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鳥取の夜が熱い! お燗王国への誘(いざな)い ーお燗は洋食だっていけるんだぜ れんが亭編ー

まいどー、今宵も鳥取のお店からお届けします。
なぐなぐツーリスト(なぐツー)夜の部はじまるよ!

なぐツーのポリシーは、

自分で、もう一度訪れてみたい、お店のみを紹介する。

今回もそんな店の紹介だ!


ところで

なぐツーは、初めて訪れる土地で、どうやってお店選びをしているのか?
本日は、一挙大公開!


まずは、ホテルの場所選び
繁華街の近くに、陣取ります。

例えば、「新潟 繁華街」で検索すると、「古町」がヒットします。地図で見ると、新潟駅から離れている事が分かります。そうなると、古町にあるホテルを選びます。駅から離れていると宿代も安いし、まさに二度美味しい。

ふらっと入る場合、経験的に、アーケード街から一本はずれた路地が、いい店率高いです。


今回の鳥取旅では、鳥取市の繁華街、末広温泉町に狙いを定めました。

次に、
なるべく同じホテルに連泊します。

最初に訪れたお店が、いいなぁと思ったら。
常連さんと仲良くなり、他に好きな店はないか、おススメを聞いちゃいます。また店主には、懇意の酒販店を聞いちゃったりします。その後、酒販店に遊びにいってお土産(酒)を購入がてら、他のおススメの飲食店を聞くんです。

そう、なぐツーは

芋づる方式

連泊しないと芋づるできないのだ


ということで、本日は「れんが亭」に芋づる方式で、やって参りました。
先だって紹介した八洲からの芋づるなのだ)


バーを思わせる、洋食感たっぷりのカウンターですが、背中側の棚には日本酒がずらーり、ギャップ萌えです(笑)


飯テロいくよー!


おっと、その前に

かんぱーい!

赤星瓶がある店は、まちがいなく、うまい!

そして、ビールグラスにもこだわりが、

儚い口当たりの感触、うすはりグラスで飲むビールは、
か・く・べ・つ なのだ。

そこに合わせるおつまみ

まだまだ暑い九月、
キンキンに冷えた皿、オリーブオイルに塩胡椒
単純だが、こだわりの品
トマト本来の酸味を味わえる

日南町産トマト


つぎ!

「ゆで」は、食べたことあるが「蒸し」は、初めて
大粒! 歯ごたえもコリっサクっとしていて、うまい!

北栄町産(80℃低温蒸し)


塩をつまんで、落花生にパラパラ・・

もうこれは日本酒でしょ。笑

ここで、問題です!
次に呑むお酒は、なんでしょうか?

鳥取の酒場で、熱燗を頼むと、高確率で出会える平盃

酒は純米・燗ならなお良し ー 上原浩 ー

はい、上の言葉がヒントです。
日本酒マニアならご存知、上原浩を救世主と仰ぐ蔵と言えば、

諏訪泉です。
「うさぎラベル 熟成二夏」をチョイス。

あっ! 次のおつまみが・・チラ


そういえば、お酒って本来は色があるって知ってましたか?
昭和時代に麹を品種改良して、色のつかない無色透明のお酒が登場したのだ。それまでは、薄黄色なのがスタンダードであった。

鳥取は、酵母無添加(野生酵母で発酵)させる蔵が多い。また、数年熟成させた銘柄も多い。とういことで、色の濃淡も多彩。


クリームチーズ、燻製たくあん、卵黄の味噌漬け

誰がこの西洋と東洋異世界タッグマッチトリオを考えたのか、
間違いないでしょ!

じゃんじゃんいくよ
おかわりの日本酒は、緑ラベルの東郷

鳥取産米(強力)使用、酵母無添加

酸が際立つ、その裏側に苦味が潜む。いやはや、日本酒なのに、酸味と苦みって・・別の飲み物のようだ。

これに合わせる食べ物は、酸と苦みなら

ローストビーフ

赤ワイン塩と醤油のソース添えで、

これだけの洋食を出しておきながら、カウンター前にはお燗場がある。不思議な空間だ。

よし、今日は、山陰東郷を制覇しよう。

つづいて、紫ラベル

鳥取産米(強力)、6号酵母使用

薄褐色の液体。甘味がなく、複雑な酸味とお米の旨味が広がる銘柄。

ふふふ

まさか、日本酒とこの料理をあわせることになろうとは

トリュフソースのオムレツ

徐々にお客様が増えてきた。
カウンターも満席だ。
店主の動きが、倍速になる。凄い手際の良さだ。

店主が耳打ちしてくる。
今となりに座ったの「〇〇〇蔵元の社長でっせ」

え? 山陰東郷で攻めているのに、少し気まずい感じ。。


ここで少し、時間をさかのぼる

例の芋づる方式を発動させ
「このお酒は、どこで仕入れているんですか?」

と、明日以降の酒場ネタを仕入れていた。

「この山陰東郷、美味しいですよね~」と、わたし

「お譲りしましょうか?」と、店主

「ほ、ほんとですか?」

(実は、山陰東郷は、大手企業に買収されて酒造りの方向性が変わってしまいそう。と、別の飲食店で常連さんが嘆いていたのだ。)

「ください!」


そこに、〇〇〇酒造の社長が登場していたのだ。

店長が、「黒酢」と称する、究極の酸味を伴った銘柄。
青ラベルをオーダー。

鳥取県産米(玉栄)使用、酵母無添加(野生酵母)

ぶるっと震えるような酸味。ダルビッシュ有も真っ青の、ストレート真っ向勝負のお酒だ。もちろん、熱燗。見た目も茶褐色。

迎え撃つバッターは、こちら


なすのグリル、ゴルゴンゾーラチーズかけ

青カビチーズと、酸味が強烈な日本酒の勝負。
ふぅー 初体験すぎて、目が回りそうだ。

そして、最後のバッター
いや、キャッチャーかな、豪速球をやさしく受け止めてくれました。

牛すね肉と発酵白菜の煮込み


本日も、大満足の夕べであった。


ありがとうございました!
ごちそうさま!

店を後にする

山陰東郷(青ラベル)の一升瓶を抱えて・・



つづく…


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