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北の湖から -2022晩秋- 『シシャモの握りを求めて』

鵡川むかわ駅に着く頃には、すっかり日が落ちていた。今日は金曜日、普段ならまだ仕事をしている、17時半。

電車を降り、改札を出る。真っ暗闇のなか、すし屋に向かって歩く。

向かう先は、「叶寿司」。シシャモを求めて、ココ鵡川むかわまでやってきたのだ。不漁続きのシシャモ、「あってくれ!」、想いは、「叶う」のか。


◇◇

その前に、街灯が少なく、真っ暗でお店が見つからない、お店はどこだ? スマホ片手にウロウロ

あった!

あぁ・・・ ない


『ししゃもはありません』


手書きの文字で、ドアに紙が貼りだされていた。

妻と顔を見合わせる。
まぁ、これも旅のさだめ、予定不調和だ。

気分を切り替え、カウンターに座る。今を楽しもう (^^♪


寿司に似合うのは、瓶ビールですよね~
妻とふたりで、『黙ってサッポロビール』


説明しよう!

ところで、なぜ鵡川むかわ駅まで来ているの? シシャモなんて、地元のスーパーで買えるじゃん。

ち、ち、ちっ

それは、カペリンと呼ばれる別のサカナ。慣例的に「樺太シシャモ」と名乗ることが出来る。

うそーん

本シシャモは、サケと同じく川で産卵し、海に帰るサカナ。海で修行をして、大人になったら再び川に遡上してくる。その川のひとつが「鵡川むかわ」なのだ。漁期は、10月~11月くらいで、北海道の太平洋岸でしか獲れない、貴重なサカナなのだ。


あった!!

今回のタビの目的は、
1.サンマとシシャモの刺身を食べるのだ
2.湖を巡るのだ
3.紅葉こうようを満喫するのだ

であった。

そして、ネタケースを見ると、サンマさんがいるじゃないですか!

という事で
寿司盛り、おまかせ! サンマは入れてね!

キターーーーーーww


地元の方で満席のお店であった。
会話に耳を傾けると、今年はシシャモは、まったくの不漁。サケも最近はさっぱりだよね。との事。

シシャモが無くても、頑張るしかない!

が、御主人の言葉。

これだけ、常連さんで盛況なら大丈夫でしょ。そして、ここにいる皆さんのように、寿司屋にふらっと立ち寄れる大人に憧れる。

このお店「叶寿司」の凄いところは、寿司ネタだけじゃなく、サイドメニューも充実していることだ。フライドポテトも「細い」「太い」「皮付き」の3種類が選べる。手抜きは一切なしだ。

後半の寿司は、食べるのに夢中で写真はありません・・カウンターでの食事は、皆さんとの会話、リズムが大事ですよね。写真撮っている場合じゃない。

数少ない写真をどうぞ

固ゆで、熱々うまうま


少し甘め ハーフサイズ


たこ唐ではありません たこざんぎ なのだ


惜しむらくは、「日本酒」

メニューにあるのは、「熱燗」「冷酒」のみ

残念!(波田陽区 覚えてますか? 水谷隼 じゃないよ)


シンデレラ

ボチボチ電車の時間だ、あっという間の2時間であった。

駅までの帰り道。あれほど不安だった暗闇が、帰りはそうでもない。不思議ですよね~、帰り道はあっちゅーま。初めて訪れる時だけ、感じるドキドキ、これが旅の醍醐味だと思う。だから、行ったことのない場所への訪問が、「やめられないとまらない」のだ。

あっ、少し余裕をもって店を出た理由が、コレ

乗り遅れたら、2時間待ち(汗)


サンマの刺身も食べることができた。
湖めぐりのひとつ、シューパロ湖にも行けた。
道中、紅葉も満喫できた。

まずまずなのだ。「叶った」のだ。

欲張らず、楽しくいこう。


いや、明日の夜、苫小牧のお店に行くので、「ワンチャン」ある。
きっと、想定外の巡りあわせがあるはずだ!
神さまは、見捨てないはずだ。

横でいっしょに、電車を待つ妻が、

「いいわねぇ、あなたは、ノー天気で・・・」


ポジティブと言って欲しい!


あすは、、


明日も湖の周辺を巡りますよ。いっぱい歩きますよ。

どの湖に行くんでしょうかね?
ヒント画像は、コレでしたね。

紅葉も、見に行こうよう●●●●



さーて、来週のなぐツーも、おっ楽しみにー (サザエさん風に)



(つづく…)



北海道編、最初から読みたい方はコチラ



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