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中古住宅の接道状況📰#不動産塾👔『#家のトリセツ』

気温が下がり、段々と冬らしくなって来ました。風邪やインフルエンザの流行に加え、お肌の乾燥や身体の冷えなどなど、冬特有の体調の悩みも増える時期ですね。体調には、十分気を付けて年末乗り切りましょう。

今日は昨年、中古住宅の仲介をさせて頂いた時のお話をさせて頂きます。

名古屋市内での一戸建て中古の物件でのご相談がありました。

先ず、お客様のご自宅に伺い建物内部の状況、そして外回りの状況などをお話し伺いながら写真を撮り状況調査をしていきました。

敷地や建物を全体的に拝見させていただいて、気になったのが地形でした。

上空から見ると矢印に近い地形で1か所ほど気になった部分があり、後日調査を行うことにしました。

ここで、調査を怠ると契約後問題になり、最悪、裁判にもなりかねないとよく言われますが、仲介業者が調査ミスや手抜き調査をすると、売主様や買主様に無駄な時間と、最終的には無駄なお金を使わせてしまうことになりますので、ここは慎重に調査を行っていきます。

地形の部分でまず一点目は、下記の図にあるように敷地の接道義務に関してです。


今回のお話しにでている地形とは違いますが、4mの公道に対して敷地が2m以上接していなければいけないという建築基準法でした。

売却されるお客様は、測量士を入れて確定測量は費用が掛かるので、行いたくないとのことでしたので、当社での現地判断のもと調査を進めていったところ、2mの接道が数センチ短いように感じていたのと境界がはっきりしない(売却価格に大きな影響出る部分でもあります)当時の資料をお客様に探していただいたり、隣地の方に、境界のお話しを伺ったりと調査を進めてのですが、接道義務の条件を満たしていないと判断しました。

その後、建築指導課にも直接いって、色々と相談をして条件をクリアしたうえで、建築審査会で同意を受けられれば、1度だけの建て替えが認められることがわかりました。

一度でも建て替えられればと思いますが、将来の事を考えると建て替えの出来ない敷地になるので、一般のお客様に販売するのにも問題があると思い、
金額は希望金額からは、下がってしまいますが業者買い取りにした方がいいと思い、売主様にその内容を詳しく説明して、納得はできないので少し時間をくださいとのことで、お客様から何らかの連絡があるまで、待つこととなりました。

数週間後、お客様から連絡あり業者買い取りでお願いしますとのことでしたのですぐに、知り合いの業者数社に連絡を取り、買い取り依頼を行いました。1か月後、金額の一番高い業者様に購入頂く事になりました。

売主様も納得の上で売却になりました。

後日、購入頂いた業者の担当者から連絡あり、確定測量を行ったところ2m接道していなかったとの連絡を受けました。

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名古屋の不動産【不動産の国商】
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