見出し画像

卓感想 CoC「本質の味」(ネタバレあり)

まえがき

シナリオ本編についての記述から読みたい方は「シナリオ本編」まで、感想だけ見たい方は「総括」まで飛ぶことをおすすめします。



はじめに

皆さんは、クトゥルフ神話TRPGにルールブックのアプリがあるのをご存知ですか?
普段からCoCで遊ぶ方はおそらくご存知でしょう。しかし、既に紙のルールブックを所持している場合、使ったことがないという方もそれなりに多いのでは?
CoCルルブアプリではルールブックやソースブック以外にも様々なコンテンツが利用できます。その中にあるのが「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」。有料プラン加入者限定ですが、CoCに関するコラムなどを読むことが可能です。
ここまで言えばおわかりでしょう。
そう、「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」には書き下ろしのシナリオが掲載されることもあるのです!
今回遊んだのは「クトゥルフ神話TRPG えくすとら vol.5」で配信された、公式シナリオ「本質の味」。
セッションが非常に楽しかったので、ここに感想を残そうと思います。

記事の性質上、シナリオ「本質の味」の核心に迫るネタバレを含みます。
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。


経緯とか

今回、「本質の味」にはPL4人で挑みました。
うち1人は筆者のN。
うち1人はCoC6版が主戦場、大胆不敵の猛者K氏。
そして、うち2人はなんと、CoCどころかTRPG自体初プレイのM氏とJ氏!
おふたりとは普段PCゲーム等で遊ぶ仲ですが、TRPGをやる機会はありませんでした。しかし某宇宙人狼ゲームでの強さを見て、ぜひ一度同卓してみたいと思っていたんです。
そんな折、TRPG仲間のR氏がこの「本質の味」でKPをやってくれるとのこと。私は飛び上がって喜びました。
普段やるシナリオは6版用が多かったのですが、これは7版用。7版の新クトゥルフ神話TRPGには、なんと無料で使えるクイックスタート・ルール(以下QS、またはQSルールと呼称)が存在します。つまりこれまで、ルルブを購入させるのが心苦しく、TRPGに誘えなかった方々を巻き込むことが可能です。
R氏も新CoCの経験はそこまで多くないとのこと。QSルールで遊んでことは一度もないそうです。ですが快くQSを使うことに同意してくださいました。仕事も凄まじく忙しいはずなのに、シナリオを見事に回してくださったKPに感謝を。

セッション本編の前に、まずは探索者の創造を行います。
私が普段囲む卓では、キャラメイクを事前に行うことがほとんどです。今回は初プレイのおふたりがいるのでセッション直前に行ってもよかったのですが、本人たちの申し出により事前に作っておくことになりました。おそらく我々のスタイルに合わせてくださったのでしょう。
なんで初プレイで人の気遣いまで出来るんでしょうね。私の初CoCなんて謎のフレーバー技能取って遊びまくってましたよ?
閑話休題。

探索者創造を終え、各人のキャラクターシートが出そろいます。6版経験者のK氏は言わずもがなですが、初プレイ2人の探索者も凄まじいです。
ちゃんとシナリオの推奨技能や定番の技能は取りつつ、技能の取り方やバックストーリーでバリッバリに個性を出しています。
かたや『メンタリストの過去を持つ、マジカル系週末ご当地でんじろう先生』貴博。かたや『58歳にしてAPP70、交渉技能の鬼、義理と人情の大阪オバハン』念子。こんなん見ただけで面白いでしょ。
そこにK氏の『復讐を遂げた孤高の狩人』希美が加わるんですから、それはもう珍道中間違いなしです。
私のPCは『薬九層倍のヤクザ医師』りすく、というありがちなキャラではありましたが、一人くらい普通のヤツがいたほうがバランスも取れて、ほかのキャラが際立つ気がします。

