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【1/15 #日めくりクラシック音楽 】今日はメシアン「世の終わりのための四重奏曲」初演日(1941年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1941年1月15日に初演日を迎えたフランスの作曲家オリヴィエ・メシアン「世の終わりのための四重奏曲」をご紹介します。

オリヴィエ・メシアンとは?

20世紀前半から後半にかけてヨーロッパの現代音楽界を牽引した作曲家のひとりであり、加えて、多くの著名な子弟を育てた音楽教師として知られる。

パリのサントトリニテ教会のオルガニストに就任、彼はこの職をその最期まで、60年以上も務め多くの宗教音楽を作曲した。

カトリック教徒として神秘的な内容を求めた作品や、ガムラン音楽のリズム、小鳥の声、電子音などを利用した作品が多い。

主要作品はオルガン曲『キリストの降誕』 (36) 、『トゥランガリラ交響曲』 (48) 、『異国の鳥たち』 (56) など。

オリヴィエ・メシアン「世の終わりのための四重奏曲」

第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となり、ゲルリッツにあった捕虜収容所に収容されていたときに作曲された。全8楽章のピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネットのための四重奏曲。曲想は『ヨハネの黙示録』10章に基づく

この少し変わった編成は、メシアンの戦時中の出会いに関係している。

1939年にフランス軍の兵士として招集されたメシアンは、ヴェルダンのヴォーバン要塞でチェロ奏者エティエンヌ・パスキエ、クラリネット奏者アンリ・アコカと出会う。

そこでクラリネットを持っていたアコカのために、のちに第3楽章となる「鳥たちの深淵」を作曲する。

その後戦争が激化し、ドイツ軍の捕虜となり捕虜収容所で出会ったのがヴァイオリン奏者ジャン・ル・ブレール

音楽家は捕虜の中でも比較的優遇されており、メシアンが有名な音楽家であることが知られると捕虜の義務を免除され、作曲に集中できるよう別の棟に移された。そんな中生まれたのがこの曲。

それぞれの楽章には、標題がついており
①水晶の典礼
②世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ
③鳥たちの深淵
④間奏曲
⑤イエスの永遠性への賛歌
⑥7つのトランペットのための狂乱の踊り
⑦世の終わりを告げる天使のための虹の混乱
⑧イエスの不滅性への賛歌
 となっている。

それでは、今日はこの辺で🎶

「#なごクラ」という東海4県のクラシック音楽演奏会をご紹介&徹底応援するプロジェクトを始めました。

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このプロジェクトは東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するというもの。

プロジェクトの詳細は、note記事にまとめました。

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2021年1月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ
2021年2月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ2
(※当初、月別に探せるようにと思って分けましたが、検索一覧性が悪いので、#なごクラ に一元化します。)

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