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世界中の旅人と食卓を囲むホームビジット、今月から再始動!

7月3日(月)無事に「世界中の旅人と食卓を囲むホームビジット事業」が再スタートしましたー!👏

再開から1週間経ち、全国で続々とマッチングが実現していて本当に嬉しい限りです。

コロナで活動休止してから、3年と4ヶ月ぶり。

今年の春からはじめた再開までの準備期間中は、感慨にふけるような瞬間もなくただただ目の前の課題に向き合い作業をこなすのに必死中の必死で、正直気づいたらリリース日だった!という感じでした。

ですが、「コロナ、なんとか乗り越えられたんだなぁ」と、最初のマッチングが成立してはじめて実感することができました。

やめなくてよかった。私自身がやめようと思ったことは一度もないのだけれど、それでもこの3年がNAGOMI VISIT創業以来最大の危機だったのは間違いなかったので、やっぱり感慨深いです。

コロナで活動停止を決めた直後に作ったSlackの「これからのnagomi」というチャンネル内で、それはそれはたくさんの事を話し合い、一緒に乗り越えてくださった理事メンバーに感謝の気持ちでいっぱいです。

再開にあたっては、全国からNAGOMI VISITを応援してくださる60名以上の皆さんからご寄付をいただきました。まずはこのご寄付がなければ再開できなかったですし、3年以上の時間を経てなお「ずっと心待ちにしていました!」「再開が楽しみ!」「なんとか継続してほしい」と直接応援してくださる方がこんなにもたくさんいるのは、心強いことこの上ないのです。応援の声を寄せてくださった皆さん、本当にありがとうございました!

「世界中の旅人と食卓を囲むホームビジット事業」を創業したのが2011年。

最近では、初期の頃からホストとして登録し過去に何度も受け入れをされてきた方から「当時は小学校低学年だったうちの子も、早いもので大学生。子供の頃から自宅で色んな国の人と食事をして家族で多くの価値観に触れたことが、今の進路に大きく影響してるよねと親子でよく話してます」というお話を伺うことが増えました。

創業してまもない頃、1人で必死で書き綴っていたNAGOMI VISITのビジョンやミッションが10年たって少しずつ、アウトカムとして実りはじめているのかもしれない・・・!と感じていて、これからも丁寧に丁寧に運営していこうと改めて思っています。

お知り合いの方が訪日旅行をする際は、「こんな経験もできるよ」とNAGOMI VISIT の存在をぜひお伝えいただけると嬉しいです!

復活したNAGOMI VISITを、これからもまた末長くよろしくお願いします

特定非営利活動法人NAGOMI VISIT

代表理事 楠 めぐみ

● NAGOMI VISITのビジョン(目指している社会)

すべての人がグローバル市民として暮らす日本社会

● NAGOMI VISITが考えるグローバル市民の理想像

1. 文化が異なる相手とお互いに尊重し認め合う関係性を作れる人

2. 母国語が異なる相手と理解し合う為のコミュニケーション能力を持つ人

3. 自分の文化に誇りを持ち、他者に発信できる人

4. 国際問題や国内問題に関心を持ち、より良い社会を目指して行動できる人

● NAGOMI VISITのミッション(果たすべき使命)

グローバル市民の育成

日本社会の構成員である1人1人がグローバル市民を目指して成長できる機会を提供し、エンパワメントの後押しをします。

グローバル市民になること。

これは言うは易く行うは難しです。

一朝一夕でなれることではありません。

文化の異なる相手に対して相手の立場に立って接するには、異文化を知識として知っている(概念的理解)だけでは足りません。相手とのコミュニケーションを通してお互いの妥協点を見つけ、一つ一つの違いに納得しながら共感的理解を構築し、個々人が変化し成長していく必要があります。

世界中に多くの人々、多くの文化があるなかで、この作業はとてつもなく膨大で、長い長い道のりに思えます。しかも、コミュニケーションによって個々人に起こる一つ一つの変化は、社会全体から見ればとても小さなことかもしれません。

しかし一方で、個々人に起こるその変化は、その人自身の視野が広がり、人生をより豊かなものにすることができる、楽しくて大きな変化であることも、また事実です。

個々人がその楽しみを味わいながら、多文化共生社会を意識的に目指し、共感的理解を構築するための異文化コミュニケーションをする。そうやって1人1人がグローバル市民になっていくことで、文化の異なる人同士がお互いを認め合い尊敬し合う「つながり」が世界中に増えます。つまりは、個々人の小さな成長こそが社会全体を理想的な多文化共生社会へと動かす「てこ」になると、私たちは信じています。

私たちはこの、「共感的理解を構築するための異文化コミュニケーション」を実現する機会として、「世界中の旅人と食卓を囲むホームビジット」という独自のモデルを提供し、グローバル市民になりたいと願う人々のエンパワメントを後押しします。

異文化に対する強い興味を持つ旅行者と、異文化に触れる機会が少ない生活者。

両者をマッチングし、そして短時間でもお互いに共感的理解を実現しやすい、同じ釜の飯を食うことで、個々人が気軽に、そして継続して異文化コミュニケーションの機会を得ることができる仕組みです。


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