もうね、キャラ紹介の時点でめっちゃ盛り上がりましたもん。そりゃこうなるわなって感じですよ。
セッション本編がどうなるのか、もう想像すらできませんでした。


シナリオ本編

シナリオ背景・導入

季節は冬、探索者たちは神戸中華街を取り仕切る「大沢 希子」から依頼を受けます。その内容は、半年前に神戸の港島にできた中華料理店街「ポートチャイナ」について調べてほしい、というものです。
ポートチャイナの料理は、「一度食べたらやめられない」「あれは麻薬だ」「気が狂うほどおいしい」と評されており、料理の食べすぎて狂気に陥った人間すらいるとの噂もあります。
加えて、ポートチャイナの台頭と時期を同じくして、神戸中華街の料理人が次々に失踪しているというのです。
偶然で片付けるには不可解。しかし、表立って中華街の人間が動くわけにもいきません。そこで白羽の矢が立ったのが今回の探索者たち。
ポートチャイナが何か後ろ暗いことをしているなら、中華街の人間として見過ごせない。
そんな思いを聞かされた探索者たちは、大沢の依頼を受けることに決めました。

調査開始

大沢からは、「ポートチャイナ関連の海運会社に何か手がかりがあるかもしれない」という情報を得ます。
現在は昼過ぎ、調べるなら従業員がいなくなってからのほうがいいだろうと、その間別のことを調べることになりました。
いなくなった料理人の部屋を調べ、街で聞き込みを行います。ここで活躍したのが"週末でんじろう先生"貴博でした。ダイスの暴力、イクストリーム成功で街ゆく人の口を開かせ情報をかき集めていく。<コンピュータ>技能を活かしてSNSでも情報を集め、様々なことが分かってきます。
直近でいなくなった料理人は、どうやらポートチャイナの元締め"タオ・イーチェン"からスカウトの声がかかっていたようです。しかしスカウトの旨が記された手紙はゴミ箱に捨てられており、彼がそれを受けた様子はない。何より私物は部屋に残ったままで、望んで出て行ったようには見えません。
タオ・イーチェンがシェフを務める「九龍飯店」、ここも調べる必要がありそうだと探索者たちは意見をひとつにします。

ここで"大阪のオバハン"念子が手紙にあった番号に電話をかけてみます。電話口に出たのはなんと、件の料理人タオ・イーチェン。
念子は「九龍飯店」の内部へ潜入するため、タオに交渉を行います。しかし帰ってきたのは拒絶の言葉のみ。
客やスタッフとして潜入するのは不可能に近いと諦め、念子たちは侵入経路を探すことに決めました。

美茶海運

ひとまず、大沢からの情報を基に、ポートチャイナ関連の海運会社「美茶海運」を調査することに。
従業員の退勤時間は公表されていないため、適当な時間に向かうことになります。事務所周辺に到着すると、人のような影がぞろぞろと出てくるのが見えました。こちらを存在を気取られないため、一度退却してから仕切りなおそうか……そう考えていると、なんと人影たちが皆同じ方向へ去っていくのです。気になり彼らを追いかけると、そこには謎の穴が空いていました。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。
いなくなった友人を探すためならたとえ火の中水の中と、狩人の希美が穴に飛び込みます。
穴は枝分かれしているようで、どの道がどこへ通じているかも分かりません。それでも希美は前へ進み、選んだ道はなんと「九龍飯店」の中へ通じていました。

希美が無事戻ってきたことで再び全員が揃い、次は事務所の探索を開始することに。
しかし事務所の中では警備員が見張っており、気取られず入るのは至難の業。ここで飛び出したのが念子です。
「人が倒れている」と持ち前の演技力を活かし警備員に訴え、遠くまで誘導することで監視の目をなくします。
その間にほかの3人が調査を行い、この会社から不自然な商品が「美食会倉庫」に流れていることをつきとめ、その場を去りました。

美食会倉庫

美茶海運から流れている商品がなんなのか。
それを調べるため、美食会倉庫に侵入します。
警備員の目をかいくぐり、手に入ったのは搬出の予定表。数ある店の中で、異様に搬出数が多い店が存在します。それは、タオ・イーチェンの店「九龍飯店」。しかも品名はほかの店にある具体的な食材等ではなく、『食品』という曖昧な記述のみ。
やはり「九龍飯店」が本丸かと再認識します。

