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業界地図57 消費者目線と事業者目線〜高いとか安いとか。

昨日の忘年会で消費者目線と事業者目線についてなんとなく話して、以前から思っていた事、昨日の会話での追加というか話せなかった事を少し書いてみようと思います。

以下の内容は僕自身が気を付けなくてはいけないと思っている事です。一応これは最後まで読んで頂けたらと思います(別に今読むのやめてもいいんだけど)

昨日の会話で出た内容というのが
「美容師の待遇(僕たち)のセルフ待遇(所得)というのは、いわゆる日本人の平均年収くらいと想定され(厚生年金や補償などは無しを加味して)僕らよりも明らかに稼いでいる人がカットの値段を高いと言うのはどうなんだろう、ということ。
上記の内容は僕も完全に同意をしていて、僕らよりも年収が高い方が僕らのカットの値段を高いと言うのは消費者目線でしか物事を見ていないのが原因ではないかと思っています。
仮に事業者目線で販売価格やサービスを見ていくと値段は全く違って見えてきます。
例えば飲食店で僕はお蕎麦が好きなのでお蕎麦を例えると
非常にこだわりのある手打ち蕎麦と天麩羅をランチで注文をして2000円だった場合高いと思うか安いと思うか。
YouTubeのプレミアムは高いのか安いのか。
高い安いは少し分かりづらいけどプレミアムの非加入は否定出来ない。それはただ選択をただしないだけの話。
ここで注意をしなくてはいけないのは
高いと思うか安いと思うかと
選択をするか選択をしないのか
は全く違う事という事です。お金は有限であるからこそ選択しなくてはいけない事が多々あって、お金をかける場所が人それぞれ違うし、そもそもあまり使わない人もいると思います。だから選択をするしないに関しては何の異論もないし、そもそも選択されないということは僕らにその方がその値段以上の価値を感じでいないだけでそれはそうだよね、と思う訳です。
ただその物やサービスの相場から安易に高い安いという表現は事業者目線を大いに欠如した言葉の様に思います。
仮に天麩羅付きのお蕎麦のお店を経営している方の所得が一般的な日本人の平均所得よりも明らかに下回っていたら?もしくは1日12時間位働いていてお休みが週に1回だったら?僕らはお蕎麦屋さんを選択しない権利はあれど高いという言葉は控えた方がいいように思います。
そしてどんなに稼いでいる人が選択をしない事に対しては何も言ってはいけない事。
しつこいけど安易な相場から高い安いという表現は控えなくてはいけないし、選択するしないは当人の価値観のみで自由。
最初にも書きましたがこれはついつい高い安いを判断してしまう僕が気をつけたいと思っている事で、何かを買う時、サービスを受ける時に出来る限り事業者目線を想像していきたいと思います。


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