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あの日の自分に送る言葉

「よう10年前の俺、元気か?」
「……」
「だよなあ……。生きた心地のしない出来事多かったもんな。あ、俺? 俺はお前の10年後だ」
「は?」
「嘘じゃねえ。言葉を届けに来た」
「言えよ」
『威張っちゃいけない、ナメられちゃいけない』だ。覚えておけ」
「威張っちゃいないぞ?」
「ナメられてえらい目になってるだろうが。お前は俺だぞ。そういうことだ」

以上、しょうもない小話を枕にしつつ。いや、ブログのノウハウで『過去の自分に云々』とかあるじゃないですか。ど直球で真似てみたわけです。タイムマシンに乗って。久々に良き言葉を見つけたから仕方ないね。

以前どこかのマンガで『侍の本懐とはナメられたら殺す!』などというワードがあったそうですが(侍系パワーワードにするには『チェスト関ヶ原』や『首おいてけ』辺りが強すぎる。島津怖い)、ナメられるとそれが人生について回るそうなので処置としては合点がいくなあと。無論、現代は殺しちゃうとアウトなので、適切な対応が必要なのですけども。

その適切な対応というのが『威張っちゃいけない』の方なのかな、というのが個人の感想。ナメられちゃいけないからといって威張り散らせば、それは相手を萎縮させる圧殺行為なわけで。そうすると落ち目になった時に報復されておしまいですからね。なめ猫だってナメられたら免許取られてハブられるわけですし。

つまり、ナメられた時に如何に毅然として対応するかが軸でして。
『人からよく思われたい』とか考えてそこをなあなあにすると悪い奴等にナメられていじめられる、という訳ですなあ。うん、20年前に知りたかった。

斎藤一人さん、恐るべし。

今日はこれにて。なお、唱え続けて脳に染み込ませるのがいいそうです。頭がそっちの考えに行くとのこと。


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