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街の生ごみを生かし、本気でごみをゼロに近づける為に実装出来る事・・・ SDGs未来都市としてコンポストと地域通貨の連動の提案

僕は日野市がSDGsの未来都市に選ばれたのが心から嬉しいし、日野市が未来に対する責任を強く負った事で行政が今までのパフォーマンスとしての行動ではなく、本質的な意味のあるイノベーティブな実行が出来て、それが派生して子供達の未来に少しでも明るい光が残せるような未来の為に小さくとも行動をしたい。

そしてそれは論文数とノーベル賞の数による相互関係から見られるように、アイディアの数とイノベーションは比例すると考えられます。

いくら環境問題を語ってもコンポストを実行する人は増えない

(動機付けにはならない)

コンポストを環境問題意識以外の入り口も含めて考えてはどうでしょうか?

言い方は悪いけど、何かしらのメリットを感じないとダメ。

そこで考えたのが腐る通貨との連動。

期限付きの地域通貨。

地域通貨は個人での発行や運用は限りなく不可能に近い為、行政の力(税金)の投入
が不可欠である。

環境と地域経済の活性の2つに楽しい嬉しいアプローチをかける。

もしくはその他事業との組み合わせ。

例えば
・ボランティアや善意で地域通貨を配布し、こども食堂に使えるようにする。
・地域通貨の寄付。
・地域通貨のクラウドファンディング。
・地域通貨を支払って農業体験。
・教育として本来のお金の価値や意味、意義、使い方などを取りいれる事が出来る。
・綺麗ごとかもしれないけど、現金よりも地域通貨の方が優しいお金になる。

 だから難しく失敗しやすいのかもしれないけど。

ごみ処理にかかるお金は国民一人当たり14000円
(クリーンセンターが良くなってもっと削減出来るのかもしれませんが)

一日40円。

これは燃えるゴミだけではなく、燃えないゴミやプラスチックなど、も含まれている為、

その約半分が燃えるごみ処理費用と考えられる。

20円を月で見ると600円

3人家族で1800円4人家族で2400円5人家族で3000円焼却費がかかる。

段ボールコンポストは3人家族で3か月分として考えると、家庭から4600円削減。

4600円-3000円=1600円

勿論コンポストの費用などあるのでこんな単純ではないし、ある程度の規模が必要で
あることは間違いない。

そして有料ゴミ袋の削減も出来る(同時にゴミ袋による税収が減るかもしれません
が)

飲食店へのアドバンテージ コンポストの協力をしてくれた飲食店に地域通貨もしく
は直接現金。

飲食店の生ごみを減らす事は市民のゴミ減量と同等に優先順位が高いと思われる。

市民に地域通貨の名前を公募する事により参加意識。

名前の採用に対して100万円とか。

まず地域通貨を知ってもらう。そしてコンポストを知ってもらう。

それがどの様にしたら手に入るのかを知ってもらう。

いくら良い事を考えても認知度が上がらないと意味がない。

行政の歳出は

1. コンポストによる補助金(地域通貨の発行というメリットにより値上げも可
能)
2. 地域通貨の発行と管理(印刷、もしくは携帯アプリでのキャッシュレス決
済)
3. すずかけさんへの人件費(すずかけさんが忙しくて手が回らないくらいに)
4. 地域通貨名称の公募による賞金

行政の歳出減は

1. うまくいけば燃えるゴミの回収を週一回に減らす事が出来る。

(もしくは逆説的に燃えるゴミの回収を強制的に減らす事でコンポストへの誘導も出
来るかもしれない)

2. 生ごみを減量する事で焼却費を極端に減らす事が出来る。

マクロのメリットは

1. CO2削減
2. 上手くいけば焼却費の削減費用が発行した地域通貨や諸経費を上回り財政赤
字の改善により未来都市のモデルを1例作る事が出来る。

ミクロのメリットは

1. 市民の参加意識と経済的なメリットと善意の派生。
2. 楽しい

せせらぎ農園の意義、意味をもっと沢山の方に知ってもらう。

他の農園とどの様に違うのか。

自然を壊すのは簡単だが、戻すのは膨大な手間と時間がかかる。

せせらぎ農園は安宅和人さんのシンニホンの出てくる風の谷そのもの。

環境意識について

1. 全く環境問題を気にしない人20%
2. 環境問題を少し気になるけど、何かをしようとは思わない人30%
3. 環境問題の大切さは分かっているけど、何をしていいのか分からない人40%
4. 環境問題の課題を分かっていて、何かしらの行動を起こしている人10%未満

SDGsの認知度が低い。

SDGsの認知度が低いという事は日野市がSDGs未来都市という認知度はより低
い。

このままでは半数が行動に移さない可能性が高い。

ます出来る事は③の何をしていいのか分からない人へのアプローチ。
そして何かをしようとは思わない人を巻き込んでのアプローチが必要であると考え
る。
全ての人にアプローチは出来ない為、世帯の半数の目標を掲げる。

ただ、過去の遺産のような焼却場の既得権益や過去の風習。
行政が本当にゴミをゼロに近づける覚悟があるのかどうか。
「脱焼却宣言・生ごみは資源です」が表面上の
パフォーマンスとしてのごみゼロ運動だと、これから先への希望は限りなく少ない。

行政と市民の連携。

行政は協力しているサポーターへのインセンティブも考える。

ボランティアや善意の搾取は持続可能とはほど遠い。
ボランティアや善意に対しての地域通貨の発行なども考えられる。

・コンポストに対する印象で多いのは
臭い、虫、手間、土の処分、場所など
全てさほどの問題はない(慣れもあるかもしれないけど)
・コンポストの種類を作る
大きさ、デザイン、などに合わせて料金を作る

イメージでは一人暮らし用サイズ、3人家族サイズ、5人家族サイズ

段ボールで300円、500円、700円など

数を増やす事による補助金の削減を考えると少し料金を上げて

500円、1000円、1500円など

デザインで興味を持ってもらう。

コンポストをしている事が、かっこいいと思わせる。

小さなコンポストのお店を作ってもいいのかもしれない。
珈琲やハーブティーなどを飲みながら循環型のお店。

そこに専門家がいてコンポストの悩みや解決、段ボールコンポストの販売やLFCコンポストとの業務提携販売、お花の展示など。

もしくはデザイン開発。

・データアンドサイエンス
データをしっかりとって成功例を挙げて成功率を上げる。
・図書館的な位置づけまで認知度を上げる。
・シェアリングエコノミー(地域間コンポスト)
・ドイツのビオコンポストから学ぶ(梅雨があるから難しいのかもしれないけど)
・コンポストによる知的体験を超えた体験

コロナの影響でアフターコロナではなく、ウィズコロナとなる可能性の高い世界で、
環境問題を考えたより強い循環型の社会が求められるのかもしれないですね。

つづく。

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