トンネルの先に

本丸へ攻め込む前に、美茶海運近くのトンネルを再び調べてみることになりました。
無数に枝分かれする道から、運を天に任せ進む先を決定。先に何があるかも分からないまま、探索者たちは進みます。
道の先はそれぞれ、葬儀場、墓地など。
その中にひとつ、不思議な場所がありました。
暗く広い空間に規則正しく並べられた死体の数々。奥の部屋には、タオのものと思しき手記が残されていました。
どうやらタオは昔、創作料理で評価を得ていたようです。しかし中華料理の権威たちに酷評され、客足は遠のいていきました。彼がおかしくなったのはそこから。人の肉に手を出し、禁忌の料理を作るようになってしまったのです。
各自トンネルから脱出し、結果を報告し合います。
これ以上ほかに調べるところはないだろうと、探索者たちはポートチャイナへ行くことになりました。

ポートチャイナへ

ポートチャイナに到着した探索者たちは、妙な感覚に襲われます。
ここでKPからPOWロールを行うよう指示。幸いにも全員が成功し、先へ進むことができました。

九龍飯店を見つけるのに苦労はしません。
中心部に存在する九龍飯店、改めて見ても謎に包まれた場所でした。表の扉は閉めきられており、別の入り口を探します。どうやら裏口は施錠されていない様子。探索者たちは、裏口から九龍飯店へ侵入することに成功します。――洗い場の扉を開けて、厨房らしき場所へ。そこで探索者たちが見たのは、人を人も思わぬ所業、解体された、あるいは吊り下げられた人の死体たちでした。
叫び出したくなる衝動を抑え正気を保ち、厨房を撮影し証拠を押さえます。ひとまずこれで十分だろうと、一度大沢のところへ。

大沢にポートチャイナで人の肉が使われていることを報告し、集めたいくらかの証拠を提示します。彼女はショックを受けたようで、青ざめた顔をしながら探索者たちに礼を述べました。
報酬を渡し、よろよろと去っていく大沢。
その姿を見て、探索者たちはこれだけで終わりにしていいはずはないと、タオの下へ向かうことを決意します。

九龍飯店・再び

再び店の中に侵入。
店内にはタオだけでなく、客らしきグールも多数見受けられます。その数は多く、正面から立ち向かうのは無謀そのものです。
探索者たちは話し合い、グールたちがいなくなるまで隠れ潜み、タオ周辺の戦力が手薄になるタイミングを狙うことにしました。
店の中で隠れ、客たちがいなくなるのを待ちます。
どこかへと向かう足音を聞き、気配が少なくなってきたあたりで探索者たちは飛び出す。
驚いた表情のタオ、濫入者たちを見てグールたちは逃走していきます。
相手は人を人とも思えない所業を行う男。話が通じるかは分かりません。しかし我々には言葉があるのです。まずは話し合うことに相成りました。

探索者たちはタオと言葉を交わします。
かつて、自分の渾身の料理が不当に酷評されたことへの苛立ち。今ポートチャイナの運営が成功し、絶頂にある高揚感。タオの言葉にはそんな感情が籠められていました。
彼は説得されたくらいでは人肉の料理をやめないでしょう。自分が認められる場所がそこにあるのですから。
もはや言葉での解決は不可能か、そう思い、探索者たちは仕方なく別の手段を執ることを決意します。
言葉が通じないならば、きっと手段こたえはこれしかない。

――そう、料理対決です。

料理対決 ~そして決着へ~

対決を渋るタオ。
彼には受けるメリットがありません。しかしPCたちの<言いくるめ>で揺らぎ、念子によるダメ押しの<説得>イクストリームによってタオは勝負を受け入れます。課題料理は麻婆豆腐、もちろん人肉を使うのはナシです。
依頼主大沢の協力を得て、料理勝負の場が整えられます。厨房や食材、そして料理の優劣を判断する審査員。その審査員を見てタオは息を呑みます。彼らはなんと、かつてタオの創作料理を酷評した張本人だったのです。
しかしタオはひるみません。食材は違えど、彼は長年ずっと鍋を振ってきました。その罪と血の匂いが取れることはなくとも、彼の料理にかける情熱きょうきは本物です。
しかし、何の勝機もなく料理対決に持って行ったわけではありません。
探索者たちの代表として厨房に立つのはヤクザ医師りすく。

