超売り手から買い手へ。
売り手とか買い手という表現自体があまり好きではないのですが・・・。
本日勝手にリスペクトさせて頂いている先生と話をしていて、
コロナを
BC(紀元前)
と
AD(紀元後)
に例えていて、
非常に分かりやすい説明でした。
BCとADで、行動のあり方、これからの考えや働き方、子供達への教育や大人の学び、お金やお金以外の価値などの違い、たくさん聞く事が出来ました(もっと聞きたかったですが)
聞いていて思ったのは、コロナという強烈な何かが表面上でましたが、BCの時にADに変わらなくてはいけないヒントがあった様な気もします。
美容師についてですが。
つい数ヶ月前までの美容業界は超✖︎100売り手市場で、求人を出しても何年も応募が無いのは当たり前。美容学生に対しては1人に100社の割合というどうしようもない状態。
僕は随分と前に、そのどうしようもない状態からとっとと逃げ出しました。
で、何が言いたいかと言うと、超売り手市場は、明らかにダメな美容師を許容してしまった事が大いにあります。
だって大金払って求人かけて、何年も待って、せっかく働いてくれた美容師に辞められたら困るって。
辞められたら困るというお店側の気持ちは働いている美容師は伝わります。
経営者側は辞めない様に優しく接しなくてはいけないし、多少の事は多めに見なくてはいけない。
その先に何があったかと言うと
職人というプライドをどこかに置いて、時間の切り売りで低価格の美容師が増えてしまった。
本来は、よりクリエイティブに、より上手に、より綺麗に。
どんどん追求して自分に時間とお金を投資しなくてはいけない大切な時間のところを
有給って取れるんですか?
練習に残業代つくんですか?
休憩1時間取れるんですか?
もちろんそれは権利だし、経営する以上当たり前の事。
だけど大切な時期を、修練しなくてはいけないその時期にそれを絶対的に確保する限り、クリエイティブには仕事が出来ない。
効率も重要さだし自分の時間も大切だし、お金も重要。
だからそれから解放される為に努力をしなくてはいけない。
その努力を怠ってスタイリストになった美容師は非常に厳しい環境が待っていると思います。
最初に戻りますが
BCの時にいかに努力をしてきたか、
BCからADに強制的に変わってしまったこの数ヶ月でいかにBCの積み重ねとADへの認識とそれに対する適応。
なんとなく美容師をしてきた人には酷な時代が来そうです。
まぁ偉そうに書いてる僕が1番ヤバそうですが(笑)
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