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結婚って思ってたより良いかも

先日、親友の結婚式に出席してきました。(以後R君にします)
出席していたのは、新郎新婦の親戚と数人の友人たちだけでした。

その数少ない友人の一人に選んでもらったことが嬉しく、友達が少ない私にとっては貴重な経験をもらいました。

小学生からの友人が、両親への感謝とパートナーに対してスピーチを話している姿を見て、大人になったんだなと思いました。
R君が自分より一歩先にいる気がしてカッコよく見えました。

これが結婚かと親戚のおじさんのように頷きながら、飲めないシャンパンを口にしていました。

R君とは、小学2年生に初めて同じクラスになったのが出会いでした。
最初の印象は、体小さかった私とは対照的にR君は背が高く、体も大きいので正直ちょっと怖かったです。

見た目も男の子にしては髪が長く、服装も小2が着るなよと思うほどの龍が描かれた上着を着ていました。

当時「ごくせん」が流行っていたのもあって、R君はヤンクミと同じ系列の人なのだと思っていました。ごめんなさい。笑

なので小学2年生の私は、R君から放課後に遊ぼうと誘われましたが、極度の人見知りもあってその場から逃走しました。(ほんと失礼なやつですよね笑)

それでもなぜか何度もR君は私を誘って、いつの間にか当たり前に遊ぶようになっていました。

中学までは同じ学校でしたが、高校では別々になりました。
私は地元を離れて、あるスポーツで有名な高校へと進学しました。

その高校はどの競技でも全国クラスの選手が当たり前にいて、何人ものプロ選手を輩出していました。

私は何の成績も収めることはできませんでしたが、普通では得られない経験をたくさんしたので今では良かったと思います。(私のプチ自慢✌️)

そこで私は初めてに近い挫折を味わって、まさに上には上がいる現象で打ちひしがれていました。

長期休みで地元に帰るタイミングがあり、友人たちと久しぶりに会っていました。
そこには、R君含めて数名と会いました。

みんな近況なんかを報告したりしている中で、私はネガティブな気持ちから試合に出るのはもう無理だと話をしました。

「確かに厳しいよな」「居るだけでもすごいと思うよ」など励ましつつも半ば諦めるような言葉にも感じました。

しかし、R君は違いました。
「何を簡単に諦めることを言ってるんだよ、お前のいる高校に行きたくても行けないやつもいるんだよ。なのにお前は何の努力もせずに終わるのかよ」

R君は怒って帰ってしまいました。
私は、それまでの怠惰な考えや態度にハッとさせられました。

通常では考えられないようなチャンスを掴んで、私はいるのだと気付かされました。
その後、私は練習に真摯に打ち込みました。

結果としては何か大きな成果を得られたわけではありませんが、あの時一生懸命にやっていなかったら必ず後悔していた。

あの時、R君が怒ってくれていなかったら、どうしようもない中途半端なまま終わっていたと考えると感謝の言葉しか出てきません。

R君は困難と相対しても、それに立ち向かって共に飛び越えようと手を取り合ってくれる人です。

ですから、奥さんもこれからの夫婦生活でお互いに支え合って幸せな家庭を築いてください。
以上、友人代表、吉野汀。

という感じで、もし友人代表のスピーチを頼まれたら話そうかなと考えていました。

なんか途中から本当にスピーチで話していた感出してましたけど、話してません。笑 (話していないだけで内容はノンフィクションですので、、)

一度くらいは友人代表のスピーチをやってみたいなと思っているだけです。

結婚に対してそれほど憧れもなく、一生独身でもいいかなと思っていましたが今回R君を見て私の心が揺れ動きました。

結婚式に行くと結婚したくなる、なんて聞いたことありますけど、その理由がわかった気がします。
それほど素晴らしい結婚式でした。

R君、結婚おめでとう。


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