調理開始の合図。
両者ともに食材を取り、調理台へ向かいます。
そこでりすくの慣れた手つきを見て、一同は驚愕します。
ただの医者と思われた彼は、かつて孤児院や組の中で食事作りを担当していたこともあったのです。
そんな彼の作る麻婆豆腐は美味であり、薬膳の知識も取り入れた見事な一品。体の中から健康を創る、医食同源を体現した素晴らしいものになりました。これには通常の料理にブランクのあるタオは厳しいか――
そう、皆が思っていました。

審査員の前に料理が並びます。
まずは、りすくの料理から。
体の中に入る料理として、計算されつくした味と栄養素。それは素人とは思えない美味なもの。
審査員たちはりすくの料理に感服します。
これならタオの料理にも勝てるはずです。

次はタオの料理の審査。
皆が皿を見ると、そこにあったのは宙に浮かぶ豆腐でした。
……いえ、よく目をこらしてみると、限りなく透明な餡で作られた麻婆豆腐だということが分かります。
そう、これがかつて中華創作料理で名を馳せた料理人、タオ・イーチェンの一品、無色麻婆むしきまーぼー
審査員たちは訝しげな表情をしつつ、レンゲを口に運びます。次の瞬間、奇跡のバランスで成り立つ五味が、彼らの口中に叩きつけられます。それは麻薬のような中毒性こそないものの、何度も店に通い食べたくなるような美味。本質の味。
司会が美味だったほうの札をあげるように言います。
――結果はもちろん、タオの勝利です。


結末

あのときタオの料理が酷評されたのは、彼の才能を疎ましく思った存在が手を回したためだそうです。その事実を知り、それに気付かず勝手に自信を失っていたタオは、自嘲し笑います。
彼はいまさらながら認められたことを喜び、自分に必要だったのは屍体を使った料理などではなかったことを悟ります。
「目を覚ましてくれてありがとう」
彼は憑きものが落ちたような顔で言いました。
もう人の肉を利用した料理はやめ、これからは罪を償うことにしたようです。彼は自首をするため警察へ。かつての天才料理人の後ろ姿を、探索者たちはただ見送ります。

無事と言っていいかは分かりませんが、事件はひとまず解決へと相成りました。しかし、それぞれの物語は終わっていません。
希美は未だ行方不明の友人を探して、ポートチャイナを再び巡ります。りすくはいつもの日常に。念子は得られた報酬で家族への土産を買って帰ります。貴博は大金を得ても変わることなく、自身のやるべきことを続けるでしょう。
この4人がまた交わることがあるのか、それとも死ぬまで逢うことはないのか。それはきっと、神のみぞ知る。

総括

全体的な感想とか。色々書いていきます。

初プレイの2人、M氏とJ氏について。
キャラがいいのは前に書いた通りですが、RPも素敵なんですよこれが……
TRPGあるあるの「PLはこう動きたいけどPCはそう動かんやろ問題」をRPで解決して他PCが自然に動きやすくしたり、キャラシに書かれている設定を盛り込んでRPに活かしたり。
普通TRPG自体初めてだと、正直何していいか分からないじゃないですか。特にCoCみたいな「PCのできることに明確なルールがない」(自由度が高いとも言う)やつ。でも2人は違いました。
自分のPCがどう動けばいいのかを的確に判断して行動し、しかも自分本位になるんじゃなくて周りを見てるんですよ。周囲と調和しつつPCを動かす、なかなかできることじゃありません。
正直なところこの2人、末恐ろしいです。やべえです。

M氏について。
技能の取り方とダイスがつよつよのつよ
シナリオの推奨技能に振るのはもちろんなんですが、バックストーリーや設定が技能と絶妙に絡み合っていい味が出てるんですよね……。
しかもその推奨技能外の技能がいい仕事してはるんですわ。<コンピュータ>技能でIT機器方面から情報ぶっこ抜いたり、<隠密>で斥候をこなしてみせたり。最後敵の本拠地で「どうすれば全員が隠れられるか」を模索したときは、「<変装>を使用して死体に扮し、死体の山に紛れる」という一手でハードルをぶち抜いていきました。しかも自分以外も変装させるということでペナルティー・ダイスが課せられたのに、そこでちゃんと成功してみせるっていうね。
技能の取り方のバランス感覚をもう身につけているのが凄まじい……

