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東京ビエンナーレ

先日始まった東京ビエンナーレへ行ってきました。行ったといっても広範囲の為1日で回る事は出来ないので場所を絞って東日本橋エリアから神田エリアまで。

まずエトワールという会社のビル一棟が1から7階まで全てアートスペースとして見る事が出来ます。正直な感想で言えば展示そのものよりもエトワールのビルの劣化感や虚無感、平日だからもありますが巨大なスペースに1人でポツンといる若干の恐怖感に意味を感じてアートは少し難しかったです。

歩いて秋葉原まで。
海老原商店の建築は本当に素晴らしく1928年の建築。展示されている100年前の服から現代の服までを1週間借りる事が出来るという面白い試み。展示よりも海老原商店の建築に学びが大きかったです。

そして万世エキュート。
いやはや、これもまた素晴らしい建築。現代でこの様に使われている事は日本もまだまだ大丈夫なのではないかと思います。
タイヤのアートがありました。

ラストは小川町にある旧ワイシャツ屋さんの展示。ここは解体が決まっていてビルになってしまうとの事。とても素晴らしい建築なんだけど余りにも老朽化しているからここまで荒れてしまっていると維持するのは難しいのかな。
展示としては来た人の幸福度を面白く図る試みをしていてとても面白い。

まだまだ谷中上野エリア、大手町丸の内エリア、八重洲京橋銀座エリアが残っているので会期閉幕までには行けるかな。

東京って常に世界中、日本中からクリエイティブなアートが集まっていて、いわば万年スーパー芸術祭状態の中、あえて芸術祭を行う意味。
テーマは「リンゲージ、つながりをつくる」
で確かに東京にいると(僕は東京のど田舎だけど)つながりの希薄化は間違いなく進んでいて、むしろ人とは積極的に関わりたく無いとも思ってしまう。ただ孤独だったり無関心である世の中が良いわけないし、無関心は優しさの欠如につながる。

以下ビエンナーレ運営の説明
「場所、時間、人、微生物、植物、できごと、物、情報、あらゆる存在が複雑に関係しながら刻々と変容している。東京は非常に緻密な関係性によって練り上げられた社会。東京の歴史、文化、地域、またそれを支えている人たちと新しくつながるには」

かなり省略しましたが、様々な繋がりを意識して作品を見ていくと、そそれぞれが沢山の視点でその意味を発見出来るのかもしれない。

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