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言葉が通じないのはこんなにも不便なのか①



近頃はコロナウイルスの緩和とともに海外旅行客も増えてきました。
観光地に行けば、海外から観光に来ているのだろう人をよく見かけます。
その一方で近隣諸国とゴタゴタしてる問題もありますが、、
これは私が海外の人と初めてコミュニケーションを図ろうと苦悩した話。

東京は上野、田舎町から東京にやってきた私にとって東京=大都会。
その日は連休初日でとにかく人が多い。
渋谷のスクランブル交差点も驚いたが東京はどこに行っても人がいる。
人口密度がハンパないと思いながら到着。

上野といえば、動物園や美術館に博物館など見所は数多いが、私のお目当てはアメ横だ。
下町の雰囲気を残しながら、情緒溢れる商店街。
グルメ・土産物・雑貨となんでも揃う、まさに観光客にとってうってつけの場所。
まだ12時を回ったばかりというのに、居酒屋はどこも満席。
客はみんな楽しそうに「乾杯」とジョッキを掲げている。
私は1人浮かない顔をしている。
この圧倒的アウェイに飲まれていた。
せっかくやって来たけれど、これ以上することもなく帰ろうかと思った時、ある女性と出会うことになる。

見た目からして異質なオーラを放っていた。
足元のヒールはクルクルと螺旋状の靴に真っ赤なストッキングを履いている。
上質そうなライダースジャケット、色付きのサングラス。
私の正直な感想は、「この人ヤバい」
誰が見ても普通じゃない、まるで雑誌の中から飛び出してきたのかと思った。
私が子を持つ親ならば、目を合わせちゃダメと言いそうな気がした。

だが、人間という生き物は不思議ですよね。
「見たらいけない」、「やってはいけない」そう言われるとやってしまう、あの現象はなんなんでしょうか?
すると、その女性と目が合ってしまいました。
こちらへと歩き始める、変な人。
まさか、そんな事起きるのか?と初めて自分のほっぺたをつねりました。

次回へ続く、、、

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