第52回A.M.I.コラム 大学生活の種銭づくり
みなさん、こんにちは。
今回のコラムは、学生生活が残り1年を切ったM2の景が担当します。
今回は、主に新入生の方向けに、「大学生活の種銭づくり」と題して、主にお金やアルバイトに関するコラムを書いていきます。5年間の学生生活の経験や知恵を詰め込んでいます。
はじめに
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
特に新入生の皆さんは、これから過ごす4年間の大学生活に、ワクワクされているかと思います。
学業に励むのはもちろんですが、それ以外にも、サークルやアルバイトなど、大学生になってやれることはいろいろあります。
とはいえ、知らないことが多くてどうすればいいか分からない方も多いかなと思います。私も大学1年生のときはそうでした。
そんな中で、私ができることは、過去の経験と知恵を伝えることかなと思い、本コラムを書いています。
本コラムを通して、弊サークルに興味を持ち、弊サークルを使ってオタクカルチャーの視野を広げてもらえれば、私としてはそれが本望ですが、そうじゃない方も、本コラムを読んで少しでも大学生活の役に立てて頂ければ幸いです。
ちなみに、弊サークルについては2年生のまつぜんさんがコラムを書いてくださったので、そちらをご覧ください!
あと、せっかくなので軽く自己紹介します!
アニメにどっぷり浸かったのは大学からなので、主観ですが新入生のみなさんとは割と話が合うかなと思っています。
名前 景
所属 名古屋大学大学院工学研究科 土木工学専攻M2
アニメ歴 高校3年生からですが、受験挟んだので実質5年弱です
好きな作品 君の名は、言の葉の庭、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、五等分の花嫁、痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います、魔女の旅々、青ブタ、葬送のフリーレン、ARIA、たまゆら など
アニメとの出会い 高校2年の春休みで出た「本を読んで他の人に紹介する」課題で「君の名は。Another Side : Earthbound」を読んでどハマリ、高校3年で「君の名は。」を5~6回ほど視聴。それまではアニメに全く興味なかったが、「君の名は。」の、現実の中にSFが違和感なく入り込む世界観、複雑だが噛めば噛むほど紐解かれる奥深いストーリー、現実よりも美しい背景美術に興味を引かれる。大学に入って弊サークルに入会してからTVアニメを見る習慣が付いて様々な作品を嗜むようになり、今に至る。
おことわり
話の流れ上、別サイトのリンクをいくつか貼ってありますが、特に回し者というわけではありませんので、あらかじめご了承ください。
収益化もしていません。
1.大学生活ってなにかとお金がかかるんですよね
はい、大学生活って何かとお金がかかるんです。
授業料はもちろんですが、それ以外にも課外活動、友達との遊び、サークルの付き合い、趣味、旅行など、大学生がお金を使う要素は結構あります。まあ、そこがワクワクする所だったりするのですが。
一方で、社会人であれば本業でお金が入りますが、大学生はアルバイトなどの副業をしないとお金が入ってきません。
そこが大学生の大変な所だと思います。
ちなみに弊サークルでは、会費や交際費自体は、本格的な活動を行う部活と比べると少ない印象ですが、その代わりに各個人でオタ活に勤しんでいる会員が多いので、金欠してる人の割合は高いかもしれません。
そういう私も、魔導書ならぬ、絵画の技法書をよく買い漁っています。
アニメ関連の画集もよく買います。
特に、第50回A.M.I.コラムを執筆してくださったもりやすさんは、最近秋葉原で散財したそうなので、喉から手が出るほど欲しがっていました。
ちょっと待って、特に理系の方は要注意
そんな大学生ですが、特に理系の方は注意すべきポイントが2つあります。それは
1.実験やレポート課題で追われることがある
2.研究室に配属されるとアルバイトできる時間が減る
です。と言っても、長期休み中は超絶暇ですし、学部3年まではそこまで深刻じゃないです。
1つめについて、学部や学科にもよりますが、理系ならどこかしらで遭遇するであろう学生実験や、そのレポート、授業の課題に意外と時間かかることがあるので、要注意です。あまりバイトし過ぎると、学業との両立がしんどくなる可能性があります。と言っても、これらは期末試験が終われば解放されるので、そこは安心してください。
2つめについては、研究室に配属されるとアルバイトできる時間が減ります。なので、学部4年生になる前に、ある程度は貯金しておきましょう。
研究室配属の前後では教授との関係性に大きな違いがあります。そして教授は研究者なので、私達には研究を最優先にすることを求めてくると思います。なので、基本的にバイトで研究を休むのは許されないと思ったほうがいいです。ただし、研究活動に支障がない範囲内でバイトをするのは問題ありません。弊サークルの大学院生も、多かれ少なかれバイトはやっています。
あと、学科や研究室にもよりますが、中には社会人並みに拘束される場合もあります。こうなるとバイトはあまりできません。特に化学系と建築系は、あまりいい噂を聞きません…
そういう私も理系の大学院生ですが、研究室生活と絵描き生活でアルバイトをしている暇が少ないので、常に金欠です。
イラスト描くのでお金ください()
2.大学生がお金をもらう方法
私が経験した中では、主に大学生がお金をもらう方法としては、以下の3つがあるかと思います。
アルバイトする
これは、多くの大学生が経験する王道であり、本コラムのメインテーマです。
私も、単発のアルバイトを含めると、12種ほど経験しました。
アルバイトの選び方やポイントなどは、後述します。
自己アフィリエイトでポイントを貯める
特定のポイントサイトを経由して商品を購入したり、クレカや銀行口座などを作成したりすると、ポイントがもらえる仕組みがあるのですが、これを「自己アフィリエイト」と言います。
例えば、ハピタスやモッピーなどが当てはまります。
昔は怪しいポイントサイトが結構ありましたが、この2つはそれなりに有名なのと、私も問題なく使えているので大丈夫です。
特に新入生の方は、クレジットカードを持っていないと思いますので、これを使ってクレジットカードを作成することをおすすめします。結構ポイントがもらえます。
今は成人年齢が引き下げられたので、18歳から親の同意なしで作れるようになっています。
ただし、先に銀行口座と預金を用意してくださいね!
