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梅酒的なレモン酒

レモンチェッロ(レーモンド社) [広島県] 
<2020年06月飲> 

ず〜っと謎のお酒があった。
遡ること3年、私はオランダはデルフトという町を、出張で訪れていた。現地では、仕事が終わった後、メンバーと食事へ行く毎日であった。

何日目かの夜、酒宴がほぼ終わりという頃合、現地メンバーの1人が「これを飲んで見ろ」と、おもむろに持ってきたのが、薄氷が表面に付いたボトル。テキーラ用の様なショットグラスに、そのボトルから薄黄色の液体を注いだ。キンキンに冷えているのだろう、あっという間にショットグラスの表面にも霜が付く。

英語の(もちろんオランダ語も)苦手なオイラは、相手からジェスチャーで「クイ!」と身振りされると、この液体は何?とも聞けず、一気に飲み干す。

「レモン!」

薄黄色の液体は、爽やかな苦味のあるレモン味の液体であった。甘みもかなり強く、アルコール度数も高い危険なお酒であった。が、うまい!
「ホワッツ ディス?」と、聞くも「◯△$#・□・・?&」、英語なのかオランダ語なのかもわからない状態(苦笑)。。酔っぱらっている状態では記憶も定かではなく、「グラッパ」「レモン」と言う単語だけが、翌朝頭に残っていた(だいぶ怪しい記憶だが)

グラッパといえば、ブドウである。レモンのグラッパもあるんだ。と、その時は(勝手に)思っていた。帰国後、もう一度、飲んでみたいなと思って「レモン」「グラッパ」のキーワードで、ネット検索したのだが見つからず。百貨店の酒売場などでも、見る度に物色するも、出会うことは無かった。




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ついに見つけました!
多分、この時飲んだお酒は、イタリアのリモンチェッロです!(なぜ真冬のオランダで?はおいといて)、このお酒をご存知の方は、最初に書いた「レモン」「凍らせる」「食事終盤」でピンときていたかも知れませんね.(というか最初に書いちゃっているか。。笑)

まあ、イタリア版梅酒みたいなもので、リキュールにレモンの皮と砂糖を漬け込んだお酒の様です。俄然飲みたくなってきた。

さらに調べると、なんと!日本でも造られているではないか!
米焼酎をベースに、瀬戸内のレモン、北海道のビート糖で造られている。「本場」ではないが、これはこれで面白そう。

食前酒、というものは知っていたが、「食後酒」というジャンルがあることをはじめて知りました。だから、オランダでも食べ物が片づけられた後に出てきたんだ。と、改めて納得。しかし、酒宴の後にお酒で締める、って・・・日本人の感覚にはないですよね。

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これから暑くなってきますが、ガッツリ(冷凍庫で)冷やし準備。食後の後片付けが終わったタイミング、のんびりとソファーなどで飲むのがおすすめ。
自粛生活の中、少し違った生活様式にできる、こんなお酒を楽しめる幸せを感じる今日この頃でした。

銘柄: レモンチェロ (販売:レーモンド社)
    アルコール度30%
    瀬戸田産レモン、北海道産ビート糖、米焼酎(西山酒造場製)
評価: ★★★☆ 
価格: 3,520円、コスパ:◯

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