J氏について。
探索者は世話焼きのオバハンだったのですが、それが実際のプレイにきちんと盛り込まれているんですよ。ほかのPLがやりたいと思ったことに対して、技能やRPで導線を作ってサポートしてくれます。ホントに初プレイか?
初心者がこういうクセの強いキャラを持ってくるとだいたい持て余すところなんですが、J氏はそんなことありませんでした。十全にキャラの魅力と能力を引き出しての大活躍です。
K氏との息の合ったやりとりやコンビネーションは見事の一言でしたね。
しかも今回QSルールでのセッションなので、ルール的な制約が多いんですよ。そんな中でこれですから、本家ルールブックを使用したらもうどうなることやら。なんと7版ルールブックを購入すると話されていたので、今後がますます楽しみですわ。

K氏について。
やはり経験者だけあってどっしりしてます。
M氏とJ氏はつよつよなんですが、CoCというシステムへの慣れはほどほどです。そらそうよ。
そこで輝くのがK氏のリーダーシップとサポート。
ほかのPLが積極的には行きたくない、罠の可能性がありそうな場所。まず間違いなく見たら正気度が減る場所。
そういうところを地雷処理班がごとく潰してくれます。
こんなベテランがいるから初心者2人ものびのびやれたんやろうなって。

KPについて。神です。
シナリオに設定されていない部分を調べても、ちゃんとバックストーリーに繋がる情報をアドリブで出してくれたり。NPCのRPも人間臭さというか実在感があって、一瞬現実を見失いそうになるレベルだったり。
そんで後から思い返してビックリしたことがあるんですよ。
このシナリオってアプリ限定なんです。実際アプリ画面のスクショっぽいのが情報として渡されることもありました。つまりアプリの画面見ながら回してるわけなんですけどね?
タブレットとかじゃないんです。スマホの小さな画面で膨大なシナリオの情報を網羅して適切な描写と情報の投げつけやってるんです。しかもセッション日時的にそこまで準備の時間はなかったはず。
なんでできるの?

シナリオについて。
やはり公式シナリオだけあって「クトゥルフやってる感」が強いです。シャバいエッモエモなやつとかうちよそよっしゃベイベーみたいなやつもいいんですけど、まあ「やっぱこれだね」って感じです。
いわゆるクラシックシナリオほどは殺意高くないにしても、未知に矮小な人間が立ち向かってるよねーという雰囲気が味わえます。当然といえば当然かもしれませんが、結末が複数あり融通がきくのもグッド。
ちゃんとタイトル回収してるのも個人的にはポイント高いです。なんか好きなんですよね、タイトル回収。
これなら、他の「えくすとら」で配信されているシナリオも期待大ですね。実はまだこれしかやっていないので。
いやーやりたい。

完璧で究極のKP、つよつよPL、良シナリオ
そりゃこの3つが揃ったセッションが面白くないわけがない。
実際面白かったし楽しかったです。こういうのがいいんだよ、こういうのが、って感じのセッションでした。クトゥルフのセッションに求めているのがちゃんとある感じね。カツ丼頼んだら美味しいカツ丼が出てきたみたいな。素晴らしい。
M氏とJ氏、どちらもTRPGそのものに興味を持ってくれたみたいで、それ含めて一緒にセッションしてよかったなぁと。感想戦でシノビガミの話が出たので、次は全員でシノビになりたいですね。でもみんなコンボ組むのとかめちゃくちゃ上手そう……ボコボコにされそう……。


P.S.
楽しかったのでリプレイ動画も出したい欲は強いです。
ですがセッション時間が思いのほか長くなり、内容も膨れ上がっているのでけっこう時間がないと難しいかなって。
時間の管理がド下手なうえに、要領が悪すぎて動画を作るのに相場の十数倍時間がかかってしまう部分さえなんとかなれば出せると思うんですけどねぇ。
どんどん動画化したいセッションが溜まっていくね。


参考文献・使用ツール

順不同・敬称略
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「新クトゥルフ神話TRPG ルールブック」
クトゥルフ神話TRPG えくすとら vol.5「本質の味」 - 7兆倍
Bing Image Creator


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?