投資で増やす
最近流行りの新NISAなどを使って株を買うとかです。
とはいえ、新入生には余剰資金がなくてハードルが高いと思うので、深掘りはしません。頭の片隅に入れておくだけで大丈夫です。
興味がある方は、上の記事を読んで「インデックスファンド」と「ドルコスト平均法」を調べてみてください。
その仕組みについて理解すれば、数Bで学んだ複利計算の偉大さが分かると思います。
ちなみに、これも先述のサイトを経由して証券口座を作るとポイントがもらえます。(達成条件に注意)
注意!
投資は自己責任で行ってください!
私及び弊サークルは一切の責任を負えません。
くれぐれも、怪しい投資話には乗らないように!
3.どんなアルバイトがいいの?
結論から言うと、次の4つの職種から「接客」を基準に適職を選び、残りの条件から最適な場所を選べばいいです。
職種の種類と、選ぶ基準
職種の種類
1.不特定多数のお客さんと接客(レジ・案内など)
2.特定のお客さんと接客(塾講師など)
3.お客さんとの接点が少ない(試験監督など)
4.お客さんと直接会わない(事務作業・倉庫など)
選ぶ基準
1.「接客」を基準に適職を選ぶ
2.通勤時間・勤務時間と給与・仕事内容・福利厚生 をチェックする
3.迷ったら、やってみたい仕事をやる
なぜ「接客」を基準にするのか
「接客」を判断基準にするのは、私がたどり着いた結論です。なので、他にもいろいろな見方があると思いますが、あくまで一つの考え方として参考にしていただければと思います。
私が、「接客」を判断基準にする理由は3つあります。
アルバイトで一番多い求人が「接客業」だから
「接客」がストレスになるかどうかで適職が変わるから
不特定多数の人と接する頻度でストレスが変わるから
1.については、求人サイトを見ればだいたい分かります。
どの求人サイトを覗いても、おおよそ接客を伴うアルバイトの募集が一番多いです。レジとかホールスタッフとか品出しとか。品出しならレジやホールスタッフと比べて接客は少ないですが、売り場にいればお客さんから商品の場所を尋ねられますし、レジと兼任することもあります。
なので、この「接客業」を選べるかどうかが、アルバイトの職種選びに大きく影響してきます。
2.については、一般的な接客業で求められるスキルを紐解くと分かります。
一般的な接客業では、主に以下のような対応が求められます。
不特定多数のお客さんと接する
お客さんの要望に臨機応変に対応する
お客さんに対して愛想良い対応をする
これをスムーズにやってお客さんの要求を満たせると成功、躓いてお客さんをいら立たせると失敗、失敗した相手が悪いとクレームまっしぐらです。
最初はわけ分からないまま動くことになりますので、最初は辛抱強くいきましょう。
数年経験してその仕事に慣れれば、お客さんをいら立たせてしまうことは減るかと思います。
ちなみに、いくら心の広い人でもクレーマーに愛想良い対応をするのは無理がありますが、そういうときは淡々とした態度で接するといいそうです。バイト先の店長がそうしていました。
3.については、私の経験則です。
あらかじめお伝えしますと、私はそういう対応が大の苦手です。
なんで罵声浴びさせられても反抗しちゃいけないんですか???
(この時点で接客向いてない笑)
少なくとも、そういう人には接客業は向いていません。
ただし、「接客業」といってもいくつかの例外があります。
一般的には「接客業」に分類される仕事でも、特定のお客さんのみと接する仕事や、お客さんとの接点が少ない仕事だったからです。
前者は塾講師、後者は試験監督が代表例です。
塾講師は、特定の生徒と接することになるので、接客業とはいえ不特定多数を接客することはありません。また、学生は基本的に素直なので、生徒から怒鳴られることはありません。(生徒が宿題やってこないからこっちが注意するとかはあるけど…)
試験監督については、試験前に監督員の人が会場案内したり座席案内しているのは想像できるかと思いますが、試験中に受験者に話しかけてきたらヤバイですよね?
