に仕上げること自体できていなかった(途中で投げ出してた)作品ばかりだと思います。
 今では公開して良かったと思っています。
 改めて、読んでくださった方々に心から御礼申し上げます。
 読んでくださる皆様のお陰で、いま、話を書くのが楽しいと思えています。

 あと実は、note様にも感謝している点がありまして。
 何かと言うと、このようなプラットフォームを開発提供してくださっている点についての感謝はは言うまでもないので割愛しますが、noteのチュートリアル的な記事で「下手でもいいから創作を続けることが大事」という趣旨のことが述べられていたのが個人的には大きなポイントなんです。
 こうして作品づくりを継続できている根本の理由のひとつです。
「もっと上手で面白い人がいっぱいいる中でこんなものを公開していいのだろうか」と気後れした時に、あの言葉がそっと背中を押してくれています。ありがとうございます。

 さて、今回は短編小説ではなく、既に公開済みの作品についての創作裏話的なあとがきめいたものを書いてみます。
 もしかしたらそういう話をすると「作品のイメージが崩れて興醒めする」という方もいらっしゃるかもしれませんが……。
 特に問題ないよという方は、お付き合いいただければ幸いです。


 将来のビジョンが見えず悶々としていた大学時代の自分のことを思い出しながら書きました。
 一日中部屋に篭ったまま過ごして西陽が部屋に差し込んできた時の何とも言えないやるせない感じや焦燥感と、過ごした街の商店街の様子をイメージしました。
 実はこの話の下書きとなるメモは数年前に作ってそれきりで、ずっとスマホの中に眠りっぱなしでした。自分の頭の中に強く残ってる大学時代のひとコマを何かで形に残したかったんだと思います。
 それを不意に見つけた時、きちんと完成させ、成仏させてやろうと思いました。そうして加筆修正を行い完成したのがこのnoteアカウントの作成日であり作品の公開日です。
 ただの社会の歯車ながらも一応は「何者か」になれた今の自分としては、過去の「何者でもない自分」に対して色々と言いたいことはありますが、そのことについて語るのであればそれはこの場ではなく別の作品という形にして行いたいと思います。


 雨と傘をテーマに何か書きたいなと思って作った話です。
 雨には少しおセンチなストーリーが似合うのかなという安直なイメージから、そのまま勢いで書き上げました。
 Kさんは無自覚なタラシ野郎ですね。いつか変に恨みを買ったり誤解を招いたりして面倒なことにならなければいいのですが。


 ホラーテイストの話を書いてみたいと思って作った話です。
 不気味な雰囲気や怖さを表現するって難しいですね。
 怖い話を見る・読むこと自体は好きなんですけど、作るのは自分には向いてないかなと思わされました。
 少なくともこのジャンルで、自分が納得できるような表現をできる力はまだないなと実感してます。
 それにしても、こんな無茶苦茶なパワハラ職場、ありますかね。さすがにないですよね。ないと信じたいです。普通に傷害案件ですし。


 既に書いた通り、Apollogicさんの楽曲「虹」をモチーフにした話です。
 歌詞全体の意味とは違うストーリーになってると思いますが、あくまで歌詞の一部に着想を得て妄想を膨らませた話なのでそこはご了承下さい。
 最後、話が現在に戻って走り出したあたりで「虹」を再生して読むとなんだかエモいです(多分自分だけ)。
 Apollogicさん繋がりでNinjaを登場させました。
 本当はさーささんの乗ってるNinja400にしようと思ったんですが、高校生という設定だと車検のない250の方が自然かなと思い至り公開直前に修正したりしました。今にして思うとどっちでも良かったかもしれません。
 Apollogicさんの楽曲だと、この作品のモチーフになった「虹」の他に「Re:Set」も好きです。私はSpotifyプレミアムで聴いています。気になった方は是非チェックしてみてください。
 他にも、自分のお気に入りの音楽をモチーフにした小説を書いてみたいなあと思っています。今のところ、具体的な案は何もないんですが。


 酒に強い人と酒に弱い人が居酒屋でグダグダやる話を書きたいというところから始まった話です。
 そこから、童顔なのに酒豪な女性の先輩と、体格が良く大酒飲みっぽいのに下戸な男性の後輩という色んなギャップ要素を足していったら、二人とも個人的に好きなキャラクターになってくれました。
 二人がぐだぐだと飲んでる様子はあまり深く考えなくてもどんどん書き進められたので楽しかったです。調子に乗るといくらでも文字数が膨らんでしまうので程々にしたつもりですが……。
 何の内容もない単なる居酒屋の風景はできればまた書いてみたいです。
 二人とも同性愛者という設定は、この二人は安直に恋仲の関係にならないでほしいなという勝手な願望から取ってつけたものです。深い意味がなく申し訳ないです……。


 アナログの手帳の良さと、そこから離れてしまっていた自分に気付いて書いたものです。半分エッセイのような作品です。
 実際私の家の収納には昔の手帳が何冊か眠ってたりします。ここ最近はiPhoneのアプリでスケジュール管理をしていたんですが、2023年度は久しぶりに紙の手帳を使っています。紙にお気に入りのペンでインクを落としていくのはやっぱりいいものですね。
 そういえばそろそろ次年度の手帳を買う時期です。


 今回はここまでにします。
 他の作品についてもまた改めて書いてみたいと思います。

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