性犯罪・性加害⑥


※性犯罪について少しずつお話します。

いっぱい話すと読んでくださる方にご負担かもしれないので、少しずつ。


性犯罪加害者に対する誤った捉え方の一つに

「性的に満足できていないから犯罪をした」というものがあります。


これは、部分的には「そうだ」と言える側面もあるかもしれませんが、

「そうではない」ことの方がほとんとです。

「性的に満足できていない」以外の問題が多々ある、ということです。


「性的に満足できていないから犯罪をした」と捉えている場合、

・交際相手ができれば性犯罪をしないだろう

・結婚すれば性犯罪するはずがない

・性風俗店にでも行って性欲を満たしてくればいい

など、性的欲求を満たす方法だけを考えるようになってしまいがちです。


性犯罪加害者本人だけでなく周囲がそう捉えていると、

特にパートナーは

「私が性的な満足を与えてあげられなかったせいだ」

と自責感を抱く場合もあります。



このような誤った捉え方をしていると、

適切な再犯防止策に取り組む機会を失い

結果的に、再犯を繰り返しかねません。



“性的に満足できていないこと以外の問題” は、何なのか。


自分では薄々気づきながらも、認めがたい何かがあるかもしれません。

自分も家族も気づかないうちに、問題が蓄積しているのかもしれません。



性犯罪は、「性欲」だけで起きるのではなく、

「性欲」だけを満たせば解決するものでもない、

これを理解する必要があります。



===

名古屋駅前臨床心理カウンセリング

名古屋駅前ビックカメラ過ぎて左
〒453-0015
愛知県名古屋市中村区椿町13-16
サン・オフィス名駅新幹線口201

http://nagoya-sinri.net


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?