つまりそういうことです。
じゃあどうやって選べばいい?
ここまで「接客」を基準に整理してきましたが、ここからは「実際にどうやって選ぶのか」について書いていきます。
まず、「接客」を基準にお客さんと接する頻度別で分けると次のようになります。上に行くほど接客が増え、下に行くほど減ります。
1.不特定多数のお客さんと接客(レジ・案内など)
2.特定のお客さんと接客(塾講師など)
3.お客さんとの接点が少ない(試験監督など)
4.お客さんと直接会わない(事務作業・倉庫など)
なお、ここにない職種でも、仕事内容やその過程でどれくらい人と関わるかを予想すればある程度分類できます。
結論から言うと、「接客」が得意なら上の2つ、苦手なら下の2つから選ぶのがオススメです。
「接客」が得意なら人と関わる仕事がおすすめ
私とは違うタイプなのであくまで想像ですが、「接客」が得意ということは、「単純に人と関わるのが好き」とか、「おもてなし」が得意ということになるのでしょう。
そうであれば、得意な「人と関わること」が生きる職種を選ぶのがいいと思います。
逆に、接客が得意なタイプの人で「単純作業が苦手」というパターンも聞いたことがあるので、そのような方は下の2つを選ぶと大変だとおもいます。
「接客」が苦手ならお客さんと接点の少ない仕事がおすすめ
私と同じタイプですね。
人と関わる仕事をしてもストレスがたまるだけなので、人(特にお客さん)との関わりが少ない仕事をおすすめします。
ちなみに私は、塾講師を2年弱でやめているのに対し、その後の事務作業アルバイトは2年以上努めても苦にならず、試験監督は4年ほど続いています。
その他の条件はどうやって見ればいい?
最初にも書きましたが、主に考慮すべき条件は以下の4つです。
通勤時間
勤務時間と給与
仕事内容
福利厚生
1.通勤時間
これは、短いほどいいです。
単純に、通勤時間短い方がストレス溜まりにくい、というのもありますが、通勤時間が長すぎると、企業側の交通費の負担が大きくなって、雇ってもらえない可能性が高くなる、という要素もあります。
2.勤務時間と給与
これは、人によります。
お金を沢山使う方や暇な方、貯金したい方、授業料を自己負担する方は多いほうがいいですし、逆に私みたいな忙しい人は最低限の方がいいと思います。
ただし、最初は週2回、月20~30時間、月収2~3万円くらいをおすすめします。最低限の遊びと貯金を両立できるのが、このラインです。特に学部1年生は必修の授業が多いと思うので、このラインなら学業との両立も無理なくこなせます。もしこれで大丈夫そうなら、もっと増やしても大丈夫ですよ。
なので、求人募集で見るべきは週3以上必須かどうかです。意外とこういう求人って多いんですよね。ガッツリ働きたい方は週3以上働ける所、ほどほどでいい方は週2OKな所を選んだほうがいいです。
実際は週2勤務だったり、本当に週3以上必須だったり、真相は分からなかったりするのですが。
あと、空いてる日にシフトを全部入れると休む暇がなくなるので、気をつけましょう。あなた自身が暇人か体力お化けならいいのですが。
3.仕事内容
これは、客層や商材で判断してください。
既に「接客」基準である程度絞ってはいますが、どういう業種か、どういう商材を扱っているかでお客さんの質が変わってきますし、接客がなくても「どういう作業をするのか」はそのバイト先が扱う商品や物によって変わります。例えば、コンビニと百貨店で比べたら分かりやすいと思います。
ただし、実際に働いてみないと分からない所もあるので、ぶっつけ本番でやってみるのもいいと思います。
4.福利厚生
これは、オプションです。
例えば、下宿生でまかないが欲しい場合は、まかない付きの飲食店になると思います。あとは社割ですね。たまに、バイト先の商品を社割で安く買える所があります。
結局のところ、やってみたい仕事をやればいいよ
ここまで、いろいろと書きましたが、そもそもアルバイト未経験だから判断できない、ということもあると思いますので、そういう時は、
とりあえずやってみたいことをやってみましょう。
どんな職種でも、必ず何かしらの経験値が得られます。
最後に
ここまでお金やアルバイトのことを書いてきましたが、最後に、以下の点を心の片隅に。
アルバイトは学業に支障がない範囲でやりましょう。
職場のストレスに耐えられなければ逃げましょう。一番大切なのはあなた自身です。
お金を使ったら「その値段の10倍分」楽しみましょう。そうすれば、自分自身も買ったものも、喜ぶと思います。
それでは、
種銭をうまく使ってよい大学生ライフを!
おまけ
そういえば、第50回A.M.I.コラムでもりやすさんが食べれる草を募集していたので、食べれる草でもプレゼントしようかなと思います。
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